京アニ新作。
今作の発表についての流れについては引っかかる点がいくつかあるけど、まあどうでもいい話。
今までがどちらかと言えば男性向けの美少女モノをやっていた京アニが、
筋肉強調のイケメン男子アニメ、つまりは女性向け作品を作るその新鮮さ、狡猾さに震える。
しかしFree!見てるとある意味原点回帰的というか京アニ的な絵柄なのかなと思う。
西屋さんがやってるから氷菓の延長であるのは間違いないんだけど、
筋肉というか体のラインの切り取り方が特徴的かなぁと。
丸みを帯びているというよりは角ばった印象を受けるというか痛そう。
http://yaplog.jp/lucyman/image/1950/4133
京アニの元々の絵柄が濃い親父とか堀が深いものでしたし(中二病1話で復活気味だった)、
リンクで上げたように拳の切り取り方もユニーク。
今回の筋肉の描き方もこうしたものの延長線上にあるのかなと思います。
アバン、OP、本編冒頭と繰り返し手を伸ばして引き上げるとこが強調されるけど、
妄想を掻き立てるためのサービス以外に、キャラクター間の関係以外に、
遥を水中から引き上げることについての意味合いとかに繋がってくるのかなー、
なんて思ってみたり。
アバンだと水と存在を認め合う!っていうところでも手を繋いでるし、何かしらはあるんだろか。
水中の4人とそれ以外の1人。
Free!は5人で大会を勝ち上がるとか熱血タイプの話になるのかなと漠然と思ってたけど、
あくまで5人の関係性を重要視していくのかなと。
CMで見たイメージとはまたちょっと違っていて新鮮な1話でした。
CMは水泳っていうテーマの新鮮さと映像のクリーンさを味わいつつも、
結局イケメンっていいよね、ぐらいのテーマしか無かった気がするので。
しかし1話から体見せつけたりとか、
やや女言葉っぽい男子とか水着でエプロンつけちゃうとか、
泳げることに関して目を潤ませるとかキャッチーな演出が多くて、
やっぱそういう層にアピールしまくる作品なんだなーとそのわかりやすさに驚かされる。
まあ見たまんまなんだけど、やっぱり今までがコッチよりだったので、
ソッチよりに躊躇いなく入っちゃうその振り切り方に笑うしかないというか。
今作は青さっていうのが引き立っててそこに目を奪われるんですが、
対して紅一点、じゃないけどメインの女性キャラが紅い髪っていうのは、
やっぱ対比としてやってるのかな感が。
兄妹繋がりでもあるし、男女対比でもあるのかな、と。
ということはつまり遥は攻め、ということになるのだろうか。
まあとりあえず作品のテーマとなる青さを起点にした色彩が落ちついてるしカッコイイなと。
氷菓のシックな高級感とは違った爽やかなイメージがやっぱいいのかな。
どちらがカッコよく服脱げるか対決か。
服を脱ぐ動作からスカッと服を投げ捨てるのがカッコイイですね。
特に遥の服を後方に投げるのを画面外の動作で見せていてカッコイイですね。
凛が割と激しいアクションやポーズを取ってるんで、その対比としてもスマートグッと来る感じ。
ゴーグルのオバケや手の強調。
スピード感のあるシーンでのアクションの遊びが楽しいです。
やっぱカッコイイとオールオッケーな感じになりますね。
この辺は京都の動かし方って感じだったけど、どうなんだろう。
水中とかやっぱり青さっていうのが目につくので、
こういうシーンの明るさが温かみに溢れたシーンのように映ります。
凛が冷たい人間になっていたっていうことへの暗さ、
場面転換として極端な明るさっていうのをやりたかったのかな、とも。
内海監督が今まで白昼夢というか、
夢の中の出来事っていうのをよく演出されてたんでセルフツッコミ的なシーンでもあったのかな。
そういえば氷菓でも心霊現象的な回やってたし、あの回が筋肉の始まりでもあったような。
氷菓 7話 を語る
しかし筋肉のシルエット的が変身ヒーロー的な感じに見えちゃうな。
ちょっと肩を強調するような感じというか。
脚本:横谷昌宏
絵コンテ/演出:内海絃子
作画監督:西屋太志
何気に絵コンテ/演出みたいな表記ってそんなになかったような?
とりあえず内海監督作ということで始まりましたね。
もう3話までやってるという衝撃。
1話を見る限りだと見るのにあまり苦にならなそうな感じ。
媚びてる感じ全開ですけど、アップ多めかなって感じでしたけど、
合間のかっこ良さや青を基準にした画面の移り変わりとか、
そういうのが新鮮だったのでやっぱ楽しいですね。
2話以降も見るのが楽しみです。
そういえば中二病、劇場版になるんでしたね。
タイトルがかっこ良すぎるんでそれだけでワクワクさせられます。