流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある科学の超電磁砲S 3話 を語る

2013-04-29 19:38:41 | ■J.C.STAFF


3話。
画面サイズを絞っての見せ方が新鮮でしたね。
美琴の噂に纏わる意識を際立たせる見せ方としてやっぱグッとくるかな、と。
それだけ美琴の内面を絞ってみせる意識っていうのが画面から見て取れますし。
何気に冬服のシーンなんかがあるのを見ると、
それだけ長い間、美琴はこの噂に振り回されていたということでもあるわけで。



OP。
田中さんの辺りとか最後のエフェクトとかバトルシーンもカッコイイですけど、
この風を受ける美琴の表情が新鮮で個人的に印象深かったり。
気持ちよさっていうのをどう見せるかって云う時に、
こうやってキャラ表から外れた表情を拾って見せるっていうのはアリかな、と。
風が当たる所での髪と表情の変化がやっぱ心地よいというか。
そういえば1期はOPの原画トップは終盤に超電磁砲を放つところを描いた方っぽかったですが、
今回は後半に超電磁砲打つところが無かったのが少し気になる。
最後のところが岩倉さんっぽい気がするけど、いまいち確信が持てない。



前半は美琴の目線を切るようなレイアウトが多かったような印象。
砥信の目のクロースアップと合わせて印象的だったかな、と。



打たれたり蹴られたり。
1話での食蜂さんとのやり取りもそうだけど、
何かと女性にキツイ一撃を貰ってる美琴。
やっぱ美琴を追い詰めるような話っていうのを暗示させていくような、
積み重ねのシーンでもあるのかなーなんて。
しかし超電磁砲のキャラは魅力的なキャラが多いですな。
食蜂さん然り、砥信然り。
蹴りかます前の回転なんかもちょっとカッコ良かったり。



スーパーハッカー御坂美琴。
端末はいいとして、公衆電話を利用して侵入っていうものなんだか。
公衆電話ってまだあったのかーみたいな。

それはそれとして色々なデータをあさりつつ、
答えが見えない中で行動を起こそうとする美琴、
っていうのをこうやって端末を仕舞う勢いで見せてるのが気持ち良いですね。
何気に仕舞うと画面が消えるっていう仕掛けも見せ方として面白いしインパクトもある。
こうやって感情の切り替えやシーンの持ってる雰囲気を変えていくのは見やすいし楽しいです。
カッコつける、じゃないけど物を粗雑に扱うっていうところへの親近感もあったりとか。



真実の一端を知ってしまう美琴。
こうやって前髪のタレ具合を意識させるのはそれだけ美琴が乱れている、
っていうポイントでもあって画面の新鮮さと合わせて印象的でした。



絵コンテ:二瓶勇一
この話数、思い返すと1期の22話っぽい感じがちょっとする。
とある科学の超電磁砲 22話 を語る
ちなみに1期22話にも二瓶さんは参加されてる。
どこかの研究施設を探すところから初春が暖かい食べ物食べてるところに黒子の変態性まで。
特に後半の研究所に侵入してるところなんかは特に。
1期の場合はお面被ったりもしてるけど、
2期だと着替えまでの過程を入れたりしてキャラを見せてるところがグッとくるかな。
ゲコ太見せは変わらないですけど、より生活に密着してるところが面白いかなと。

窓越しの絶望、実験室を前にしての絶望、レベル6っていうのは1期でも描かれていたので、
この辺はやっぱダブって見えてくるところだったかなと思います。
どちらも美琴はよかれと思った行動をするけど、
結果的には全然解決に向かってなどいないというのを暗示する落とし方も。
以前は木山先生が大本の当事者で美琴は救世主的な立場でしたが、
今作は美琴自身が当事者なので、美琴の救われ方っていうのがどのように描かれるのか期待。

しかし最初は良かれと思って実験というかに参加して、
後からそれが絶望に変わっていくってどこまで美琴と木山先生似たもの同士なんだろ。
当時1期OP見てて電車内での美琴と木山先生の配置見て、
こんなに運命的な感じ全然しないけどなぁって思っていたので、
2期になってもその辺を意識させて来る辺りシリーズを重ねる意義、
っていうのをまた意識してしまいますね。
そういえば1期のこの回も二瓶さんの回だったか。
とある科学の超電磁砲 11話 を語る
木山先生は今期出てくるんだろか。
これからも楽しみです。


とある科学の超電磁砲Sとか を語る

2013-04-25 00:11:56 | ■J.C.STAFF
カテゴリー:とある科学の超電磁砲
1期感想とか。
1期からもう3年近く立つことにビックリしてる。





始まり方が1期1話を彷彿とさせられますね。
変わらない部分っていうのが強調されてて安心感があったな。
禁書のタイトルロゴが横書きなら超電磁砲は縦書き、
っていう差別化を強調してる辺りの印象付けとかやっぱカッコイイかな。
とらドラのアイキャッチとかもそうですが、
こういう部分で洒落た見せ方するのがやっぱ長井さんなのかなという気がします。



個人的に印象的だったのが図書館のシーン。
ここの3D使った空間の見せ方が禁書映画の延長にあるという意識と、
ここでしかそういう見せ方を使わなかったっていう引っ掛かり。
初登場となる食蜂さんを見せる導入としてのインパクトでもあったのかな、みたいな。



中村直人さんっぽい。



Aパートの美琴って頬杖してる場面っていうのが多いんですよね。
というか机に向かってるところはほとんどそう。
とらドラの時も頬杖の芝居っていうのが印象的だったけど、
Bパートの美琴の暴れっぷりを考えると、
暇をつぶすようなところで頬杖するっていうその内面の隙が気になってくる感じというか。
姿勢って大事よね、というか。



そして美琴と同じレベル5の新キャラ登場。
今回は一方通行さんなどレベル5同士のやり取り、
っていうのがメインになってくるのかな。
1期がそれとなくレベル5である美琴を上段に置いて関係性を描いていたので、
今作はレベル5の立ち位置というか、
どのように序列が決まっているのかっていうその辺の構造が見えてきくるのかな、
なんて期待してみたり。



目線を思い切り外しての能力発動。
禁書2期で出てきた淡希なんかもそうだけど、
同じ超能力者だけども道具をアシストか何かで使用するイメージ、
っていうのが魔女とかの杖を連想させられるので、
敵側を見せる際にそういうものを強調してくるところは反応しちゃうな、と。
黒子と淡希、美琴と食蜂さんとライバル的なところが強調されてるのも引っかかり。
まあ美琴もコイン使ってるけども、
電磁バリア使ってるところなんかは何も道具を使用して見せてなかったし、
そういう対比の狙いもあるんじゃないかな、という憶測。



しかし食蜂さんの舐めるような目線にゾクゾクさせられる。
人を意のままに操る怪しさと人を盾にする卑怯さと厭らしい手つきのコンボがGOOD。



ここ、食蜂さんが上から目線で語りかけてるのかと思いきや、
最後に食蜂さんが美琴を下から覗き込むような視点になるっていう妙なカメラ位置になってて、
それが美琴と食蜂さんの立ち位置や序列を意識させながら、
それが食蜂さんの影に隠れながらの厭らしさに繋がってきていて凄く印象的なシーンでした。

普通に考えたら階段上から美琴を見下ろすような視点になるはずなのに、
ここのアゴを引くような仕草を見ると下から覗きこんでるような印象があるんですよね。
こういうハッタリがキマっててグッと来るシーンだったなぁ、と。



長井さん的な見せ方だよなぁと。
食蜂さんのシーンはこれが長井節かと楽しんで見れて良かったです。
食蜂さんの再登板に期待。



春上さんと初春さんスカート長い。
そういえばアバンは初春の妙な動き含め印象的だったけど、
誰の仕業だったのか気になる。



1期のOPなんかを思い出しちゃうかな。
最後に川にヘリが落ちる辺りなんかはOVAを彷彿とさせられるような。
EDというかOPの出だし含め超電磁砲らしさっていうのが凝縮された1話だったのかなと思います。
OPもまた良かったな。
シンメトリーなイメージなんかは新鮮だったし。
田中さんはサビの美琴の突撃からレーザー回避の回り込み辺りですかね。
最初の方のビルの上での美琴の表情や付けPANも新鮮だったし、
黒子の突然テレポートを叱責してるようなシーンのキャラの紹介の仕方というか日常感だったり、
ミサイル?だしてる金髪の足が魅力的だったなとか、
まあ色々楽しませてもらえたかなと。

1期やってた頃はなんで長井監督が超電磁砲、
なんて思ったりしてたけど近年の監督作が肌寒く感じるものばかりだったので、
超電磁砲にあるちょっとした安心感が視聴意欲をそそられますね。
シリーズを追っていくのが楽しみです。


進撃の巨人 EDとか を語る

2013-04-15 21:57:39 | ■アニメレビューとか




絵コンテ・演出:山本沙代
作画:新井浩一 平松禎史

コンテ演出山本沙代さんによるED。
日笠陽子ソロ・プロジェクト一発目が山本さんとは何の因果かと思ってしまう。
というのも女性演出家として注目を集めるも、
それを京アニの方々にお株を奪われてしまっているような気がしていたので、
京アニ作品で育まれてきた日笠陽子の曲を山本さんで再スタートをかける、
っていうのはどうも色々狙いすぎてる感があるかなと。
ED終わった後に中二病のCMが流れたときはどう反応すればいいのかと苦笑いですよ。

サイコパスとかセイクリッドセブンとか荒川アンダーザブリッジとか、
主人公とヒロインの関係を主眼にした演出っていうのが最近の山本さんかなという気が。
なんだかんだで山本さんの担当されたOP/EDってよく見返すんですよねぇ。
自分の好みだとローゼンメイデン トロイメントのOPとか、
アリプロの聖少女領域と合わせて代表作なんじゃないかなと思いますがはてさて。

それはさておきED。
作画が新井さんと平松さんってことで豪華だなーとびっくり。
新井さんはサイコパスのOPでも組んでましたね。
前半が平松さんで後半が新井さんって感じなんだろか。
前半の薄暗い世界は女の子が可愛いってのもあるけど、
無数に地面に刺さっているナイフが今までにないイメージで引っかかりがありますね。
こういうのは普通は剣ではないのか、と。
自分自身が原作よく知らないっていうのもあってか、新鮮なイメージでした。







この辺のメタモルフォーゼは一番の見所ですよね。
ここを活かすためのコマ落としかと思える。
マフラーという蛹を脱がした後の戦いを意識した女性像の勇ましさ。
無数のナイフが転がり血が舞う戦場で武器を手にした少女の変化、
っていうのが見て取れるような変化だったのかなと思います。



サビのTBがまたカッコイイですね。
成長した少女の黄昏感に凄く引かれる感じ。
こういうのをサビで見せてくるのは凄いなぁと。
黄昏っていうのを盛り上げて演出する方って結構稀な気がします。
この感じはある意味けいおん!ED的かもな、と。



そして目線の先には戦う理由を持たせたキャラクター。
メタモルフォーゼする前後も風が吹いていますが、
目の前の少年と歩んできた流れっていうのが目の前の少年の方から吹く風、
っていうので意識させてるのかなーと。
光が差し込む方向へ歩いて行くのも、
徐々に光が当たって色がついていくのと合わせて良い演出だったのかなと思います。

個人的に荒木さんの監督作品はちょっと苦手ですが何とか楽しんでいけそうな。
門脇聡さんとか京アニに根深い方がまた総作監の1人っていうのも面白いし、
北田さんが第2原画で動画までやってたりとか、
どういうところ見てるのか気になったりと結構気になるところが多い作品だなーと。
楽しんでみていきたいです。

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日笠陽子がけいおん!でない作品の曲を担当するとなると、
けいおん!も終わったんだなーという実感が強まるかな、と。
けいおん!については思うところがあるので、また何か書きたいかな。

しかしWIT STUDIO、進撃の巨人だけじゃなくて劇場作品もやるのか。
http://hal-anime.com/
これも日笠陽子。監督が牧原さんってことで楽しみ。


咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 15話 を語る

2013-04-03 23:37:27 | ■アニメレビューとか
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原作が終了してからというものテンション上がりまくりだったのでリハビリ兼ねつつ感想でも、
って相変わらず感想ひねり出す暇を捻出できないですが。

www.saki-anime.com/
OVAはHPの制服を着た穏乃の絵がすごく雰囲気があって好みで、
本編がどう転がっていくのか、このカッコイイ穏乃はいつ見れるのかと楽しみにしてました。
原作はアニメで見るのが待ちきれなくてネタバレされるくらいならいう勢いで読んでましたけど、
終わってみるとアニメと連動するような穏乃の能力の断片の見せ方が素晴らしかったなと思います。
原作最終回のタイミングでこの15話放送っていうのはかっこ良すぎだなと思わずにはいられなかったな、と。
メディアミックスなんて言葉はもう当たり前すぎて誰も使わないですけど、
この原作とアニメの連動の仕掛けっていうのはメディアミックスの醍醐味なのかな、なんて思いました。



具体的に言えばこのEDのこのワンショット。
アニメを見ていると決勝戦を目指す阿知賀の心象風景や、
歌詞に合わせて出てくる穏乃の姿が正に決勝に出ている意識を描いているようで、
その先を見据える気高さというか、そういうイメージがすごく好きだったんですけど、
それに加えて穏乃の能力のイメージを拾っていることにとにかく痺れますね。

このED、最初は決勝を目指す阿知賀の曲かと思いきや、
シリーズを追うと出だしの歌詞は園城寺怜の曲という風に受け取れたりもして、
その幅広さに感心しながらも、でもやっぱり阿知賀の曲、EDであって欲しいと思っていたので、
この仕掛けは凄く嬉しかったです。
咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 8話 を語る
アニメ雑記 5/5 を語る

そして今回の15話でそのEDをきちんと流したことで、
原作既読者はその仕掛けに気づける楽しさがあるし、
アニメ組はここを改めて意識させることで伏線として扱える部分でもあるのかなと。
EDが流れた時に、やっぱここでコレ見せたいよなぁ、と感慨深くも思ったり。

あと引っかかったのは8話の照の引用ですかね。



阿知賀 8話





阿知賀 15話

8話は直前の試合開始のところでダッチアングルの斜めの絵があって印象的だったので、
15話でもそれを今度は終了のところで見せるかーと思っていたら同じ引き方しててびっくり。

ラストショットの手を伸ばすところ、照さんに成り代わってますよね。
未知なる能力を期待させる、ちょっとした畏怖を感じさせるようなところとか。
ただ照の場合は王者として見せる畏怖だけど、
穏乃の場合はこれから強敵を鎮めていくという雰囲気を感じさせる、
その未知の力への畏怖を匂わせるニュアンスという感じで。
そして照を引用するというのは王者を予感させる部分でもある、と。
もう楽しすぎて後半はニヤニヤしっぱなしでした。

うーん、やっぱ自分の好み的には高潔さいうか澄んだ空気というか、
畏怖とか神聖さとか、そういうのが感じられるのがより好みな感じ、なのかな。







政勝エフェクト連発。
点棒から炎出てるのは流石にやり過ぎ感が。
穏乃の目から炎とか小さい炎が付きはじめてる辺りは実験的というよりは浮いてる感じが強くて、
逆に目立っちゃってる感じだったけど楽しかったな。

新道寺のラストシューティングがとか、
大星淡の上から目線の小物感が可愛くて楽しかったけど、
まあそれも何かあれば触れたいかな。

残るは最終話となる16話。
個人的に大星淡の暴れっぷりが凄く好みな感じだったので楽しみです。
穏乃が役者として達観しすぎてくるので、足掻きまくる大星さん萌えな感じで。
新道寺のラストシューティングも楽しみにしつつ16話を待ちたいです。

阿知賀編の感想とか。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1946
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1949
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1953
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1957
前もホライゾンの記事で書きましたけど、
咲とホライゾンは大いに盛り上げて欲しいので、このまま楽しませていって欲しいですね。
改めて境界線上のホライゾン を語る
来年の全国編が待ち遠しい。