流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

機動戦士ガンダム 水星の魔女 5話とか を語る

2022-10-30 19:42:41 | ■アニメレビューとか


機体の動きを追うようにカメラが動くので面白いアングルになっていたかなと。
地と天に分かれてのバトル、みたいな感じになっていたのが気になったな。
スペーシアンVSアーシアンの構図か?みたいな。



火の入っていないエアリアル。
オブジェ感は近年のリアルガンダムのイメージの延長かなとか。
ちょっと面白い構図ですよね。
エアリアルから隠れるようにスレッタが占いをしているのとか。



天から地へとまかれる感じが地を主とするアーシアンっぽさを感じたかな。
大地があるのが主、みたいなイメージというか、
3次元的なものを2次元的に落とし込む感じとか。

これはエランの決闘スタイルとも絡めて見せている感じで、
上から見下ろしながら自分自身の運命はもう決まっているような、
そういう視点を持ち合わせているのが気になったかな。
ガンダムを倒せるのはガンダムだけとか、
スレッタと自分は違うとか、
スレッタを見ながらスレッタに歩み寄ろうとしないとか、
そういう自分の価値観の中で生きているような感じというか。

占いで今後の伏線的なワードを拾い上げつつ、
アーシアン的な価値観に触れ、
かつその視点がエランの視点のあり方と被せるような感じがちょっと気になる、という感。




サブタイトルが氷の瞳なので、瞳や主観の演出は気にされていたのかな。
ガンダムの意思はどこにあるのか(スレッタ以外が乗った時の反応の違いはないのかとか)、
スレッタの表情を見せ切らずにグエルの反応で見せるだとか。



モビルスーツ戦も面白いですね。
グエルがレーザーに当たるのを交わしながら近づく辺りとか、
だいぶ臨場感のある感じでしたしMS戦はアニメの時代が進んだ感じがして、
ちょっとウキウキした気分で見てしまいます。




エランが空中戦から、上の視点から勝利を決め地に落ちる、
というのは占いの結果はエランからすれば決まったことを形にする行為、
という風に読めますが、
グエル視点で見ると今までの決闘は全て地から天を打つような負け方で、
占いからすると不可逆的、物は重力に逆らって飛べない、勝てない、
という風に描かれている風で、
今後のグエルがどのように勝利をおさめるのか、というのも気になってきた感。
占いの流れ的にアーシアン側に付くのとかな、とか物語的なところも気になるかな。

しかしグエルの取り巻きがエランとスレッタがデーとしてるのをグエルに教えにくるの、
完全にわかってる感じでそういうのがちょっとクスッときたかな。


エアリアルの表情を見ると、ちょっとF91を彷彿とさせられるんですよね。
というのもF91と敵である鉄仮面の共通性をF91ではやっていて、
今話でそれを引用された気がしたんですよね。
エアリアルはいったい何者なのか。
母親は何をエアリアルに仕掛けているのか。
そういうエアリアルと母の意思が被る感じがF91を彷彿とさせられる感じがするんですよね。
今考えるとラフレシアみたいな花をモチーフにした気体というのも女性的で、
今作が引用するのもわかる気もするので、どうなるんだろうという感。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 4話とか を語る

2022-10-23 22:13:06 | ■アニメレビューとか
決闘が終わっての衝撃展開からの4話でしたが、
学園内のスレッタたちの立ち位置を描いた話数だったのかな。
アーシアンやスペーシアンというガンダムで触れられる差別に触れ、
学園ものらしく落とし込んだ話数だったのかなという感。

今回見ていて子供たちの話が中心になると学園内の話になって、
やっぱ大人が動かないと話が進まないんだな、と思ってしまったな。
物語の転換点が子供の力ではないところに無力感を感じるというか。
割と普通の話でもあるかもしれませんが、
子供だ大人だを何十年もやってきたシリーズなので、
その辺、気にしてしまいますね。


泣いちゃうスレッタさん辛い。
地球寮のシーンで動物を見てたじろぐ姿とかを見て特に思ったんですが、
やはり声の力が大きくて、やはり中の人凄いなと思ってしまったな。

パイロットスーツきて泣くの涙拭けなくて大変そうといつも思いますが、
今作は吐息だったりでスーツの中の水滴を割と描いている風で、
その辺がちょっと気になります。
水星の水の字にかけているのかなという感じですが、
自分の体なのに触れることのできないもの、
不快なものを取り去れないこと、
そういうことを含めての意味合いなのかなぁと思ったりも。
不自由さというか。
母親も腕がサイボーグ化していますが、
肉体の延長の先に自分ではどうにもできない体になることについて、
みたいな延長線があるのかどうなのかという感じというか。

ミオリネが植物を育てているのも水が必要なので、
水の流れ、循環が何かしらの比喩になっていそうではあるかな、と。
そういうのが何かを追って見れたらいいですね。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 OP,EDとか3話とか を語る

2022-10-17 23:32:45 | ■アニメレビューとか

OP。
スタッフクレジット縦字だとちょっと鉄血を思い出すかな。
ガンダムに流れる血のように赤い発色や、
パイロットを利用しているという点でも鉄血っぽく、
男所帯な鉄血に対して女所帯の水星になるのかどうなのか。
以前にも触れましたが、ガンダムという栄誉を取り戻す、
という流れでは鉄血の流れを踏んでいる気がするんですよね。



度々入るスレッタの映り込みが何を意味するのか。
魔女の意味するところやプロローグと繋がってこないキャラ性など、
空白の時間に謎が多く気になりますね。

個人的にスレッタの救助活動から始まった物語は結構好印象で、
戦争ばかりしていたモビルスーツをそう使うのか、
という出だしでグッと来ていました。


ED。
謎の宝石の中に囚われるスレッタとミオリネ。




回転する中で宝石の中にガンダム。
そしてコクピットを思わす表示にその中で眠るスレッタの図。
どのような空間にいたのかわからなかったスレッタが、
ガンダムを通すことで宇宙にいたことがわかるというのがちょっと気になる。


ミオリネもまた不思議空間に囚われているけど、
まだ緑とかも含まれていて、コロニー内のガーデンを思わせられる。
それぞれの居場所に囚われている感じというか。


個人的に曲名と歌詞と絵を合わせた演出は好きで、
近年増えてる気がしてましたが、
ついにこういうストレートなEDが出てきたかというのもあってグッときたな。
最近はずっとこの前後を無限リピートしてしまっています。
個人的に気高いスレッタの意味するところは結構気になるところ。

そもそもスレッタのいた赤い世界からどうやって出てきたのか、という。
どうしてその決意が出来たのか、というドラマに触れていない。
ただスレッタが描かれる向きはそれまでのカメラ位置とは違っていて、
キャラクターの配置、素朴なレイアウトの変化が印象的で、
なぜこの手法で、イマジナリーラインを超えるような形で、
スレッタを見せる必要があったのか。
その点が非常に気になる感じですね。

そもそも赤い世界がガンダムの中なら、
スレッタがガンダムを捨てる話になるんですよね。
ガンダムの栄誉を取り戻すような物語構造になっているのに、
スレッタはガンダムを捨てないといけない、
ガンダムというゆりかごから出ないいけないように語っているように思え、
ガンダムをめぐる物語でこういう語り口ができるのも女性キャラゆえに、
なのかなとかちょっと思ってしまいますね。

ただ服的にホルダーであるっぽいのでガンダムの全てを捨てているわけではない、
というのもポイントなのかな。
スレッタの気高さがどのように描かれるのかという期待感で今は胸がいっぱいです。




ラフっぽい形からミオリネの世界へと入る。
序盤はスレッタへミオリネが手を伸ばす形でしたが、
なぜ最初からこの形にならなかったのかとか、色々気になりますね。




本編。
噂する生徒たちが壁側で孤独なスレッタは窓側と、
暗く描きつつも割とガラスという透明感のあるイメージを持たせている感。
特にOPでバックでモビルスーツが動いている絵があるので、
スレッタのイメージのリフレインが描かれているのが3話という気がします。
まあ2話がミオリネ中心の世相を描く話数だったので、
またスレッタに戻ってきたという感じかなとか。



影踏みじゃないけど、一番光側にいるのに影踏んでるっぽいの、
ちょっとした対比感あるかな。


スレッタの芝居はどのカットも好きですね。
ニカが手を振る辺りも指の広げ方がこの形を作るのかな?
と思ったら外す感じとかちょっと意外に感じる部分もあったり。
お辞儀したり隠れたりと、割とスレッタはだいぶ動きを入れていて、
これは前期の『リコリス・リコイル』みたいに、
主役を際立たせる手法としてやっているのかなという感じが強いです。
まあ今までもやられている感がありますが、割と印象がダブる気がします。




背中叩きながら奥へ行くミオリネだけど、
いつの間にか近くにいたっていう意外性を狙ったシーンでしたが、
直後にミオリネのアップがあったり、
レイアウト内でそれほど距離が縮まっている感もなく、
ちょっと外したような印象がしましたが、
ミオリネ自身の反応がまだよくわからない、という意味で正道なのかなとか。



エレベーターの映り込み。
エレベーターで生徒会的な組織のところに行くのウテナっぽいな、
とか思いましたが、扉という割れるものにスレッタが移り込むの、
これもまた何かを暗示しているようで気になる。
これもOPのリフレインっぽい演出ですよね。
ウテナを引用するなら
「卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。我らが雛で、卵は世界だ。世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。世界の殻を破壊せよ。世界を革命するために。 」
なので、スレッタは世界を革命する形になるのだろうか。

エレベーターと言えばミオリネがスレッタを助けに行くのにも使っていて、
その辺の上下の動きは意識した方がいいのかどうなのか。



エレベーターという世界を通ったことで、グエルの心情に触れる。
触れたのはグエル自身だけどきっかけはスレッタの語りで。
そういう他人の心情を変えてしまう片鱗を感じさせる場面で、
スレッタは映り込んだ自分を割っていた、というのが気になるというか。
スレッタ自身は何もしていないけど、周囲がそうしている、
そういう作為性をエレベーターに移り込む姿からは感じる、かなぁ。


冒頭の廊下ではスレッタは影を踏むように走り去っていったけど、
ここではグエルが影の中にいてそのまま去る。
スレッタ自身がグエルの光になったのがここだったのかなぁとか。


しかしロケットパンチやら何やら体バラバラにするのターンXか、
って感じなので割とその流れは意識していそうですよね。
1話のシールド作るところの構図でエヴァ破思い浮かべたので、
割といろんな作品を思い浮かべてしまうかな。
棺っぽい倉庫が移動してきて発進するの、
ちょっとエヴァっぽい感じですし。



負け戦だと思っているときは見る気もないけど、
勝ちが見えてきたところで燃えるのいいですね。
人間、現金なものです。


角が生えたロボットが機能停止するのエヴァっぽいとか。



再起動して相手を押し戻すとかもちょっとそれっぽいかもな、と。
最初は平野部で戦っているような形だったので、
ダッチアングルでグエル側がスレッタを押し戻しているように描くの、
個人的にグッときたな。




アンカーで掴んでエアリアルを吹っ飛ばすの、
周囲の環境というか山を越えるように見せて、
空間を大きく見せるようにしているけどあと一歩欲しかったかなという感。
グエル機のキメポーズINもちょっとわかりづらくて、
血界戦線1話の中村パートみたいなのってやっぱ難しいよなぁと思ったり。


今回はバトル地域の特性を意識させるような描写、
ビームの減衰だとか、を含めてバトルも結構楽しめました。

スマホばっかり使ってる割には空間にビジョンが出てきたりと、
学園内で金をかけているところが違うのかと思ったり。


勝利時には虹が見えていましたが、このカットでは見えず。
スレッタ越しに光が差し込んでいるのがミソなのかな。

割と急展開なのはコードギアスを思い出すので、
ここからどうシリアスに持っていくのかな。
そういえばギアスも両親はダメなキャラばっかりだった気がするので、
本作もその延長になるのかな。楽しみです。

アニメ雑記 2022/10/3 を語る

2022-10-03 20:58:34 | ■アニメレビューとか
最近記事を書いていないのでどう作品と向き合えばいいんだっけ、という気分になっているのでリハビリに。

●リコリス・リコイル 13話


割とふたを外された最終回という気分になったかな。
ミカがヨシさんをぶっ殺して心臓を奪うのとか。
悩んだ最後に親友の夢ではなく、少女の命であるという。
これは千束とたきなの関係の延長線上にある話でもあり。
そういう中で救世主という幻想ではなく、
大人としてなのか父性の発現としてなのか、
千束のために動くキャラクターとしての存在感を最後に見せることで、
愛されるキャラクターとしての千束、
というのがクローズアップされたかなぁ、と。
可愛い女の子が戦って死んじゃう話を求めないおじさんはいる、
というその確かな存在感にグッときますよね。


千束の言葉で救われるところもある。
こういったセリフと状況の関係性のかぶせ方が今話はだいぶ引き付けられたかな。
真島の話を遮りますけど、飲み物の色が真島カラーで、
真島の飲み物に対する文句から望む形を求めすぎるのはよくない、
と語らせるのがまたヨシさんを否定する形で目を引く感。




背中を取ったところから、
地上を背にして何度も発砲するあたりクールですよね。
千束の振り子向きや背中描写の多さから最後に撃ち勝つところで、
そういう絵がきたのにちょっとした納得感が得られて個人的に好みでした。



背中合わせのバディものという感。
ちゃんと千束をたきなが助ける格好になっていてグッド。
ミカが心臓を取り返したことでたきなの存在意義が疑われるので、
ちゃんとらしいところを見せてくれたのが良かったかな。
しかしよくたきな耐えられてるな感が強い感じですね。


ちょっと意味合いが強くなるかなというカット。
リコリスの謎はベールに覆われた形になりました、
という絵だったのかな、というか。
制服との距離感でそれは描かれている気がしますが。




絵の後ろに絵があるっていうのはまたアニメっぽい寓話かな、と。
本来あった絵を別の絵で隠している、
っていうは自分たちが見てきた物語に何か引っかかりを覚える表現ですよね。



花火の意味はヨシさんからのハッピーバースデーだった可能性もありで。
なんで爆弾ではなく花火だったのか、という側面に出てくる考え方。
真島の千束に対する拘りがブラフを呼んだのか、
ヨシさんが真島にやらせたのか、また今一つ見えてこないし、
それもミスリードかなっていう予感もある。
そういう狭間の絵が面白いところだったかなと思います。



少女が生きながらえて生活できるようにする、
そういう当たり前なことをやろうとしたところにグッとくるかな。
リコリコという家を作り仲間を作ったこと、
好きにさせながら見守る存在になったミカの存在が感じられ、
そういった幸福になる努力が見え隠れするのが良いかなと思います。

本作見ている間に久々に『SoltyRei』とか見ましたけど、
歪んだ日本描写もああいう感じだったのかなと思うと納得できる、かな?



●サマータイムレンダ



レンダの意味は色々ありますが、
花火が象徴するように何度も出会いそして再会する姿がグッときますね。
個人的に原作で好きなシーンだったので、
ちょっとした改変や髪の描写にグッときました。
最近は自分が原作からファンの作品がたくさんアニメ化されていますが、
本作は指折りの作品という形で毎週楽しく見れて良かったです。
ちゃんと感想書きながら見たかったかな。


●Extreme Hearts
転生した八神はやてがアイドルを目指す話だと思って見てしまっていたな。
ロボットがチームメイトになっているのとかを含めた寂しい感じとか、
でも前向きな感じは『リリカルなのは』を思い出して、
あと主人公の姿が似てるのと仲間が4人+AIマネージャーというのを含め、
守護騎士たちだなぁ、という感もあり、そういう気分で見れたかなと。




PANダウンで始まるOPとしてtwiterで話題になっていて、
そういう始まり方で思い出すのが『sola』のOPだったりして、
なんだか歴史を感じる作品になったなという感。

15年前の記事ですが、
当時意識してなかった点をついていたのでよく覚えています。
まあもっと皆さん積極的にアニメ語っちゃいましょう。


●機動戦士ガンダム 水星の魔女 1話
配信でしか見れないレア条件の地にいるのですぐ見れないのはやや悲しい。
『鉄血のオルフェンズ』はガンダムが敗北するというのがセンセーショナルな感じで、あんまり受け入れられなかったのかなという気がしますし、戦争や抗争の死はモビルスーツを降りたところにあったりする、いわば名誉の死から遠く離れたものだったのが個人的に好きでした。最終的にマクギリスのようなガンダムという名誉に夢を見過ぎていた感じで敗北しますが、それでも後に残るもの、続くものはある形で締める形で、今作はそういう先にあるガンダム、みたいな捉え方をちょっとしています。

女性パイロットが主役のガンダムも何気にあるようでなかったので新鮮ですね。学園ものというのも。おまけに魔女という要素もあり、『少女革命ウテナ』を連想するなという方が難しい気がします。決闘で花嫁のやり取りをする学園ものですが、ウテナと違うのは最初からヒロインは学園を出ようとしていたところですかね。ただ己が向かう先が描かれていないので、出た先に何があるのか。割とそういう示し方はされているような感じで、先を見るのが楽しみです。

個人的にトマトの描写とか好きかな。かぶりつくと汁が飛ぶようなところとか。AIで動くロボットというと勇者系を連想してしまうのと、女の子が戦うサンライズアニメで舞-Hime系、ゼノグラシアの系統というのもTwitterで見かけてなるほどと思ったので、長井龍雪作品後の作品という感をより強く感じてしまうかな、と。ガンダムでも馴染みの薄い水星をピックアップしていますしどう見せてくださるのか楽しみです。


●ママレード・ボーイ
最近全話見ました。
大体2クールごとに転換点があるので見ていて楽しめました。

1-25話:光希と遊が付き合いだすまで
26-49話:離れてくっついて
50-76話:留学編

だいたいどの話数も楽しめますが、話のメインが兄弟で付き合うという悩みなどではなく、急に迫ってきた相手にドギマギする、ママレードボーイにヒロインの心情が振り回される形ですが、恋愛ドラマとしては友人である茗子と先生がメインだったような気がします。なので茗子があまり描かれない留学編はやや退屈な印象が強かったです。26話以降はダブル三角関係でキャラクターも増えて盛り上がるだけに、後半はちょっと重くて見ていて辛かったですね。

26話以降は負けヒロインや恋のライバルの描写が個人的に目を引いたかな。頑なに太陽をバックにして女の子を見せたりとか。走っていく姿を太陽を背にしながらカメラで追って見せるのはかなり特殊な見せ方で、そういう印象付けが好きでした。ピアノを弾くキャラがピアノに移り込む描写を引く度に印象付けて、繰り返しピアノと向き合う姿に触れたりとか。そういう中で青山一人原画回だったりで演出意図の強い画を描いていたり、馬越回でちょっと浮いた演出を絡めながらしっかりキャラを見せてくれたり、川村敏江回の麗しさだったりなど、画的にグッとくる場面は何度もありました。

個人的に青山回で茗子が新聞の切り抜きを両手で持っている辺りとか記憶に残っているかな。特殊な形をした紙一枚をどう持つかという見せ方で、記事の内容を見せるだけじゃなくてそれがキャラ描写になっているのが演出的に強くて目を引かれたかな、と。

演出的にも安定して楽しめる回が多かったように思います。もっとちゃんとメモりながら見ればよかったかなぁとちょっと反省中です。