だいぶ間が空いたおかげか、怒り心頭で見始めたSSでしたが、後半は普通に楽しんでました。
ちびうさがファンタジーの世界へ倒錯してるのが見てて苦しかったんですが、
後半は子供の夢と大人になることがうまく絡んでて面白かったです。
終盤のちびうさの呼びかけは新興宗教っぽくて不気味でしたが。
しかし、セラムンはおばさんに厳しく子供に優しいアニメですな。
セラムンは手に入れられるものを全部持っている、将来も約束されていると最強すぎる。
いくらなんでも極端なんじゃないかなー、とか。
そういえば、セラムンSSってプリキュア5だったんじゃないかなー、と見終わって思いました。
どちらもシリーズ4作目。つーか5の劇場版のタイトル見たらもうセラムンSS狙ってるとしか思えない。5GOGO終わったけど見返してみたい気がしてきました。
個人的にSSで印象的だったのが五十嵐演出回ですね。
5作目のセーラースターズで監督をまかされることもあってか、
亜美ちゃんの回だったり印象に残る回が結構多かったように思います。
終盤で思い出したかのようにヴィーナスにリーダーシップを発揮させたりとか(笑)
中でも印象的だったのがこの回。
156話 夢を見失わないで!真実を映す鏡
この話、実は放送当時見たことがあって、ずっと見たかった話なんですよね。
絵を描いてもらう側の女性の傲慢さがスゲー印象に残ってて、
今回改めて見て色々と目に付いたところがありました。
このシリーズではいつになく鏡が強調されますが、今回は絵。
絵というのは鏡や写真より、他人の中の自分、
というのが強調されているということを主張する話だったのかな、と。
SSはペガサスとちびうさのイチャイチャがメインで、
それじゃセラムンがますます惨めにうつるじゃないかと思ってたんだけど、
この回でセラムンとちびうさの関係が描かれて最後の流れを強固にする伏線になってて良かった。
いきなりセラムンが私やっちゃうよ~と張り切るんじゃなくて、
ペガサス同様にちびうさが大事なんだ、と感情に揺さぶりをかけてるのが良いよなぁ、と。
絵と鏡の関係はよくわからないなぁ。
アニメでは鏡の演出って特に好まれているっていう印象を受けるんだけど、
何か関係があったりするんだろうか。
しかし、話的にはこの絵が重要だったはずなのに、上の絵の印象しか覚えてなかったなぁ。
真実よりそれを脚色されたものの方がやっぱインパクト強かったのかなぁ、とか憶測してみたり。
まあ、どうでもいい話ですが。
あと気になった話とか。
150話 アマゾネス!!鏡の裏から来た悪夢
脚本:榎戸洋司
演出:幾原邦彦
作画監督:安藤正浩
原画:安藤正浩 小倉陳利 宮本英子 石浜真史 山浦 明
動画:菅野由美子 斉藤健治 小川完 川端栄朗
新しい敵の登場回。手下を呼ぶときの広角レイアウトとか、
今までの敵と違いや巨大感みたいのを出そうとしてて気になった。
影がメタモルフォーゼして実体化する辺りのエフェクトも目を引くんですが、
一番驚いたのがその後の極端なタメツメのタイミング。
敵が鏡を食べる辺りとかのタメかたとかセラムンでは珍しい動かし方。
金田系作画をする方は結構いましたが、この回はいつに無くガチャガチャ動かす。
その後のちびうさが敵の口の中に入って鏡を取ろうとする辺りも個人的に目を引きました。
ジャンプするまでの予備動作とか手を伸ばしたときのパースのつけ方だとかケレン味がある。
5話でも面白い作画する方がいるなぁ、と思ったので、たぶん石浜さんを除くどなたかかな。
小倉さんかなぁ、と思ったんだけど、こういうことする方とも思えないし・・・。どうなんだろ。
そういえば動画で小川完さん。
こういう回で見ると、この回の原画の方に触発されてたりするのかなぁ、とか憶測しちゃいます。
他には伊藤作監回かなぁ。崩してる回がやはり良い感じ。
キャラ表に準じてる?作監回もかわいくていいんだけど、
常時緊張しちゃうから崩しが入ったほうが楽しい。
見てて堀口悠紀子さん思い出した。
あと久々の香川作監回のまこちゃんが良かった。香川さんのまこちゃんが一番いい。
というかどの作監さんの回も良いので、毎回味わって見れるのがいいなぁ、と。
SSは見てて頭がクラクラするタイプだったので、
もう少し考えをまとめてもう1回ぐらい感想書こうかなと思います。
●セーラースターズ
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ついに最終章。主題歌も変わる。
ムーンライト伝説じゃないセラムンOPなんて!と思ったけど意外にいい曲だしOPもいい。
曲を変えて今までのシリーズを伝説として過去のものと扱ってるのには好感が持てる。
終わらせる気まんまんなトコが。セラムンも嫌われるために羽背負ってるんだろなぁ(笑)
破片が舞ってる辺り庵野さんっぽいエフェクト。誰なんだろ。伊藤さんなのかなぁ?
天使が舞うトコは森久司さんらしいんだけど、全然わからない。
個人的にキャラの芝居が結構好き。亜美ちゃんが本で顔隠してる辺りが特に好き。
『スターズ』って名称はなんかオタクに向けたタイトルっぽくて個人的に微妙なんだよな。
最後だからアイドルなキャラクターたちを楽しんでくれー的なタイトルに見える。
そんな中でアイドルになろうとしてるヴィーナスを描いてるのがなぁ、と。
結局皆が一種のアイドルとして扱われているのに、その中でアイドル目指させるって・・・、と。
しかもオタに人気があったのって亜美ちゃんだし、子供に人気だったのはセラムンでしょ?
それなのにアイドル目指させるって道化を演じさせてるようにも見える。
SSのボスと同じなんじゃないかなぁ、と。
ヴィーナスがキレてセラムンと闘うのが一番自然なんじゃないかと思えてならない。