流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

電脳コイル 5話 を語る

2007-06-10 04:29:30 | <電脳コイル>


こういう風なの見るとナデシコ思い出すなぁ。

今回はキャラクター間の繋がりが目に付いた感じ。
特にダイチに関する描写は面白かった。



ダイチから見たイサコの姿。この時のイサコへのまなざしというのは女の子っぽいところを見ている、というより、輝いて見える憧れの対象を観察している、と見ればいいのでしょうか。ここが恋心などではないことはこの後のフミエの話で否定されていますし。ただ、この年代の心理というのはよくわからないのでなんとも言えませんが。ただ、ダイチがすんなりイサコの配下になるのか?など少々疑問に思ってしまいましたけど。まあ、どうころぶにしろ今後のキャラクターのやり取りへの期待感を持たせるには面白いと思いました。
このシーン、イサコを色っぽく描こうとしてる感じなんですが、ラムネ飲んでるところは色っぽいというか生々しさを持った印象。アニメでの色っぽさって肉感によるところがあると思うので、そういうところが生々しさを生んでるのかなぁ、と思った。



なんだかんだで最後までイサコの言うことを聞いてるあたりに、心中が出ている感じ。
小学生ぐらいの子の描写が上手いなぁ、と思いました。
小学生ぐらいだと女の子が男の子を引っ張るような部分があると思うので、イサコの強気描写をそういうのに当てはめると面白いかもしれない。『私は流行の最先端にいるのよ!愚民は私の元にひれ伏しなさい!』的な、ませてる感じがイサコなのかなぁ、と今回見てて思いました。その辺はイサコの目的とかそういうのがはっきり掴めないとわからないけど。私は特別な~設定だったらアレだけど。

あとキャラクター間の繋がりで、フミエから聞くダイチ行動が、実は冒頭で帽子被ってる子と同じ教室にいた女の子が実は~、的な部分の伏線などになっていて学校ならではの閉鎖的な空間の人間関係の発展を示唆しているのかもしれない、と妄想が働てしまったり。フミエがなんで生物部に入ったのか、残ったのかを説明してないあたりも何かしらの含みを感じるような。説明されてましたっけ?ヤサコを視聴者の視点に置いてる辺りから、キャラクター重視なのかなぁ、と思った。今回は設定よりキャラの繋がりに重点が置かれていたから見てて楽しかったのかもなぁ、と思った。つまりは萌え(笑)
他にもイサコが警戒してるっぽい黒バイクの人誰?とか、ハラケン何者?と色々伏線っぽいものが多く、見てて楽しかったです。次回が楽しみになる引きを作ってるところとか結構上手いと思います。



しかし、こいつ、凄まじい女王様っぷりだ。桑島さんはやっぱいいなぁ。


目に付いた芝居としてはサッチーが出てきてヤサコが追いかけられるところとかかなぁ。個人的にはフミエの弟が吹っ飛ばされてるところで反動でメガネが外れる動きとか特に楽しめました。転がる動きとメガネの動きが連動してて2つの動きが合わさって見てて楽しいんですよね。ヤサコたちが走り去っていくところとかカメラワークとかが目を引いた感じですかね。あとオヤジ視点の逆さまカットとかも引っかかったかな。
今回の作監:押山さんはまだ若手だそうな。他にも若い方がコイルにはさんかされてるそうで、こういう方々がスーパーアニメーターの方々と肩を並べているというのは注目できるところではないかなぁ、と思ったり。

しっかし、設定の考察とか全然できてないなぁ。1話以降ダラダラ見てただけですし。
作品を鑑賞するというのは難しいものですなぁ。


電脳コイル 1話 を語る

2007-05-13 00:37:18 | <電脳コイル>
まだチラっとしか見てない即席感想。2話でまとめる予定。
ついに始まりました電脳コイル。大体イメージ通りのアニメかな。1話としてはややインパクトに欠けていたものの、次回を見させる作りとしては良かったと捉えることもできる。一応見所は作れていたし、引きどころとしては良かったんじゃないかと。



いきなり密度の高いカット。期待感を煽られますなぁ。
車内芝居なんかも良かったです。



後半にも密度の高いアクションシーン。派手なところは密度が高くて全体的にメリハリがついてる。話がわからんくても画面に食い入ってもらえればいいのかもなぁ。
今回人以外のものを歩かせる描写が目立ってた気がするなぁ。特にあのトトロに出てきそうなやつはかなり拘った動かせ方をさせていたように思います。



球体の浮遊感を出す空間的な動きもありますが、竿を投げつけるところの反動や影が良かった。ちょっと前のシーンで優子が壁に電子板?だったかをぶつけたことが伏線になってたのかな。電子物質同志でも干渉しあうということを示してると言っていいのかな。設定の出し方も小技が利いてる印象。そんで現実世界の物質と同じように様々な力の干渉を受けることも暗に示してる・・・って言えばいいですか?電脳世界はどんな世界?

まあ、2話を見ないことにはちょっと扱うのに戸惑う1話だったかなぁ。