イリス先輩の謀略。
この空間の部外者が古典部、
と考えるとこれもイリス先輩との部活なのかなとか思う。
まあ千反田との改まった話し合いもお茶してたし、その対比なのかもなとか。
正直、君は特別だ、
程度で舞い上がってしまうキャラクターの話とかなんだかなぁ、とは思う。
女の子、かっこいい先輩にそんなことを言われたらっていうことなのかもしれないが、
折木の心情もその程度のことで揺れてしまうのか、という風にしか思えなかったな。
まあこれはどうでもいい話。
折木のナメでイリス先輩を見せてるショット、
徐々に距離感を変えてきていたりとかしてて、
今回はそういう連続で寄っていくようなシーンが印象深かった感じ。
主にイリス先輩絡みのシーンだけど。
鏡面の自分。
折木が決断した時、鏡面の自分は消えている。
それは自分を見失った瞬間なのかなとか。
イリス先輩の中にいる折木、
千反田える以外の瞳に入る折木、
と古典部の外の存在にその身を奪われていく感じ、
っていうのが古典部の外の話をやるのかなという雰囲気を出しつつ、
それが折木の失敗に繋がっていく事を考えると、
古典部という場を考えることが第一になるけど、
今のところそこにはあんま興味が持てない感じ。
あるとすれば、イリス先輩はどの程度折木に興味があるのかという点。
里志の暗さが際立つけど光の中を歩いているのは里志だという。
里志の中のものと歩む道はまた別のものだということかもなーとか。
この嫉妬がどう引っ張られるのかはちょっと気になる。
そういえばここも1話と同じ通りか。
同じ道を歩んできたはずなのに、っていうのがあるのかなぁ、とか。
イリス先輩は座り方を意識しているっぽいのが気になる。
お茶してるところでも正座してる足を直したりしていたし、
その姿勢のあり方が引っかかりなのかなと。
その姿勢を取ろうとするところ、のが近い気がするけどどうでもいい話かな。
画面のアスペクト比をこうして作り出して、
そこから映像の世界に落としこんでいく推理とかも面白かったかな。
決して映されることのなかった入り口へと回りこんでいくカメラが印象的。
この辺の寄り方とか。
後ろの空間を開けて、後ろ髪を引かれる感じで、
それを振り払うように言葉を重ねていく折木を連続ポン寄り。
アップに持って行く事でその不安感を払っていこうとする感じが、
折木の内面と視聴者への今後の伏線を匂わすことを兼ねているような感じがいいなと。
サボテン。
花が置かれてないだけマシな感じなのかなとか。
折木へのカウンターが決まる引きが気になる感じ。
千反田たちがいない間の折木の落ち度。
結局、古典部というものが、千反田が折木にとってどういうキャラなのか、
っていうのを再認させるような感じになるのかな。
伊原との距離感のがこそばゆい感じはするかなぁ、とか。
脚本:賀東招二
絵コンテ・演出:坂本一也
作画監督:高橋博行
坂本回。冒頭の折木の辺りとか目立ってたかなと。
なんというか、ここまでキャラクターを見立てて見てると、
少し億劫な感じになるかなと。
タロットとか前回の血の演出の差異とかまだ姿を見せない脚本家とかエバ先輩とか、
まだ触れてないところもあるし、その辺が気になる感じかな。
しかしいつものEDで原画クレジットにスペース開いてるとレアな感じするな。
助っ人的な感じだったのだろうか。
演出陣、作監陣も人増えてきてるしこの辺の動向も気になるかな。