3話。
画面サイズを絞っての見せ方が新鮮でしたね。
美琴の噂に纏わる意識を際立たせる見せ方としてやっぱグッとくるかな、と。
それだけ美琴の内面を絞ってみせる意識っていうのが画面から見て取れますし。
何気に冬服のシーンなんかがあるのを見ると、
それだけ長い間、美琴はこの噂に振り回されていたということでもあるわけで。
OP。
田中さんの辺りとか最後のエフェクトとかバトルシーンもカッコイイですけど、
この風を受ける美琴の表情が新鮮で個人的に印象深かったり。
気持ちよさっていうのをどう見せるかって云う時に、
こうやってキャラ表から外れた表情を拾って見せるっていうのはアリかな、と。
風が当たる所での髪と表情の変化がやっぱ心地よいというか。
そういえば1期はOPの原画トップは終盤に超電磁砲を放つところを描いた方っぽかったですが、
今回は後半に超電磁砲打つところが無かったのが少し気になる。
最後のところが岩倉さんっぽい気がするけど、いまいち確信が持てない。
前半は美琴の目線を切るようなレイアウトが多かったような印象。
砥信の目のクロースアップと合わせて印象的だったかな、と。
打たれたり蹴られたり。
1話での食蜂さんとのやり取りもそうだけど、
何かと女性にキツイ一撃を貰ってる美琴。
やっぱ美琴を追い詰めるような話っていうのを暗示させていくような、
積み重ねのシーンでもあるのかなーなんて。
しかし超電磁砲のキャラは魅力的なキャラが多いですな。
食蜂さん然り、砥信然り。
蹴りかます前の回転なんかもちょっとカッコ良かったり。
スーパーハッカー御坂美琴。
端末はいいとして、公衆電話を利用して侵入っていうものなんだか。
公衆電話ってまだあったのかーみたいな。
それはそれとして色々なデータをあさりつつ、
答えが見えない中で行動を起こそうとする美琴、
っていうのをこうやって端末を仕舞う勢いで見せてるのが気持ち良いですね。
何気に仕舞うと画面が消えるっていう仕掛けも見せ方として面白いしインパクトもある。
こうやって感情の切り替えやシーンの持ってる雰囲気を変えていくのは見やすいし楽しいです。
カッコつける、じゃないけど物を粗雑に扱うっていうところへの親近感もあったりとか。
真実の一端を知ってしまう美琴。
こうやって前髪のタレ具合を意識させるのはそれだけ美琴が乱れている、
っていうポイントでもあって画面の新鮮さと合わせて印象的でした。
絵コンテ:二瓶勇一
この話数、思い返すと1期の22話っぽい感じがちょっとする。
とある科学の超電磁砲 22話 を語る
ちなみに1期22話にも二瓶さんは参加されてる。
どこかの研究施設を探すところから初春が暖かい食べ物食べてるところに黒子の変態性まで。
特に後半の研究所に侵入してるところなんかは特に。
1期の場合はお面被ったりもしてるけど、
2期だと着替えまでの過程を入れたりしてキャラを見せてるところがグッとくるかな。
ゲコ太見せは変わらないですけど、より生活に密着してるところが面白いかなと。
窓越しの絶望、実験室を前にしての絶望、レベル6っていうのは1期でも描かれていたので、
この辺はやっぱダブって見えてくるところだったかなと思います。
どちらも美琴はよかれと思った行動をするけど、
結果的には全然解決に向かってなどいないというのを暗示する落とし方も。
以前は木山先生が大本の当事者で美琴は救世主的な立場でしたが、
今作は美琴自身が当事者なので、美琴の救われ方っていうのがどのように描かれるのか期待。
しかし最初は良かれと思って実験というかに参加して、
後からそれが絶望に変わっていくってどこまで美琴と木山先生似たもの同士なんだろ。
当時1期OP見てて電車内での美琴と木山先生の配置見て、
こんなに運命的な感じ全然しないけどなぁって思っていたので、
2期になってもその辺を意識させて来る辺りシリーズを重ねる意義、
っていうのをまた意識してしまいますね。
そういえば1期のこの回も二瓶さんの回だったか。
とある科学の超電磁砲 11話 を語る
木山先生は今期出てくるんだろか。
これからも楽しみです。