流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

とある科学の超電磁砲 21話 を語る

2010-02-28 05:22:34 | <とある科学の超電磁砲>


春上さんは何なの?な回。
黒子と初春の喧嘩に重点を置いた感じだったけど、
その中での美琴ってのがなんなのかよく見えんかった。
美琴も春上さんを疑っていたのになぁ、と。
その部分は黒子が背負った感じだったけど、
美琴自身がそういうことをされたことに対してどんな思いだったのかなぁとか。
病院を見渡す辺りだったりとか、初春に春上さんのことを切り出すタメみたいな感じかなと思ったけど、
結局黒子に持っていかれちゃってうーん、どうなのみたいな。
ただ美琴は最後のチャイルドエラーの子を知ってる唯一のキャラなので、
春上さんを疑う視点を持っていた方が都合が良かっただけなのかなぁとか色々思ったり。
初春も黒子だけを攻める辺りで美琴や固法先輩を抜きの言い方してるのもうーん。
それだけテンパってたって感じなのか初春も予感してたのかなぁ。





喧嘩。
初春&春上が一緒にスイカ食べたり昼食取ってる部分を踏まえると重い部分。
思えば春上と一緒に食事を取ってないのって黒子だけなんだよな。
この後も黒子は疑念を持ち続けてるけど、この辺の構成は監督の色がよく出てる部分なのかも。
一人で昼食とってる固法先輩とか。
今回は神谷智大さんの演出回だったけど固法先輩の描写だったり、
初春と黒子の対立だったりが最初の演出回と似たような感じで気になった。
ソファーで寝てる先輩いいっすねーみたいな。でも食い過ぎです先輩みたいな。



あと所長さんの部屋でのやり取り、影に入ってる部分はハイライト消してて、
この作品で時々見られるシーンになってたけど、誰がやってるんだろコレ。
食べ物と言えばあのメガネのネーちゃんが出したメイプル、OPと同じ黄色だったな。
この辺も何かあるのかなぁ。この辺はなんかの伏線っぽい感じのとこが多かったような。
どうでもいいけど、あの所長は高レベルの能力者がお好きなのかしら。



この処理はちょっと新鮮。
しかし初春の中の人がイチイチいい芝居してて、逆にそれが前に出すぎてた感も強かったな。
検査後にまわりに春上さんが無実だとわかった辺りとかあまりにも無邪気で。
所長の狙いとか何か匂わす感じだったけど、どういう感じになるのか楽しみ。
次回は木山せんせいもでるみたいだし、混沌としてきそうなだなぁ。


消失 その3(追記) を語る

2010-02-27 13:28:00 | ■京都アニメーション
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今日3回目見ようと思ったんですがどうも夕方までチケット完売だったので、
レイトショーと1日のチケット取って帰宅。
合間にムック読みました。各座談会で結構ザクザク語ってて面白かったです。
個人的に演出の部分は監督たちだけでなくコンテ陣の座談会になってたのはホント良かったです。
パンフレットだと高雄さんのインタビューなかったですし。
コンテの一部と顔写真も載っててファンの方は要チェック。
高雄さんが古泉の扱いだったり自分が気になってたトコを結構気にかけて下さっててうれしかった。
とくに『選ばれなかった人』云々の辺りとか長門のところとか。切り口が面白い。
朝倉も盲点だったので劇場で新鮮さが特に感じられて良かったです。
個人的に京アニで高雄さんの存在って大きいですね。
逆に石原さんが小泉に思い入れ無いとコメントされて萎えたりとか(笑)
別にスカートの下にジャージいいじゃんと思うし、石原さんの趣味は合わないとか(笑)
あと他にムックでパートも書いてあったので予想反省会でも。

まずコンテパートはABCDEFまであって、
武本さん&石原さんがAB&EFを細かく分けて担当、高雄さんCDということらしい。
で、Dパートの演出処理が内海さん。
最後の方のハルヒは高雄さん?っていうのはパンフレットに載ってたインタビュー誤読したっぽい。失礼しました。
twitterでパート細かく別れてそうとか書いたけど実際は武本さんと石原さんだけ細かく別れてたという。
でキョンの独白は武本さんがコンテ。あの前後は全部武本さんなのかな?
大まかにABCDEFパート予想すると、
A:最初から部室のクリスマス準備~
B:改変世界~
C;改変世界2日目~
D:ハルヒ見つけた喫茶店~
E:過去~刺される
F:残り全部
かな。 街を俯瞰するキョンのシーンで密着マルチが使われた辺りまでがBかなぁ。
Fパートはあの辺り意識してたと思うので。

で懲りずにまた予想(笑)
高雄さんは演出処理もされてますが、たぶんコンテもされてるCパートかな。
その辺は前書いた予想と被る感じ。
E、Fだと過去のシーンはやっぱ石原さんと予想。
Fは病院全部、飛行機が出てくる辺りはほとんどじゃないかな。それ以外が武本さんかなと。
北之原さんはBパートの演出処理辺りかなぁ。
作監パートはわからないんで保留。載ってる画像を1パートづつ見てけばわかるかも。
大人版みくるが手を握ってるとこやたらガッシリした腕に見えるなとか細かいとこ見るの面白い。
うーん高雄コンテパート今まで組んでた方がやってるんじゃないかなぁ。
あと山田さんが演出やってるとこは時期的に堀口さんと組みそうな気もするな、とか。
冒頭AパートはTVで山田さんがやった回風に見えたしそこだと思うんだけど、でもだったら作監は違うだろうし。
実は演出&作監はABCDEFのパートの長さ順で載ってて、と憶測が憶測を呼んでる状態に。
もう自分の目での予想ですらない(笑)
とりあえずパート予想はDVDやらBDが発売するまでお預けかな。


あとこれでチケット4枚になったのでフィルム貰ってきました。
当たったのは
『寝ているキョンと目覚まし時計』
『古泉が剥いたリンゴの上にリンゴ兎をのせているところ』
でした。まさか寝顔キョンとリンゴになるとは・・・。

以前書いた感想がちょっと消失とかかる気がしたので。
http://yaplog.jp/lucyman/archive/1601

追記
OPのトコ見ると確かにちょっと堀口さんっぽく見える。
あそこ画面小さくてよく見えんかったしシルエットは石立さんか内藤さん辺りかなってそっち見ちゃってたけど。
だけどあそこの部室のキャラは一番それっぽい。
でもAパートそこ以外は全然だし、どなたかが2パート持ってたりするのかな。うーん。

追記2
4回目見てきた。
やっぱ前回の予想と同じ付近だけどCパートが堀口さんじゃないかなぁ。
あの髪のフサっとした感じとかけいおんっぽい丸っこさとか。
あのパートは結構アプローチの仕方が違うように思いましたし。原画の方の色もあるかもですが。
ぶれまくりましたが、自分はとりあえずこの辺で。


アニメ雑記 2/25 を語る

2010-02-25 03:43:02 | ■アニメレビューとか
●七都市物語 北極海戦線・前編
脚本:野辺朋史
絵コンテ:矢野博之
キャラクターデザイン・作画監督:松田勝己
作画監督補:木村雅広 赤堀重雄 江口寿志
メカニックデザイン・作画監督:古賀誠
爆発アニメーター:江口寿志
レイアウト・原画:清水保行 後藤雅己 渡辺明夫 伊本龍守 生玉目康裕 島崎知美 小野ひろみ
           熊谷哲矢 小丸敏之 初見浩一 槇田一章 郷敏治 長坂寛治 藪下昌二
           牛来隆行 菅原公紀 樋口香里 笠原彰 サンライズ

           古賀誠 赤堀重雄 江口寿志

1993年製。アニ名とフィルム、スタジオ・ジュニオ制作。
監督:神戸守、総監督:永丘昭典。
神戸守さんが監督もしてるということで『レジェンド・オブ・クリスタニア』を見る前に見ておこうかなと。
まあ、監督としてどういう貢献をされたのかよくわからないけど。



ちょっと前にハイライトの話したけど、この作品はハイライト全身にザックリ入れてる感じ。
銀魂みたいに黒い服だとそういうハイライトの処理も必要なのかなって思うけど、
90年代は緻密になっていくことと影とハイライトの比率が上がっていくような感じだったから、
そういう流れの中にある手法なのかな、と思ったけどそうでない部分にもかなり入れてる。
まりメラと同じようなデザインとしてのハイライトって感じだったかなぁ。
でもクリスタニアちら見したけどこんなハイライト全然入れてなかったよなぁ。
小林智美さんの原案を重視してたんだろうか。
傾向として少女漫画とかだとハイライトは多めになるっぽい。



爆発アニメーターを置いてるだけあってかエフェクトは1つのラインで統一されていたような感じ。
とにかくモクモクとあがるリピート煙がいっぱいでしつこい感じですが面白かったです。
ちょっと佐々木エフェクトっぽさを感じたり。
江口さんってあまりいしきしていませんでしたが作品歴見たら豪華で驚いた。



水。



煙。



爆発。


とある科学の超電磁砲 20話 を語る

2010-02-21 09:05:20 | <とある科学の超電磁砲>
サブキャラ編から本筋に入ってきたような回。
アバンの光子はいつも変なのに襲われてるように見える。
何気に人形とかいっぱい持ってる人だったのが意外。
しかし着てる服はビニールか何か出てきてるの?とか思ってしまった。



終わりが近いってことを示すと物語になるのか?という。
超電磁砲の場合は単なる煽り文句のような一端ですが、
他の作品の場合どうなんだろなと思ってみたり。
今回は噂好きの佐天さんテレポートの黒子など、
各キャラが日常においてどういうことができるのかっていう描き方だったような。
美琴は電撃出さなかったら人気がある普通の中学生なんだよなぁ、とか。

他に祭りの浴衣着るあたりなんか普段描かれない部分でそういうのが新鮮だったな。
着付けとかそういえばハチクロなんかでもやってたなぁ、とか。
佐天さんが初春にとって頼りになる相手のように描きつつ、
美琴や黒子は着付けも何でもできちゃうんだろうなー、
っていうのを前回の流れから想像できちゃって、そういうとこが少し引っかかった。
今回は超電磁砲でもかなり良く作画が纏まっていたように思います。



今回はクロスカッティングだったりシンメトリーだったりが新鮮だったな。
噂話と事件の説明をクロスしてみせて佐天さんの方を咎める風な構成。
しかし固法先輩が同じネットで調べた程度で事件の詳細っぽいのに到達するのがなんかな。
前も佐天さんの噂話、その中の一部が本当という流れだったし、
またAIM拡散力場だし、1クール目と被るような形をとってる感じ。
地震がポルターガイストであるということをアバンで心霊現象風に、
後半で崩れた地域を客観視させることで見せていたり、
その中に今後の伏線をいれててよくまとまった回だったように思います。



しかしこれ最初初春の能力だと思ったのに全然違ったなぁ(笑)
まあ、ロボット召喚が能力ってどんなだよっていう感じですが。
いつになったらわかるんだろうなぁ初春の能力。


アニメ雑記 2/20 を語る

2010-02-20 11:10:20 | ■アニメレビューとか
今期はエロいアニメを楽しんで見てる気がする。

●のだめカンタービレ フィナーレ
1期見た後だとパワーダウンしてるように感じてたんだけど楽しんで見れてる。
5話ののだめの走りとか良かった。
千秋がコーチすることでのだめの周辺で何が起きているのか見えてくるのも面白い。
そうやって掘り下げていった千秋がのだめにダメだしされるのとか、
のだめの音楽への向き合いを強めていってるのがよく描かれててよかった。
今回見ててのだめのちょっとした一言を妙に引っかかるような箇所があったんだけど、
見返すのがしんどいのでどこかはっきり思い出せない・・・。


●あしたのジョー
力石戦その後まで見た。
ウルフ金串戦から出崎演出回が増えてきて見ててテンション上がる。
間の富野回でフィルタかけたような画面で女性の恋心やらを演出してて、
ジョー見てると女々しさが目立ってアレかなぁって思ってたら、
出崎回でも普通に使われだしてて面白かった。
試合そのものをどう演出するかよりドラマ部分の掘り下げが面白い。
出崎回もその辺を中心にした話の方が多いように思いますし。
あとジョーって作品に今まであまりふれたことがなくて、
勝手な漠然としたイメージを今まで持ってたんですが、
そのイメージが全然違っていたこととか、そういうギャップも楽しいです。
ひとつひとつの回を書こうと思ったけど、とりあえず簡単な感想で。
ジョー2はこれより凄いのか・・・と思うと凄く楽しみです。
次はジョー見終わったらガンバの冒険見ます。まだ見てなかったので。
ベルバラは結構見てる気がするんですが、また見ようかなぁ。


●EMOTION the Best
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消失 その2 を語る

2010-02-20 10:12:33 | ■京都アニメーション
先々週の金曜に消失の2回目を見てきた。
流石に一週間もしないで見に行ったのは失敗だったかも。

個人的にやっぱ一番グッと来るのがキョンが栞見つけるトコですね。
あそこで虚構となった長門との繋がりに思いを馳せるキョンがいいというか。
確かにあるもの。やっぱねぇ、こういうのにねぇ、グッときちゃう(笑)
あと朝倉にぶっさされる辺りはBGM共々ちょっと引いちゃうな。
文字の辺りとかFate stay nightの最終回っぺなーとか思っちゃったし。
そういえば朝倉涼子のおでんなるものが出たそうな。
あんましこういう商品を買おうとは思わないけど、コレは欲しい・・・(笑)

あと他に気になったとこを見に行ったつもりだったけど、まあよくわからなかった。
8の強調はエンドレスエイト的な不気味さを出すほかに狙いがあったのかなぁ。
数字だとエレベーターは4,5階の流れを見せていたので最後に登っていくトコは『シ→ゴ』なのかなぁ、とか。
しかし、京アニはアニメを現実として置きたいのかなぁとかアレコレ。
改変された世界での密着マルチと病院屋上での対比がやったら印象に残るんで。
この辺は京アニ作品を考える上で結構面白いところかも。
前からだけど、アニメ的なデフォルメなどを排除する傾向とか。

個人的にコンテ陣の割り振りとか作監とかのパートが気になった。
結構TVな作りかなぁって思ったけど、この辺の残し方も結構そうかも。
コンテは朝倉が出る直前の風景をパンパンと出していく感じが高雄さんっぽいとか、
教室の3Dとか過去のベンチの辺りとか最後のキョン独白は石原さんっぽいとか、
長門の世界改変したところのレイアウトは武本さんっぽいとか。
ただ実際どういうパートわけでされてたんだろう。
パンフレットによると最後に出てくるハルヒのパートは高雄さんらしいし。
あの辺、長門まで全部高雄さんなのかなぁ。病院内見せるトコはそれっぽいと感じたけど・・・。
演出処理の方だとキョンが改変後の世界にいって過去に行くまでの後半は高雄さんがやってそう。
作監は堀口さんと高橋さんじゃないかなぁって思ったけど演出で手を入れてそうな感じ。
やっぱり目の処理かなぁ。ハルヒの目使いってCLANNAD特別編の智代っぽい感じが強いんですよね。
あれが見れるのってあの回のペアだけだったんで。あとPC起動呆然のキョンが高橋さんっぽいと思ったトコ。
まあ、あまり自信はないので話半分で。
せっかくの劇場作品なのでこういう話をしてもいいかなと。MUNTOは・・・木上さんサイコォ!

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とある科学の超電磁砲 19話 を語る

2010-02-14 03:17:51 | <とある科学の超電磁砲>


盛夏祭。
美琴が夏なのにシーツ被ってたりしておばけみたい。
緊張しすぎて誰からも見られたくない故に幽霊化、みたいなものでしょうか。

今回前半は自己紹介が多くて、その度にあのキャラと繋がりがありそうなキャラだったのか、
とか初春の下の名前って飾利っていうのか!とかその辺がなんか新鮮でした。
あと如何にも舞乙OPっていうメイド隊見せるカットのレイアウトとか。
あと青い花というイメージを使ってて、『青い花』という作品をちょっと思い出したり。
しかし青いイメージ結構使ってるのにパンフレットは青くないとは。



初春かわいいなー。今回は初春メインって気もしたなぁ。
この辺の初春の動きとか声の芝居とかよくて見てて笑っちゃったなぁ。
リミッター解除とか(笑)
眉毛を寄せる力の入った表情が印象的でしたね。
2回続けて笑える会に仕上がってる感じだなーとか。
Aパートは美琴と2人の対比が面白かったな。

今回気になったのは『盛夏祭』それ自体ですね。
一体夏の何を盛るんだ?なんていう風に最初思ってしまったもので。
今回の初春の反応を見てると祭りの雰囲気というより、
それを形作る生徒たちを個別に見ていって、
祭りそのものを解体してしまうような側面を持っていたように思います。



ゴージャスな額に入れられた絵、花を貰っている書道。
まるで個人の能力を見せるかのような一面が。
さらに夏という文字が前に出てきています。
そしてまたサブタイトルで『盛夏祭』の文字。
一体盛り夏(私的なイメージ)って何なの?みたいな。



そして初春は夏の文字自体をバッサリと一刀両断してしまう。
これは祭りを祭りのように扱わず、これが日常のように言う(ここに住みたいと言うセリフから)。
非日常である、イベント性の強い祭り自体を解体する初春を描くと同時に、
演出自体が夏そのものを描くつもりがないことを意味しているようにも取れます。
ミスリードのオチみたいな。
アバンを思い出すと夏なのにくるまってるっていうところからして、
夏っぽい雰囲気を描くつもりは最初から無かったんだろうなー。

もう少し続ければ、美琴の「ステージ」での失敗を予見しているようにも見えます。
美琴の緊張、皆の期待から美琴のステージが失敗すれば祭りは台無し、
という風なものになっていたと思いますし。



そして緊張する美琴の前に「盛夏祭」の文字が印刷されたチケットを見せる上条さん。
バラバラにされた文字がそこに。
これは初春によって解体された「盛夏祭」が修復されることも意味していたのかなぁ、とか。
この祭りはよく知っている少女たちの裏にある能力を全面に出すことが醍醐味だったのではないか、と。
美琴はレベル5という指折りの能力者であり、あの性格でお嬢様っぽい雰囲気はまるでなかった。
しかし、ここで今まで見られなかった美琴を皆が見ることができる。
そういうお嬢様がお嬢様っぽいことをできる場所、
言い方を変えれば能力があってもなくても、
寮生たちは特別であるということを初春を通じて描いていたのかなと。
そしてそれこそがこの「祭り」であることを、
初春が普段通じてる美琴のバイオリンの非日常性から完成させたのかなぁ、みたいな。
お嬢様たちの日常を見せているのではなく、
祭りであるからこそ見えるお嬢様たちの非日常的な姿を見せてこそ祭りである、と。
皆が期待する中、美琴自体を忘れてしまっていた上条さんが修復の役割を担ってるのも、
そういう狙いがあるからなのかな。
そう考えるとメイドという下手に出ているところに悪意を感じざるを得ない・・・。
でもこれって普通にお嬢様とかある程度の地位のある場所からしてみれば、
それを守るための当然の処置なんだろうなー。
普段からお嬢様学校連呼してるけど、前に出てくるのがあの2人じゃイメージ湧かないからこそ、
っというようなオチだったように思います。

しかし最後の最後で1つ疑問。
美琴はあの衣装でも短パン履いていたのか?という。
メイド服でも着ていたし果たして・・・?


アニメ雑記 2/9 を語る

2010-02-09 02:07:02 | ■アニメレビューとか
「マイマイ新子と千年の魔法」90秒プロモーション映像

</object>

Brigadoon まりんとメラン OP

</object>

『マイマイ新子と千年の魔法』を見ててハイライトの使い方というかが個人的に気になりました。
結構ざっくり体全体までハイライトを入れて光があたっていることを強調してる格好。
そういうところがちょっと『まりんとメラン』っぽいように思いました。
新子はリアリズムとして、まりんはデザインの延長して付けられてる印象で意図は違うのでしょうが、
雰囲気的にちょっと似たような感じがあるように思うんですよね。
年代的には新子が1955年、まりんが1969年。
昭和の子供の雰囲気を伝えるのに使ってるのかなぁとかちょっとその辺が気になります。
『まりメラ』はサンライズで初めて完全デジタル移行して制作されたアニメということなんで、
00年代当初の色彩バランスというか、その辺の調節としてザックリとハイライトを入れていたのかな、
という風に思ってたんですが、新子という作品が出てきてちょっと違っていたのかなぁ、と思い直したり。
他にこういう傾向の作品ってあるのかなと思いOPなんかを色々見てまわったんですが、
縁取るように薄っすらあるものはよくあるみたいなんで、その延長なのかなぁ。
なんかそんなに見ないような気がしたので気になりました。
そういえば上に挙げたハイライトは『デュラララ!』の版権が似たような感じだなぁ、とか。
http://www.durarara.com/special/sp_w01.html

新子はDVDなどが出せないくらい興行が厳しいらしいです。
まりメラも売れないアニメで既に10年がたち完全にマイナーアニメですが、
私自身はDVDBOX出るよね!とか10周年だし何かアクションあるよね!
と淡い期待をして何も出来てない状況なので、
新子界隈にはドカンと売れるキッカケが生まれたらいいなと漠然と思ってたりします。



あにゃまる探偵キルミンずぅ OP

</object>

最近『あしたのジョー』を見て平田敏夫さんを知ったんですが、
どっかで見た人だなぁと思ってたらキルミンずぅのOPの演出も担当されててちょっとビックリ。


とある科学の超電磁砲 18話 を語る

2010-02-07 13:20:53 | <とある科学の超電磁砲>


寮監先生のお話。
美琴の悲鳴から始まり悲鳴に終わるギャグコメディなノリで終始笑って見れました。
今回は寮監&黒子メインって感じだったなぁと。
黒子が考えを簡単に翻したり寮監で遊ぶ、それにより罰則を緩めようとする魂胆が見え隠れし、
寮監さんもボランティアで参加してたのに男目当てにしか見えないところから、
2人が揃ってズッコケて終わる締め方。
寮監さんの失恋は切なく描かれるも、
悪ノリ感漂っていた黒子が結局締め上げられるのは罰則と日常への回帰を描くお約束的なオチで、
安定して楽しめる回になってて良かったです。



しかしこの作品は手の仕草っていうかのSEが結構過剰についてる気がします。
このグッと構えるやつなんか今回は2回もあったし、
顔に手を当てるとことなんかでも音がついてる。
手を握るがごとく、キャッチーな演出の一つなのかなーとか。



サブキャラのメガネ率高いように思ったなぁ今回。
あと男の先生だったからか、はなまる幼稚園とちょっとダブる印象が。
今回は子供と戯れる佐天さんたちが見れると思ったのに戯れてたのは美琴だけという。
能力を子供に見せるとか、そういう一面から掘り下げることも出来たんじゃないかと思うんだけど、
ギャグを重視した感じだったのかなぁ。



この辺のノリとか。美琴が一番痛いしいという。
立ち上がって画面にインすることでテンポ作ったりとかこういうPANの使い方とか、
こういうのがやっぱ楽しいなぁと。

そういえば今回も地震が発生してましたが、やはり今後の伏線として描かれてるんでしょうかね。
学園都市は地震の発生以前にそれを感知する術は持っていないのかなぁ。
学園都市も日本の1つの都市なわけで、その脅威として地震っていうのは、
都市を描く方面では気になるところかも。
最近だとefなんかが地震とその再生に繋がるような話のように思い出されるけどどうだったっけ。


涼宮ハルヒの消失 を語る

2010-02-06 12:32:27 | ■京都アニメーション
最初は自分自身見ることに乗り気じゃなかったんですが、
消失は思い入れのあるタイトルからなのか見たいという気持ちが日に日に高ぶって結局初日初回に。
放映日を待つ間は原作の発売日を待ち遠しく思った頃を思い出すほどでした。
ちょうど大学入ってTVシリーズが始まり、
そして4年でこの作品を劇場を見るっていうのは感慨深いものがあります。
そういう思い出に浸れる映画として自分に取っては素晴らしい映画でした。
OPが流れた辺りでTV1期見てた頃の憤慨とかそういうのを思い出して、
自分の中に出来上がってたハルヒ像の最後のピースがようやくはまるんだなと、
こうして時間を置いてOP曲を聴くことでアニメシリーズのハルヒ像を肯定できたってのがあって、
それが一番自分の中で響いたのかなぁなんて思いました。
見てよかったです。
原作からプラスされたところは最初の9組の生徒たちの紹介も兼ねたキョンの道筋かな。

以下、野暮な話。
内容については知れ渡ってる気がするので特には。
TVシリーズは見返しておいて損はないと思います。
基本的にTV版を膨らませるような作りだったと思いますし。
冒頭もサムディのような日常の風景を見せる場面があるので、
そこからキョン自身が自らの日常を振り返るという繋げ方だったのかなぁと。
高雄さんの回なんかで象徴的だったものなどが前に出てきた感じ。
エンドレスエイトは消失を楽しむための踏み台というのがまた見えてきますね。

引っかかりとしては密着マルチっぽい感じのシーンと最後の風景の対比とかかなぁ。
今回の美術っていつにも増して実写っぽい感じの背景。
CLANNADのラインがそのまま出てきたなぁって感じでしたね。
ただCLANNADは変わっていく街を描いてますが、こちらは日常の中の街。
キョンは自分の日常を主張するが、周囲はキョンを日常に押し込めようとする。
朝倉との言い合いというか主に教室ではそれが風景により強調されていたように思います。
最後の病室のシーンはまとめと他のドラマを匂わす感じで尾を引かせてるのが印象深かったな。
あと気になったのは照明かなぁ。同音異義語は証明、正銘。
まあ、引っかかった程度でどう切り取ったらいいか悩む部分ですが。
フィルム貰うためにもう一度見に行くのでそのときは色々な感想を踏まえて見に行きたいなと。
エレベーターとカウントダウンとかよくわからない部分もあったし。

作画面はサッカーのシーンだったり教室の生徒だったりモブも動かしてて劇場アニメって感じがしたなぁ。
ただ中割が多いだけという風にしか受け取れない部分が多い。
この辺もCLANNADっぽい感じかなぁ。
しかし感極まったキョンの表情付けやキャラの芝居付けなんかは流石だなぁと。
あとサッカーのシーンは旧来の京アニ的アクションをしてくれる谷口が見れます(笑)
谷口はキョンに締め上げられてる辺りとか見所が多いキャラになっていたように思います。
3年前入った辺りは結構絵柄も変わってる感じだったような。
夏だからタッチが変わってるってのもあるんでしょうけど。
しかしレイアウト監修で木上さんがついてるとは。ウメ星デンカ辺りから変わらないのかなぁ、とか。
朝倉にぶっ刺される辺りも印象的。あれはフルメタTSR的な気がする。