流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望 を語る

2007-06-30 01:28:23 | ■シンエイ動画
今までも少し感想書いたりしてましたがまとめで。
映画第3段ということで描こうとしているものが固まってきている。吹雪丸の描写からしんのすけ、そして2段構えのストーリーで一家の団結をも描こうとしてる。そのまとめ方が上手い。とりあえず気になった点をピックアップ。

吹雪丸の過去。吹雪丸の過去と現在と未来を描くのが戦国時代パート。吹雪丸の回想に含まれている意味合いはかなり濃い。蝶を母親の描写とかけてくる下地を作り、母親のセリフで母の優しさや『生まれかわり』という言葉を使い作品世界でリングと吹雪丸が関係あることを示唆している部分を後押ししている。この辺は憶測ですが。ただ、『生まれかわり』という言葉は未来に生きている人、人は後の世に生まれかわるという意味で、作品の設定と関わりを作ってる点が個人的には良いと思いました。
また過去を夢で見る吹雪丸、改編された歴史を修正した後に目覚める吹雪丸がそれまでのことを『夢を見ていた』と吹雪丸が母に話すところとか個人的に印象深い。この作品の華である吹雪丸を丁寧に扱っていてそれだけで良い。ただ、結局全部思わせぶりなだけって言われるとそうとも言えるんですよね。その辺勿体無い。

吹雪丸が女性だということを示す演出は思いのほか多いですね。特にみさえとの絡み方がその辺に示唆的です。絡みに関しては『野原夫婦』の描写を同時に扱えててその辺りも上手いと思います。温泉での玉の話でしんのすけが女性であることに感づき始めてるのを以前見たときはちょっと見落としてました。改めて温泉のところを見てみるとその後のバトルもキチンと考えられてる。女性である吹雪丸の体力的な弱点を実は突いてくるバトル展開が構成としていいです。

後半の馬に乗って戦うとことか当時の太刀を使った戦い方をしているのも今更ながら設定を有効活用してて面白いと思います。この辺りは1つの大きな見せ場で凝ってますね。馬をあおりでフレームインさせるカットで馬の筋肉の運動などを意識した作画などが細かく面白い点。聞けばこの辺は木上さんパートということらしいです。門を開けて兵士が突撃してくるカットなどが個人的に引っかかります。

現代編は一家団結。冒頭の家族間のやり取りが伏線に。ここで良いなぁ、と思うのはコマンド入力を間違えること。夫婦は繋がっていると言えばいいのか、みさえとひろしが同じコマンドミスをするというのが個人的に面白い。冒頭で子供とゲームとの大人の距離感を示唆するようなセリフがありましたが、ここは子供と大人がコマンドで繋げてきてるのがいい。まあ、その辺はロボ戦後のひろしのセリフで触れられてますが。

ロボットバトルは敵ロボの登場シーンも面白いんですが、個人的にこの1発目のパンチがすんごい気持ちいい。鉄球パンチを体全体使って打つタイミングが個人的にツボ。体のひねりをほぼ1コマ打ちで微妙な変化を出してるのが臨場感あっていいです。腕を引いたときの動きがある程度理にかなった印象を受けてしまいます。アクション全体も凄く良かったです。

全体的にSFネタの散りばめ方、吹雪丸の描写から少々オタク気質な部分を感じますが、エンタメとしてのデキは上々かと。特に吹雪丸の殺陣に最後のロボットバトルなどのエンタメの作り方が良かった。野原一家の団結とかもあくまで周辺という感じですし。大人帝国なんかになるとそっちのドラマ作りがメインになっていってると思うのですが、その辺は監督の違いでしょうかね。


雑記 6/28 を語る

2007-06-28 19:04:36 | ■雑記
http://www.nicovideo.jp/watch/sm524340
スパロボやるなぁ。超やりたいけどPS2がないorz

ここんとこ体調不良で寝込んでました。
まあ、ひっそりアニメをチラホラ見てたりするわけですが・・・。
ToHeart2 OVAとか見てなかったマリみてOVAとかARIA1期etcですが・・・。
その辺はボチボチ感想を書くと思います。

そういえば以前興味本位で買ったラノベの2巻が出てたんで購入。
付喪堂骨董店 2巻。

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構成は前回と変わらず。4話構成、その内最後の4話は咲の女の子計画。こういう読者とのお約束をつけてくるような構成は個人的に嫌いじゃないし楽しめる方なんで結構面白い。登場人物の過去とかそういうドラマを作ったり本筋があったりするわけでもなく、あんまりそういうのを深めないままアンティークという道具を主体に話が進んでいく。個人的にはしょんぼりした感じがするんですが面白くなりそうな面があるので読み終わると次が読みたくなる感じ。
前の3話はとりあえず置いておくとして4話の話。別にどうでもいい話なんだけど、これ読んでて『ツンデレ』ってなんだろうなぁ、と思った。私が『ツンデレ』という言葉を最初に見たのはNTで『涼宮ハルヒの憂鬱』を新番組のページで紹介してたのを読んだ時だと思う。1年ちょっと前か。始めて知った時は『ツンドラ』みたいな感じが嫌だし『ツンデレ』という言葉でハルヒを紹介されてるのがすっごい嫌で兎に角ムカつく言葉だと思ってたけど、今じゃ当たり前のように聞く単語なんで特に引っかかりもしなかったけど、ちょっと気になった。
別にこのラノベの中でツンデレという言葉が出てくるわけではないし、咲のキャラ付けはツンデレだとは思わないんだけど、広義の中ではコレも『ツンデレ』に入るのかなぁ、と思うと少しモノを考えてしまうというか。

つーか何が気に入らないって『ツンツンデレデレ』略して『ツンデレ』の『デレデレ』ってなんだよ、というのがあったり。私個人としては『デレデレ』してるより『照れてる』ところを見てる方が楽しいがナー。まあ、自分が照れ屋なんで人が照れてるのを見てると共感してしまうような面があったりするだけなんだろうけど。大体さー、キャラを形容する言葉なんてただ単に『そのキャラのドコがイイノ?』と聞かれた時に簡単に済むだけで、ツンデレだけで語られたらコッチとしては何かスッキリしないというか。ただそういうところ突き詰めていくと『キャラクターを語る』なんていう『恥ずかしい』ことをオタクが出来るか?って言われたら、たぶんできないんだと思う。ツンデレって言葉はその『羞恥心』にあたる部分を緩和させてキャラクターを語りやすい環境を作ってるんだ、と思うとちょっと許せてくる面が出てくる。そうだよ、ツンデレという言葉で楽しくコミュニケーション取れればそれでいいじゃないか、と思う。キャラクターのカテゴリーわけを進めるのもいい事だと思う。それがコミュニケーションを取る中で楽しいならいいんだと思う。そう自分を納得させる。

そもそもいきなり『○○が好き』とか『○○は俺の嫁』などと急に言ったら相手はドン引きしてしまうじゃありませんか!ハードランディングなんですよ!しかしキャラを語るのは恥ずかしいし長くなる。そこでツンデレなど言葉の登場です。様々な属性やツンデレやらヤンデレなどの言葉を巧みに使いキャラを語るのです。そうすれば慣れた言葉なので簡単に相手は内容を読み取りスムーズに行うことができます。恥ずかしいセリフを禁止されるまでも無くキャラを語れるわけです。そうしたコミュニティの発展が今のキャラクタービジネスを支えているのです。素晴らしきかな『ツンデレ』

この小説の咲は典型的な綾波タイプの無口無愛想設定だけど、4話の中では主人公を意識してみたり女として身嗜みを気にしたりと普通の女の子の面をかじれるのが個人的には面白い。最近はこういうちょっとラブコメっぽいところを見たいというのがあって、個人的にその欲求によく応えてくれた感じ。純粋なラブコメからは外れているけど、本編から切り離した外伝的なところが裏側を見ているようで楽しい。同人的である所を批判するのも良いけど。同じような展開を繰り返していく作者の手法もちょっと感心します。ギャグっぽい面を出すのが上手い。個人的にはキャラクターの上滑りした情熱を上手に扱えてて面白かった。

適当なこと言いやがってと思われるかもしれない。そのとおりなんですけどね(笑)
つーか今週の絶望先生ネタ。語ることの中にもハードランディング。
あんまりハードじゃないし面白くない話だったかもしれませんが、そこはご愛嬌。
今回の記事は慣れないことはするものじゃないという教訓。

最近キャラ話が多い気がするのは某友人がかがみについて語ってんでそれに触発されてるからです。

らき☆すた 12話 を語る

2007-06-26 05:09:26 | <らき☆すた>
脚本:賀東招二 絵コンテ:武本康弘 演出:北之原孝将 作画監督:植野千世子

武本さんがコミケやるのは小麦ちゃんに続いてこれで2回目かな?フルメタネタ、ハルヒネタはもう当たり前のようにでてくるなぁ。フルメタは脚本家つながりか良く出てましたね。声優ネタもあったし。さすがに今回はロボットとかはでませんでしたね(笑)





オヤジに縁があるのは門脇さんつーか北之原さんかなぁ。京アニの作品見てると卑屈な人っぽい男は内面のキモさをビジュアルで見せてくるような生々しさがある。なんつーかモブキャラをここまで卑猥に描くところもある種の特色だと思ってます。ある意味オタク商売に特化されてる京アニならではの皮肉かもしれない。まあ、本編のキャラを際立たせたり祭りの生々しさを表現しているといえば聞こえはいいですけどね。こういう捉え方をするところは嫌いではないし。一般参加者とサークル参加者のビジュアルを小麦ちゃんの頃から書き分けてるのも面白い点です。つかさとかを気遣い無くぞんざいに扱っていたのはこういう人たちだと言ってるのを視聴者はどのように捉えるのでしょうね?そして気になるのはオタク男子のような女性の方々をあまり出さないこと。社内では女性陣が強いからあんまりやらないのかなぁ、と邪推してしまう。女性にたいして何らかの思想があるのかもしれないけど。西の事情はよくわかりません。



コミケ風景の1コマ。何を狙ったカットなのか気になる。コミケで男女が2人で談笑しているところに人はいない、見ないという意味合いだったら面白いのだけれど。コミケ内から飛び火するオタク社会の一面を見せようとしたいのかなぁ。憶測は楽しいからできるものさ。



アニメ店長は相変わらず気合入ってる。杉田さんの卑屈店員が個人的には好き。アニメ店長はやっぱ色彩を凝ろうとしてるなぁ。島本キャラへのアプローチは面白いと言えば面白いけれど、アニメ店長はこういうのがやりたいなぁ、という願望なのかもわからんね。
あー、こういう接客させれみたいなぁ(笑)
まあ、アニメイトにも滅多にいかないのでアレだけど。



日常の1コマ。袖を押さえてる芝居をさり気無く入れられるところは和みますなぁ。


らき☆すた原作を読んでみた を語る

2007-06-25 19:07:00 | <らき☆すた>
今更原作の話ってのもアレだけど、とりあえず感想。

原作はあんまりいい評判を聞かないしアニメを見ててもそうだろうなと思ったりするんだけど、個人的には4巻まで楽しく読むことができた。たぶん4コママンガ好きなんでしょう。オタク系を扱ったマンガが好きだというのもあるし。そもそも『妹選』を未だに読み返す人なんでやっぱ好きなんだろうな。後半は『あるあるネタ』よりオタクの会話がより目立ってた気がします。まあ、同じだから別にいいか。今のペースでいくと大体2巻+3巻から少しだけでアニメは終了という感じになるんだろうか。以前予想した母親ネタなどが既に原作には組み込まれていたのでペース的にそこをラストの方にもってくるつもりかな。ラストの方はぱにぽにみたいなオチの付け方になりそうな予感。

とりあえずアニメが原作通りに進んでいることはわかった。原作に登場しててアニメに出てないキャラが個人的には楽しみだな。特にみなみさん。正直、原作のみなみさんはあんまり扱いが良いとは思えないのでアニメ版ではできる限りフォローしてもらいたいところです。

みなみさんの設定というかエピソードを見てるとしっくりこない点がちょっとありまして。例えば『胸が小さいことを悩んでいる』というのが1つ。女の子の欲求としてはわかるんだけど、それってやっぱ男の子の気を引きたいってところも当然あって然るべきだと思うんだよなー、個人的に。みなみさんに限らないけど、らき☆すたのキャラはそうした恋愛方面に話を振る割りに自分をアピールするようなことをキャラクターにさせてなくて卑怯な作り方してるなー、というのが引っかかった。もっと女の子の会話をさせてもいいと思うんだよなぁ、個人的に。このマンガを買う層がそういうのを望んでいないというのはわかってるんだけど、身嗜みを気にしたりするようなところはあっても男の子たちの描写とかそういうのを排除してるのはやっぱり卑怯だと思うし、納得いかないなぁ。

あとみなみさんが保険委員やりたいと言ったりしたとこでもう少し他の子を気遣ってるところを入れるとかほしかったかも。保険委員積極的にやってるのなら医者とか目指してるようにするとか。でも、みゆきさんが医者目指してることになってるんだよね。歯医者とか医者が苦手って設定で医学部に行かせるっていうのは個人的に納得いかない。まあ、医者が苦手だから自分が医者になればいいと言われれば納得できるところもあるんだけど・・・。みなみさんとみゆきさんについてはちょっと舵の取り方がイマイチだったと思う。だから個人的にアニメはその辺上手く扱ってくれることに期待。

他にも似たようなネタを何度も使っていたりするところとか目立って2巻以降のデキには疑問を持たざるを得なかったけど、3巻の夏祭りぐらいまでは良かったのでアニメはそこまでは入れてほしいなぁ。ちょうど夏に終わりだし。エピソード的にもまとまってて綺麗だと思うし。OPのあれも天の川意識してそうだし。合間に4巻とかからみなみさんの描写を掻い摘んで持ってきて色々やってほしぃ。

何にせよ、これからのエピソードが少し楽しみになりました。まあ、DVD買ったりしない人なんで、個人的な望みのことなんてどうでもいい話だとは思いますけどね。


アニメ雑記 6/24 を語る

2007-06-24 16:12:39 | ■アニメレビューとか
●魔法少女リリカルなのはStrikerS 12話



リミッター解除するとやっぱバリアジャケット変わるのか。
やっぱロングスカートの方がなのはさんらしい感じがしていいな。
なんかスケバンっぽい気が(笑)

今回はジョジョネタが結構目に付いたなぁ。空中に刃物に囲まれてるのとか地面に潜るのとか。結構盛り上がってたし、楽しめました。ただキャラは増えてもドラマが膨らむわけでもないのがなぁ、勿体無いと言うべきか。あの中将とかさぁ、どうのなのよ。つーかシグナムの隣にいるやつ誰だよ。キャラ多すぎ。そういえば、あの聖王の器云々とか言われてた新キャラ少女が入院してるのが聖王病院とかいう所だったりするのは検査されながら改造をうけるフラグだったりするんですか?今後話がどう膨らんでいくのか気になります。

●アイドルマスター XENOGLOSSIA 12話

脚本:吉野弘幸  絵コンテ・演出:久城りおん  作画監督:大坪幸麿 西井正典
うん、上手くまとまってて個人的にかなり良かった。やっぱ吉野脚本回はいいですね。久城さんの演出も面白かった。特に真がマグマ内で発狂しだしたところ前後が良かった。真が発狂したとき必死の表情だけ見せて後は司令室で音声を聞かせるだけというのはなかなか上手い。ヒステリーを起こした女の子を見たくないというのもあるけど、痛烈なシーンだった。こういうときに声優の質が一番問われるのかなぁ、なんて思ったり。Aパートで見せた過去の部分をしっかりのっけてきてる辺りもなかなか燃える演出だった。音声の一方通行が緊迫感を煽っていてそこもなかなかGOOD。最後のぶつかり合いもカタルシスを持たせられていたと思います。基本的にキレた展開は好みです。

●ドラえもん のび太の夢幻三剣士

今まで見てきたドラえもんが環境問題などを取り入れてる以前までのシリーズと比べると随分と安っぽい作品なんじゃないかなぁ、と思ってしまった。逆にエンタメとしてはシリーズトップクラスじゃないかとも思いますが。この話の鍵になるのはやっぱあの謎のフクロウ。あれを何者だと解釈するかでこの作品の意味合いは大きく変わる。考察という名の妄想は↓へ。
個人的に『夢幻三剣士』というソフトは実は不良品で、のび太はそれを掴まれただけ、と考察してみる。のび太にソフトを進めたフクロウ人間は未来からきた悪徳会社の社員だという設定。夢の中に出てきたものはあくまで舞台役者としてのフクロウ。つまりはシステムに過ぎない。根拠としては夢の中のフクロウはドラえもんのポケットのことを知らずにいること。未来の配送センターに電話することができるフクロウ人間がポケットを知らないなんてことはありえない。あと個人的に引っかかるのが『夢見る機』を出すとダイレクトメールがくるという設定。これも怪しい。というのも道具を出しただけでなんでダイレクトメールがくるの?という。恐らく夢見る機から信号か何かが送信されるんでしょうね。夢にアクセスしたらわかっちゃいますよ的な。そこでちょっと考えてみると、送信できるんだから受信することも可能、つまり夢に干渉することができるのではないか、と考えることもできるのではないでしょうか。そしてさらに引っかかるのがなぜのび太たちが急に夢を見るのをやめたのか、夢見る機を引き取らせたのか。12回払いのローンが残るだけで勿体無いと思いませんか?たぶん、これは開発側がこのソフトの欠陥に気づいてしまったのではないか、または夢見る機の欠陥に気づいてしまったのではないか、そのために夢を見るのをやめさせ引き取らせる必要があったのではないか、と可能性がいろいろ考えられます。そのための信号を夢見る機を通してドラえもんたちにおくりこんだのではないかと考えます。最後に現実に帰ったのび太たちですが、学校が山の上にあったりと不可思議な描写が。これは夢見る機の現実と夢を入れ替える効果を利用した演出だったのではないかと思いました。ドラえもんがスイッチを押した時に夢と現実が入れ替わったわけですが、引き取られた時にそれが元に戻っていたかはわからない。ただソフトだけが止まって夢見る機の効果は持続しているのかもしれない、というニュアンスを含めたラストだったのではないかな、と思いました。あとシルクが現実世界に現れるというのも実は引っかかる。なぜ夢の中でしか存在できないキャラクターが現実世界に現れることができるのか。個人的には夢見る機を通して向こうを現実としたときに、強力なパワーをもつソフトの力も作用して、夢を別次元の現実として世界を構築してしてしまった、つまり異次元を作り出してしまった、と考えます。もしかしたら上に上げた欠陥とはこのことなのかもしれない。とりあえずここまでが個人的な読み解き。最後に出てくるロボットはフクロウ人間の関係者とか何か関わりがある奴だと解釈。

個人的に人気が高いのはこういった夢世界と現実世界をつなぐものの曖昧さ、物語の曖昧さがいいのかなぁ、と思います。主題歌もかっこよくて個人的に良いです。

天元突破グレンラガン 13話 を語る

2007-06-24 11:19:15 | <天元突破グレンラガン>
2クールということなんでここで折り返しということになりますか。
ようやくカミナが死んだことをヴィラルが知る。そして自分を脅かす人間という存在に疑問を持つという回。今回はヨーコの描写が多かった。無理をしてみたりシモンの世話を焼いてるところはカミナを意識してということだろうか。シモンに自分の気持ちを打ち明けることはヨーコ自身の成長、またはカミナという枷から抜けられたということなのだろうか。シモンがヨーコの言葉に対して動揺していなかったり、ヨーコがシモンの言葉を聞いて動揺しないというのはある種の確認作業とも思える。もうカミナに拘らなくてもお互い大丈夫だという。カミナに対する嫉妬心、愛情、お互いを見てカミナを見てしまう目線との決別。男2人に女1人というのはありがちなパターンだと思うけど、グレンラガンはその辺を扱えてるんじゃなかいなぁ、と思います。ま、その辺の解釈は人それぞれだと思いますが。というのもこの辺上手く読み解けてない気がするので。今回はヴィラルを含めカミナの死を吹っ切る回だったんじゃないかなぁ。ロングショットや光の使い方などは演出の勝利という感じ。男と女を意識させられるのが個人的に良かった。この辺は演出の横山彰利さんの力とかなんだろうか。アングル的にはエロさを狙った部分が多かったような(笑)

作画は今回も良かった。
前回は水中戦でしたが今回は空中戦。最初のドリルで戦闘機を倒しながら浮いてるところはドリルをしなやかに使っていて新鮮でした。敵の機体を奪うというのはグレンラガンのお約束みたいなもんですね。ラガンの設定を上手く使っていて良いです。グレンラガンに戦闘機が合体するところとか良かったです。VSヴィラルからはなんかすごいガイキング13話っぽい感じだったなぁ。金田光からヴィラル攻撃を受けてからのポーズとか今石さんっぽい感じだった。その後の後ろに回転してポーズとるまでは金田系のケレン味たっぷりの動き。空中での高速戦闘はやっぱガイキングに見えるなぁ。この辺は前回の水中パレード戦に続いて雨宮さんかな。次の作監回はいつですか?
個人的に1番特筆すべきところはヨーコの太ももだと思いますけどね!



大グレンが突撃するところかも派手で面白かった。空中でアタックを決めてるところとか舵を引いてるカットのオバケとか個人的に目がつきました。個人的にオヤジのシーンは力強くて特に目を引きました。あと敵艦内部の爆発が結構細かく作画されてるみたいなんですが、特効かなんかが強く赤くなっちゃってて全然よく見えなかったのが残念。この辺りがいまざきさんでしょうか。作鬼はこの辺かドリルで戦闘機を落とす辺りきてほしぃ。



バトルやアクション以外でも目に付くところが。戦闘終了後のシモンとヨーコやりとりのシーンは枚数をかけたヌルヌルした動き。なびきをここまで枚数かけて動かしてるのって久々にみたような気がする。ヨーコの表情も枚数使ってる。枚数を多く使う京アニでもこういう表情見せるシーンで顔全体の変化を見せるのにこういうことしたこと無いんじゃないかなぁ。あるとしたらハルヒ特典ダンスぐらい?2人のやり取りを印象付けるという意味では凄いパワーを持たせたシーンになってると思います。この話に限らず金田系アクション主流のグレン全体で見てもかなり浮く。今回は幅広い作画で個人的にかなり満足。



あと今回のサブタイのオチ。ニアの料理のところは鍋のクネクネした動きやカオスな食材と濃かったです。個人的にニアが料理してるところとかカオス過ぎて面白かったです。みんなで料理食って固まってるところハーモニー上手く使ってるなぁ。双子の目の光の処理とかも目に付きました。

グレンラガンはこの後も注目回が目白押しですよ。凄く楽しみです。


アニメ雑記 6/22 を語る

2007-06-22 13:35:41 | ■シンエイ動画
●クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
監督:本郷みつる
脚本・絵コンテ:本郷みつる 原恵一  演出:原恵一  演出助手:水島努

クレしん映画は昔から繰り返し何度も見てるけど(と言っても本郷監督タイトルだけだけど)、やっぱ面白い。前作に比べるとだいぶ方向性も定まってきている印象。ここから雲黒斎、ヘンダーランドとアクション色の濃い作品に繋がっていくのは面白い流れだなぁ。クレしんの中でのオカマについてとか考察してみれば面白そうだなぁと思いつつ何も思いつかないのでとりあえず感想。



前作から大きく変わったと思ったのはひろし&みさえの描写と戦う美少女が出てきたところかな。前者はこの後のシリーズでスタンダードになっていくもので、後者はヘンダーランドぐらいでちょっと打ち止めを喰らうというのが個人的には興味深い。ルルの変なところを認めてしまう辺り憎らしい作り方してると思う。見に行った大きいお友達はルルに萌えてしまったらオカマ以下だと言われてしまう。子供向け作品のツッコミとして考えるとなんとも言えない感じだなぁ。



ブリブリ王国を見てると、この作品は雲黒斎の素材というか実験作っぽく見えるなぁ。似たような構図というかそういうものが結構多い。雲黒斎になるとしんのしけのヒーロー性、サブキャラ美少女の掘り下げ、野原一家団結が上手くまとまっている。ブリブリ王国はその1つ1つが練りこまれてない感じ。ギリギリの場面で避ける際にルルの髪が切れるというシーン1つとってみても、雲黒斎では吹雪丸の髪を切るシーンは比較にならないほど素晴らしいシーンになっている。そういう所を抜き出して見てみるのが個人的には吉。



ひろしとみさえはなるべく同じカットに収めようとしていた気がする。ジャングルで遭難したときのミュージカル風味な演出などバラエティに含んでいて個人的にはかなり好きだったりする。ひろしとみさえが衝突する際に周囲への配慮が疎かになってるところがあるなど、夫婦喧嘩はお互いしか見えないという周囲が感じるウザさを出してるのは夫婦のやりとりしてのリアリティを獲得しようと頑張ってる気がして個人的には良かった。ただ、そういった衝突を繰り返したり仲直りしたりのドラマがあまりストーリーに絡んでこないのが残念。一応オチはつきますが。しんのすけを助ける描写も結構すっ飛ばされていた気がします。尺の関係とかで色んなところを妥協したんでしょうか。ルルとひろし達は電車内での演出が良かった分、後半は少し残念だったなぁ。まあ、子供向けということでしんのすけ視点が多くなるのは仕方が無いし、避けられないことだと思うので折り合いの付け方が上手いかどうかなんだろうな。



ミュージカルと言えば敵の妙なダンスとか。この辺りってもしかして演出助手:水島努さんのアイディアだったりするんでしょうか。こういうところで笑いをとってこれるのがこの作品の幅広さなんだろうなぁ。ただ今作はバラエティ色を濃くても本編は少し練りこみ不足だったんじゃないかなぁと思った。例えばルルのストーリーとか。まあ、その辺も雲黒斎ではフォローされてたんで、やっぱブリブリは実験作という位置づけでいいんだろうなぁ。

作画面などはルルの戦闘シーンなどが目を引きました。最初の戦闘員とのバトルとか良かった。特長有り気な動きですが自分にはちょっと誰だかわからない。その後のVSハブはドラゴンボール式で個人的に少し残念だったかな。回転キックを決めるところでフルメタTSR思い出しました。他意はないです。後半の遺跡内バトルだと鉄扇出した辺りが個人的には好き。鉄扇の捉え方やオバケ、それに動きがキチッとしていて面白かった。魔神VS魔神など怪獣映画さながらの展開はエンタメとして考えて入れたんだろうなぁ。枚数多く使ってヌルヌル動かすのはどっかの誰かさんみたい。個人的にそこまで爽快感があるシーンでは無かったのが気になった。次回作の雲黒斎は湯浅政明さんがダイナミックなロボット戦やってますが、監督的にはここのリベンジ気分だったんじゃないかな。
今作は『八犬伝』があったからか湯浅さんが原画参加してないのが残念。

まとめると、『雲黒斎になりきれなかった作品』って感じかな。
もしくは『雲黒斎の原型』か。
あと『アクション仮面VSハイグレ魔王』は『ヘンダーランド寄り』な気がします。

どうでもいいけど、



さり気無いところの有名映画パロなどは遊びなんだろうなぁ。
ドラえもんでもあったけど、この辺は原さんがやってるのかな?わからない。


夏の視聴可能アニメまとめ を語る

2007-06-21 04:39:10 | ■アニメレビューとか
『School Days』と『さよなら絶望先生』を最速で見れるのがうれしいかな。新作で期待してるツートップなので楽しみです。『ひぐらしのなく頃に解』がだいぶ遅いのが残念。『ゼロの使い魔』はまたスルーかな。釘宮よりモモーイ。『モノノ怪』はまだ以前のモノをチェックしてないのですが評判がかなりいいので今作も期待。

●日曜
・ビックリマン
・恐竜キング
・グレンラガン
・ゲゲゲの鬼太郎
・アニメロビー
・ハヤテのごとく!
・ヒロイック・エイジ
・瀬戸の花嫁
ゼロの使い魔~双月の騎士~ 25:30~

●月曜
・ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ
・結界師
・名探偵コナン
もえたん 23:00~
・らき☆すた 25:15~
ななついろ★ドロップス 26:15~

●火曜
・グレイマン
・ぼくらの 23:00~
・キスダム-ENGAGE PLANET- 25:00~
・OverDrive 25:30~
School Days 26:15~
ZOMBIE-LOAN 26:40

●水曜
・アイシールド21
・BLEACH
・ながされて藍蘭島 25:20~
・機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ 25:50~


●木曜
・爆丸 -バトルブローラーズ-
・銀魂
・NARUTO
モノノ怪
・おおきく振りかぶって 25:25~

●金曜
・ドラえもん
・クレヨンしんちゃん
・Darker than BLACK -黒の契約者- 25:55~
・ロミオ×ジュリエット 26:40~
・魔法少女リリカルなのはStrikerS 27:15~

●土曜
・~家庭教師ヒットマンREBORN!
・スパイダーライダーズ ~よみがえる太陽~ 17:00~
・ラブ★コン
・地球へ…
・電脳コイル
さよなら絶望先生 24:30~
・アイドルマスター XENOGLOSSIA 25:00~
ひぐらしのなく頃に解 25:30~
ぽてまよ 26:30~
・スカルマン THE SKULL MAN