流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 2017/10/14 を語る

2017-10-14 19:27:50 | ■ufotable
●劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]I.presage flower」
見てきました。
Fateアニメラッシュが続きますがその中でも注目度の高い作品であり、
原作もプレイしていたので楽しみな作品でした。
以下ネタバレ感想。


最初は桜と士郎が出会う以前の話、
士郎がケガで弓道部の試合に出られず桜が士郎家に訪ねてくるところから始まって、
いつになったらアーチャーの召喚が始まるのかなと思ったら始まりもせず、
普段であれば行われるであろう序盤の話をかなり削っていて驚かされました。
ファン向けの映画だとは思っていましたが、まさか導入すら削るとは思ってもみなかったので。
その分、中学時代の桜の姿や、
家事全般が士郎仕込みだという付き合いの長さを描いていて、
今まで影に隠れていた桜の存在を一気に引き上げて描いているのが面白かったです。
桜の入学式の記念写真でタイガーが黒いスーツ着ていたり新鮮な部分もあり。
リボンをしきりに触る桜にグッときたりとか。
桜と士郎の関係の深さについて描いていて、桜ルートなんだなという感が強かったです。
またランサーの襲撃までが完全に士郎視点で進むため、
聖杯戦争に巻き込まれたというニュアンスが強く、
原作やそれに類する作品に全く触れていないと訳が分からない導入であったとも。

そういえば引きの絵で鉄塔適当に描いてる感あるなと思ったら、
アップで鉄塔ちゃんと描いてます、みたいなカットが挟まれるのは思わず笑ってしまったな。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works]:アニメ雑記 10/12 を語る
桜とのやり取りはUBWでもありましたが、
そのシーンを意識されていると思われるシーンもあったりで、
やはり同じ会社で作るとまた違ってくるところが面白いかなと。
しかしUBWやってたのもうちょうど3年前ですか。
随分待ったなという感じですね。

OPでUBWの映像を使いまわしつつセイバーの召喚、言峰に会う直前まで進みますが、
セイバーがしゃべるまでも間が長くて目を引かれましたね。
イリヤに前回の戦いについて問われても答えないなど、
セイバー自身の士郎との出会い、
再び冬木にきたことに対する思うところに触れられてる感じ。
桜から始まった作品ですが、この辺りからセイバー色が若干強くなりますね。
バーサーカー戦は恐らく阿部望さんかな。
セイバーの初戦は開幕という意味合いにになるためか派手目な阿部さんに振られてる感。
バーサーカー戦で士郎がセイバーをかばうところで内臓出ちゃってますけど、
これも劇場版ゆえの描写ですかね。
回復力の描写なのかやたら士郎の腹筋を見せてくるのはサービスシーンだったのかしら。
アヴァロンの存在を示唆する描写など後につながる見せ方だったのかなと思います。

ライダー戦はCMで度々見かけますが、あそこからの一撃で終わるのが意外で。
セイバーは強い、というのを印象付ける意味でもインパクトのあるシーンでした。
教会に美綴を送り届けた辺りで士郎が前回のマスターである切嗣の過去を知るシーンは、
セイバー、言峰のそれぞれの語りとZEROのBGMが使われているのが印象的でした。
正義の味方とはかけ離れた切嗣の存在についてセイバーが語るのも、
冒頭と同じく教会の前で黙するセイバーと合わせて印象深い。
切嗣という縁を挟んだ2人のやり取りと朝日が印象的なシーンになっていて、
桜ルートと言えども、セイバーも大事にされている印象が強かったです。
BGMがZEROのものなのは梶浦由記さんが音楽担当をされているからでしょうが、
ZEROから直接続編の線を引くなら今作ではないか、という予感を含ませる意図もあったのかなと。
セイバーが聖杯を見たときに思わず私の聖杯と口走ってしまうところなんかを見てもそう感じます。

個人的に実はキャスターが結構好きなんで、
普段着からキャスター姿へ変わるのとかそういう変化があるのが結構好みだったり。
先生との夫婦感も好きなんで、そういうのに私服姿なんかで見せられる感じが好印象という感じ。
2人のやり取りは既にアサシンによって先生が瀕死のときのものしか見れませんが、
ルールブレイカーの効果を含め、原作既読者には意図がわかるところのやり取りが面白いなと。
つか小次郎のやられ方、原作の時も思いましたが悲惨というほかないですね。

士郎が桜から慎二の様子をうかがおうとするところで冷蔵庫の磁石をパチパチ手いじりしたりとか、
そういう細かい心理描写を入れてくるのがちょっと意外な感じがしたかな。
手の描写っていうのが今作では結構引っかかるところだったのかもしれない。
士郎の腕を掴む桜の手とか、士郎と桜が手を握り合ったりとか、セイバーとの握手とか。
桜がリボンをいじる仕草なんかもそうかな。

聖杯戦争と冬木の町での騒ぎがリンクしているのかどうなのか、
それをどうするべきなのか、具体的な方策が出る前に士郎と凜の夜回りが始まってる気がして、
士郎が何をどうしたいのかが明確にならないまま、
桜を家にかくまうことが明確にどういうことを指すか曖昧にしたまま話が進むように思えたので、
果たして何がやりたいのかと、この辺の描写から思えてしまう。
原作でのセイバーとのやり取りなどを思い浮かべてもうーんとなる。
夜、士郎の帰りが遅いことに桜が腹を立てますが、
なぜ士郎/セイバーがその行動を取っているのか曖昧な分、
桜の言うことがもっとも過ぎてならないという気がしたな。

最後に士郎がセイバーを失って桜にただいまを告げますが、
それは正しく桜のいる日常に変えることと同義なはず。
そして正義の味方にどうやってなればいいのかという苦悩も何となくはわかる。
ただ果たしてセイバーと共に戦っていたシーンは正義の味方になるための話だったのか、
と思うとそれは明確ではなかったように思う。
教会のシーンでマスターになって戦うと宣言したこと、
セイバーとのやり取りが全てで、町で起きている騒ぎに対してどこまで敏感だったのか、
桜のことはどう思っていたのか、そもそもなぜ桜の元へ帰るような幕の引き方なのか、
など物語が明確でない印象が強く、
イベントを羅列しただけの映像になっていないか、という危機感みたいなものがあったかなと。
まだ導入の物語なので真に迫ることは難しいのかもしれませんが、
それにしても、と思わないこともないというか。
アクションもそれを吹き飛ばすために高カロリーなことをされているのかなという気さえしてくる。
ライダーのアクションは鎖の振り回し方にリアリティがあって良かったかな。

真アサシンや間桐臓硯に謎の影と、
このルートでしか見れないキャラクターの味は十分出ていたと思うので、その点も良かったかなと。
他にも色々思うところはあった気がしますがとりあえずこんなところで。

2章、3章と続いていくようですが、シリーズがどういう形になっていくのか楽しみです。
個人的に一番楽しみにしているのがギルガメッシュのシーンなので、
次回そこがどう描かれるのか楽しみです。


Fate/Zeroとか を語る

2011-10-22 09:16:31 | ■ufotable
新番一発目。



OP。荒川アンダーザブリッジやりたかったのかなとかチラッと思ってみたり。
今期だとシャナなんかも橋が重要ポイントだったような流れのようにシリーズ見てて思ったけど、
伝奇系の作品ではその辺が重要視されてるのかなとか。
そういえばシャナ1期やってるころにFateのTVシリーズが始まったんだっけ。





セイバーのアクションとかインパクトありますねぇ。
鎧纏う辺りで振り回してる剣先とかアサシンとのバトルとか。
アサシンとのシーンでは接触のインパクトをあまり強調せず、
ちょっと早まわしに見える剣の軌跡のエフェクトで見せて、
動きの強調いうかそういうのを派手にしたいのかなっていうのを見てて思ったり。
リアリティより動きの軌跡を強調する辺りはちょっとゲーム的アクションな感じもするかなぁ、と。
OP最後の方の回転しながらの斬撃なんかは振りかぶってからまっすぐ振り下ろさずに、
左側から切りつけるような格好になっててこういう左右に揺らすようなアクションは、
動きを大きく見せるアニメ的な感じだなぁという印象が強かったり。
今回のOPはコンテ4人で面食らったけど、
それぞれがどういう掛け持ちになってるのかちょっと興味あるかな。
セイバーをメインに回転がちょっと気になる感じ。



2話。
やっぱセイバー好きなんで自ずと見るポイントがセイバー寄りになるな。
この前後はイリヤのパタついた動きが引っかかるとかもあったんだけど、
個人的にはあまり前に出過ぎないセイバーの立ち位置が引っかかったな。

このシーンは召還時の話、
セイバーが召還されたときに切嗣たちが感じた憤りとセイバーの感情のすれ違いを語ってて、
紅茶の変化だったりでそういうのを印象付けたりしているけど、
最後にセイバーが自分の考えや意思を快く思っていない2人を肯定する、
っていう流れが歪ながらどこか美しく感じられたかなーと。

セイバーが窓を見てるカットは同ポで2回あるけど、
最初は切嗣というマスターを見ている。
2度目はその後ろのアイリスに意識を向けている。
アイリスを通じてマスターと同じような考えで動いてるということを伝えようとしてるのが、
セイバーの中のどういう感情なのかっていうのが個人的には引っかかる感じ。
アイリスのなんとも言えない表情もそれを物語ってるように思えるけど、
先ほどまでアイリスの後ろだったり、考えを述べるとこでを引きの構図にさせられていたり、
どうもしっくりこない構図が多かっただけに、
正面中央から真っ直ぐに語るセイバーの姿はその言葉に嘘偽りを感じさせないものがあって、
そう思える厳格さにやっぱ痺れちゃうかなー。
そしてやっぱり理想の大きさは2人の方が大きいだろうという、
その控えめな存在感がアイリスを立てているようで、
その紳士さにも目が行くかなーというか。

しかしこの作品ではイマイチこの組が主人公っていう感じはしないかな。
あくまで七組のパーティの一組って感じで作品のテーマが主人公たちの中にない感じ。
こういうとこはやっぱ作品自体をドライに感じちゃう部分かもなとか。



3話。
ここのセイバーの「止めてください」っていう台詞はちょっと引っかかるかな。
その前までのちょっと強気な言葉遣いとはまた違った感じのニュアンスの発音。
アイリスフィール向ける従者としての硬い言葉から、
その外に向ける人間に向ける言葉の第一声としてのインパクト。
そして丁寧な言葉遣い。
ここはアイリスフィールへ向ける感情がこの言葉を言わせたんだろうけど、
この運転手とセイバーとの距離感というのも、
マスター以外にどう接するのかというセイバーへの疑問への解答にもなってて、
その他人行儀なところには王としての姿とかそういうものがない女の子としての姿があるように思えて、
そういうギャップにはちょっとグッとくるものがあったかなぁと。
しかしやっぱりそこには、アイリスに向ける優しさがある。
そしてそこには女の子として見える側面がある。
アイリスは紳士だったというけれど、女の子と町を歩く楽しさっていうのも、
またあったのかなーとかどうでもいいことを色々考えちゃったかなーと。
こうやってアイリスに付き添う姿は他のサーヴァントとの対比でもあったりするのかな。

話も楽しみだし、これからも楽しんで見れそうなので期待してます。
次回はバトルも本格化していくみたいですし。
蟲のお兄ちゃんの活躍とかそれぞれの組のやりとりも楽しいので、
そういうのも追いつつ見れていけたらいいかな。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート 11話 を語る

2007-03-19 02:05:58 | ■ufotable
さて、今回は前半がみかんの回想による学園祭準備。



学園祭ができたのは主にまなびのおかげ。みかんがまなびに問いかけるようなシーンもある。だけど、それにしてはみかんからの視点のまなびは特別な位置にいないのが、ちょっと疑問。みかんの中のまなびはもっと違う視点だと思うので違和感が。みかんがまなびとの間に距離感を感じてるようなカットですが、まなびのもってるインパクトが薄れてしまってて、結局まなびという存在がどういうものかをはぐらかされた気がします。今回はキャラクター間の距離や文化祭への距離感のようなものを意識せずにはいられなかったかも。キャラ立てが不十分というか。キャラクターメインの作品でキャラの魅力を抜いたら・・・。



作画なんかはライブシーンや階段を駆け上がるところとかよくやってるなぁ、と思います。階段は直前のカットのみかんの手振りなど、手関係が結構意識される。これは初期からですが。この辺りは小船井充さんor小島大和さん辺りでしょうか。



そしてライブシーン。このライブシーンはある意味新時代アニメーターの激突かと妄想(笑)
ライブパート  原画:竹内哲也  第2原画:藪野浩二 櫻井親良
ゆらゆらしてるなー、と思ったら竹内さんで吹いた(笑)
ノイタミナではなくコッチにきましたかー。竹内演奏が見れてうれしいです。2原が藪野さん、櫻井さんっていいなぁ。キャラデザやってるギガンティック・フォーミュラまで見ないと思ってたんだけど。わざわざ別クレ表示とはファンに優しいですね。竹内さんはまなびが花火に振り向く辺りもやってそうな気がします。レイアウトなどまなびの面白いところもきちんと入ってるのも好印象。
記憶に新しいハルヒのライブは平野綾の熱唱とロトスコを駆使したパワフルな映像で視聴者を圧倒したけど、まなびは逆にノリを意識してかそういった力強さなんかは感じ取れなかったな。なんかしまりのない演出だったようにも思えますし。例えるならあっちは豪速球、こっちは変化球って感じ。ゆらゆらだし。ただ学園祭という祭りのテンションとしては面白いライブだったと思う。



全体の演奏シーンを入れたりと凝ってるカットが多い。各自の演奏をピックアップするだけじゃなくて、バンド全体の演奏を見せようとしてるところに好感が持てます。勿論それだけではなく、楽器アップの演奏とかも入れてきてる辺りが小気味良くて面白いです。アップは例にならってロトスコだったりするんだろうか。そんでまなびでよく見る広角カットなどを入れてきてる。バンドの中で自分達のカラーをしっかり出そうとしてる制作側の心意気を感じます。竹内さんは作画頑張ってる。



まなびの伸び縮みする動きやモブの動きが良い。体全体のアクションも目を引くところ。特にココは奥の子がジャンプするカット→まなびもジャンプしてる、という繋ぎ方が面白い。あとモブは違和感があったハルヒに比べると好印象。リズムの取り方などがいい。派手ではないけど小気味良いというか。スライムがプルプルしてるようにも見えなくは無いけど(笑)

しかし、このアニメ、良くも悪くも話題だけを提供して作品自体はインパクトに欠けるものになってしまってる気がするなぁ。丁寧に作ってあるし、キャラクターの芝居や心理の演出とか良かったと思うけど、上手くたたもうとして結果的にパンチが弱くなってしまってるような。
バンドメンバーもどこから出てきたんだよとか、結構引っかかるところもあり、まなびという作品に距離感を感じずにはいられなかったかなぁ。あくまで学園祭は生徒達のものと位置づけたかったのかもしれないけど、メインキャラをもっと立ててほしかったように思う。まなびも良く悪くも普通の生徒になってる。それが良かったかどうかは各自の判断かな?ぶっ飛んだ演出があれば乗り切れたのかもしれないけど・・・、どうなの?上でキャラ立てとか言っちゃったけど、ライブでまなび目立ってるんですよね。ただ、それがキャラクターにかかってきてない気がするんですよね。そこも勿体無いような。花火とか作品の中でよく使われるものを象徴のように扱ってるのは細かくていいと思いますけど。ぶっちゃけライブに目がいって他まで目がいかなかった。視野の狭さを意識させられますぜ。次回最終回。どう締めるのか楽しみ。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート 10話 を語る

2007-03-12 01:36:18 | ■ufotable


前半の大時計。
泣けてくるところなのに笑えるてくる。それがまなび式。そして大時計爆発。
いきなりの超展開をごり押ししてくるユーフォーテーブルが大好きです。
大時計は爆破された以外、特に目立たなかったなぁ。芽衣たち生徒達の学園への思い出や当たり前の風景が壊れていく不安感みたいのをうまく演出できてたと思う。それが後半にあまりつながってない気がしてちょっと残念かなー、なんて思ったり。もっと大時計を絡めてくると思ったんですが。古い物ということで旧学生寮を出す伏線だったのかもしれんけど。

Bパートの学生寮。掃除から始まる友情があるって感じかなー。割と身近だけどみんなあまり考えないところから攻めてくるなー。掃除なんてめんどくさいけど、みんなで一緒にやれば楽しい。一番学校生活で身近な共同作業。そこを押してくるとは。かなり考えてると思う。学生運動を絡ませてくるのは学校が持ってる各世代の認識や思い出を今の学生と対比させたいんだと思う。私自身学生運動についての知識があまり無いのでこの辺りはなんとも言えないけども、何かしら言いたい事があるんだろうなぁ。大時計のように古い物へのリスペクト、懐古的なところなんかも上手く押さえていたんじゃないかと思う。『まなび』はスタッフの懐古的な臭いがちょっとしてくるような気がします。まあ、学校って場所は特殊だしなぁ。世代間の受け取り方が違うのはしょうがないかなぁ。まなびはその辺を一まとめにしようとしてると思ってる。世代格差を無くして、『学校は○○だ!』という感じで統一させようとしてる気がする。または世代に共通することを浮き彫りにすることで学校という特別な場所がどういう場所なのか、それを示したいのかもしれない。
そして無事に70%以上の署名を獲得。さて、残りの話数は普通に考えれば学園祭準備、本番と進むと思うのですが、例のネタバレを考えると何か波がくるのでしょうか。その辺ユーフォーサプライズが炸裂するのかどうかちょっと楽しみ。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート 9話 を語る

2007-03-05 02:05:23 | ■ufotable
以前リズムがどうこう言ったけど、SEの使い方がいいんだろうなぁ、このアニメ。何を今更って感じですが、SEの印象って大事だと思うんですよね。時間制限の文字が入るトコとか、園長の回想に入るトコとか、結構凝ってると思うんですよ。『コーン』という滑ったときに使うSEとか。今回はその辺今までより拘っていたように思えます。作画だけではなく、音も重要ですよね。PC関連も未来的なSEがなんかオシャレとか言ってみる(笑)

Aパートのキャラクター間の距離が離れていくような描写がちょっと苦しくなります。あれだけ頑張ったのに、っていう。Aパート最後のみかんとか、まなびの距離から随分離れてしまったなぁ、と感じます。Bパートはまなびオンリーの署名運動でますます苦しかったですが、桃葉のビデオで急展開。今度はアレだけやってたんだ、まだ頑張れる!と奮起する生徒会面々。まなびが以前生徒会室でカメラを見つけたのはコレの伏線と思って良いのかしら?フタコイでもこういった映像手法は使われてましたね。次回予告とか確かそんな感じだったような。これを見た芽衣たちが生徒会室へ走り出すとこ丁寧でよかったです。印象付けとして良かったかと。そこから最後まではまっすぐGO!で良かった。BGMの引きも良くていいところで落ち着きました。次回も楽しみです。


まなびストレートはいつものufoアニメ を語る

2007-02-27 16:23:47 | ■ufotable
『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』あなたはどう思いますか?

いつものufoのアニメだと思います(笑)

並べてみると結構ありますね。
エヴァ的なノリやかみちゅ的なところは意識してたけど、案外引っ張ってこれるもんだなぁ。
エヴァは高橋タクロヲさん繋がりで問題視してなかったけど。
ついでに4話の芽衣の後姿は劇場版エヴァのミサトさんそのまんまだと思います。
あと9話のラストの時間制限は『まほろまてぃっく』とも言えるような。
電柱だったら『lain』とかもそうかと。

そもそもufoはフタコイの時を見てもプロメシュームのパロとか今石さんみたいな作画とか、
色々やっちゃってるなぁというところがあったと思うんで、ただのネタとしか思えないかなぁ。
以前からあったからいつもどおりだからいいというのも苦しい気がしますけど。

そもそも『まなび』はキャラデザから『かみちゅ』意識してたり、
平野綾繋がりのネタをやったり、エヴァネタやったりはあからさま過ぎてネタとしか思えません。
コレでGOサインが出てやってるなら、やっぱり狙ってるんだと思います。
大月Pもいますし、かみちゅ関係以外はそんなに騒ぎ立てることもないかなぁ、と。
まあ、平尾隆之さんの演出家としての腕を疑問視するならアリだとは思いますが。
うーん・・・、確かに構図をそのまま引っ張ってきる(のか?)のは問題だと思いますけど、どうなの?
レイアウトは高橋タクロヲさんですが、あの方は元ガイナですしねぇ。
ひぐらしとかどうなんだろう?
まあ、フタコイもやってた某人繋がりでやったと言えばありそうな?
これを指摘してたらサーカス調なとこも指摘しないとおかしい気もします。
というか全てのカットを疑問視しないといけなくなるような・・・。
フタコイと同じようなノリだと思うんだけどなぁ。
『祭り』がufoのキーワードだと思ってるので、それを目指した引用とも思えます。

とりあえず情報募集のところで思い当たるところ?を並べてみる。
クレジットの見せ方は『東京ゴッドファーザーズ』の方が先だったかと。劇場アニメですが。
あとひまわりだったら『AIRのOP』とか『SHUFFLE』とか?
影の行進は新房繋がりで『ぱにぽにだっしゅ』の1話の枕元に立ってやる~、のところ?
みかんは・・・、おねがい☆ツインズとか?R.O.DのEDとか?
信号は最近なんかのインタビュー記事で読んだ気がするんですが、思い出せません。

どれも当てはまるようで当てはまらない気が。
しかし、自分は引き出し少ないなぁ。

脊髄反射な文章なんで参考にならないかもしれませんが、
まあ、話半分ということで。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 8話 を語る

2007-02-26 18:19:05 | ■ufotable
いきなり文化祭中止のお知らせ。
そんで安保闘争みたいなノリの生徒会。
愛洸学園の理事長とお兄ちゃんが付き合ってる~、というのは意外。ただ、アレだけ頑なな感じだった理事長が兄の話を聞いただけで少し方向転換したような描写を混ぜたのはちょっと勿体無かったかなぁ。むしろそこをまなび節でもぎ取ってもらいたかったようにも思う。まあ、結果的にはまなびの熱意で突破できたわけなんで特に問題ないですが。

なんだろうなぁ、今回は湿っぽかったせいなのか、それともまなび節が炸裂しなかったからか、それとも予想より鬱展開にならなかったせいか、ちょっと拍子抜けしてしまいました。リズムカルな演出やオサレレイアウトは見られるんですけどねぇ。やることが意外性を含まないで淡々と進行していたような気がします。今までのテンションだと、オチなどで何かしらのプラスの方向へ働いていたと思うんだけど、この話はまなびが何をやってもマイナスの方に向かっていってしまってるところが今までのノリと違ってるからちょっと落ちるような印象があるんだろうなぁ。ここからどうまなびたちが巻き返すか気になります。生徒達の意思をどう変えるか、これがまなび本来のテーマであるとも思えますし。生徒会の結束など色々ありましたが、結局今日の学校生活を語る上で生徒同士がどうしたら結束できるか、学校を盛り上げられるかというのを提示できるかどうかが『まなび』の焦点であると思ってるので、そこをどう突破するのか、というのが気になります。

どうでもいいけど最後に時間制限を設けるあたりがufo臭い感じがして好き。
時間制限による緊迫感が生まれるかどうかはわからんけど。

がくえんゆーとぴあ まなびストレート 7話 を語る

2007-02-19 01:59:49 | ■ufotable
アバンからエヴァの臭いを感じました。私の場合、恥ずかしい話ですが超演出=エヴァという短絡思考なんで。電柱とかのカットが出るとどうしてもねぇ。夏だし。Bパートの冒頭も意識してやってるとしか思えない。今回OPのクレジットが消えたりしてたんで、ちょっとビックリ。クレジットで遊びたいのかなぁ。スプレーの処理もいつもと違ってましたね。その内スタッフ表示させないOPとかやりそうな感じがする。

話はAパートが夏休み最終日とみかんの話でBパートがタカちゃんの話という感じかな。泣いてる人がいたらみんな騒ぐのやめるっていう空気の流れがちょっと面白い。Aパートはイマイチやりたいことが見えづらい感じがしたけど、今までの話から考えると孤独だったみかんの幸せというかをやりたかったのかな。最近みかんが絡む話が多かったからなぁ。Bパートは先の展開を楽しみにさせてくれる伏線が目に付いて、次回が待ち遠しくなりました。プロモにあった廃墟の映像が気になってきます。どうやって入れるんだろう、アレ。
あと、モモがネタキャラだということがよくわかった(笑)



Aパートの広角っぽいカットでまなびたちが暴走するところなんかは面白いですね。まなびは全体的に安定してるのは勿論ですが、演出や構図が面白いのでそれだけでも十分楽しめます。セルで机なんかも描いてるっぽいし凝ってるなぁと思います。Aパートはみかんの走ってることの使いまわしとかうまく使ってますね。Bパートのゆっくりになるっていく時間の流れとか面白かった。音響や画面も異空間に入った感じがして面白い。それと最後の花火。以前の花火サーカスといい、花火使うところは力入れてる感じ。この楽しい瞬間、長い目で見れば短い学生生活の煌きとかけてるのか~、といつもの妄想が(笑)
作品を楽しく見る上で妄想は必要なものだよなぁ、と思います。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート 6話 を語る

2007-02-12 02:31:34 | ■ufotable
むっちーとみかんの友情物語~。やっぱこの物語はみかんをメインに据えてるんだなぁ。
前回のように友情を深め合う形式ではなく、今までの絆を確認させる形か。
前回の芽衣との対比とかも考えてるんでしょうか。
ただ、今回はインパクトが弱かった。その代わりエロいカットが多かった(笑)
今回のテストのとことか見てると、
将来を見据えるより学園生活を如何に楽しむかが主に取り上げられていることがわかる感じ。



やっぱ時間というか、月日の流れを意識してるんだなーと思う。頻繁に日付なんかを確認させたり。それによって曖昧にさせられてることもあるけど、今のところ成功してると思う。レイアウトに困ったらカレンダーなんて話を聞くけど、これの場合カレンダーを意識的に使ってるオサレ具合が面白いかなぁ。カレンダーを使うからレイアウトに入れてるんだぜ的な。考えすぎか(笑)
コンテで指定されてるんだろうし。



ちょっと気になったカットがちらほら。カラオケの当たりの広角や手すりを手で触っていくとことか。ここらへん良かったです。カラオケは手前のもっちーの動きや広角が特に目立ってましたね。後者は丁寧なところは勿論なんですが、何気ないことですが自分もやったりしたことあるんで共感を覚えます。親しみやすい描写ってのはキャラクターとの共感が得られやすい気がするので好きですね。カラオケシーンはやっぱこういうの持ってきたかぁ、と思いながら楽しんで見れました。変わったカットっていうのは、そこが堪らなくツボになることがある。それがアニメの面白いところのひとつかな、と。
この辺りは別クレジットになってる2人なんでしょうか?
見ていてテンションが上がるカットというのはやっぱり面白いものです。


がくえんゆーとぴあ まなびストレート 5話 を語る

2007-02-05 01:05:53 | ■ufotable


今回は学校でよくある『友達を通さないと話ができない人との付き合い』ですか。
そういうちょっと身近にあるようなところがニヤッとさせられます。
まなびがいないことによって気まずい2人の話。まなびの重要性をというのを暗に示してますね。
まなびを意図的に出さないことでの2人の成長というのもやりたかったんでしょう。
雨がみかんの心情をあらわしているのは古典的な感じがしましたが、やっぱり面白いです。



BパートはAパートを踏まえて2人が友情を紡ぐ感じ。
このアニメ、オサレ感がいつもするんだけど、それがあまりいやらしく感じません。
キャラクターがそういうのを感じさせないというのもあるのかもしれませんが、
丁寧な芝居や古典的なことがしっかり積みかねられてるのがいいんじゃないかと思います。
オサレというのは『ただのカッコ付け』ということだと捉えてるんだけど、
まなびはかっこつけるための基盤がしっかりしているのがいいんじゃないかと。

BGMもよく考えられると思う。BGMだけのシーンでリズムカルな曲を持ってくるのはうまい。
作品の持つテンポを崩さずにそのままのテンションを維持してる感じがいい。
『カン』という効果音がよく使われますが、アレも何度も使えばリズムになる。
そうしたリズムカルな調子の音楽と構図が作品のテンションをうまく保ててる要因かな。
ノリやカッコつけだけではなく、計算されたエンタメとした上で丁寧に作る。
コレがまなびの持ついい部分だと思います。だからオサレが生きてくると、そう思うんですよね。
ダンスと同じようなものです。
超演出やオサレがなくても通じる、その上でのブレンドというかね。
オサレはあくまで地味になりがちな内容を明るくする材料という位置づけなんじゃないかなぁ。

今回カレンダーのところがありましたけど、脚本家の色なんでしょうか。
フタコイでもありましたよね。カレンダーを使った仕掛け。というか時間を使った仕掛け。
一緒の時間を過ごすというのはやっぱ好き。
そんで言わなくても通じ合うものがあるという空間的な演出は惹かれるものがあります。
そんな色が感じられて好き。

ああ、ホント、なんて気分のいいアニメなんだろ。動かそうとするところも好感持てるわー。
EDのクレイアニメも癒される~。今期のオススメ。