学園祭。
どういう演奏になるのかなと思ったけど緑輝がコンバスでなかったりとか、
普段とは違ってあすかが指揮やっていたり色々新鮮だったな。
補欠の子、葉月やフルート先輩が吹いてるのもそうですし、
吹奏楽部が学内で演奏を披露するっていうだけでも十分新鮮な絵面になりますね。
こうして私達が活動できているのも~、
今後の展開を思うとあすかにそれ言わせるかみたいな気分になりますね。
まあ最近はずっとあすかにそれ言わせるかっていう気分なシーンが多い気がしますが。
あと、それでは最後の曲です、
っていうのはけいおん!的なセリフかもなと。
話的にも最終局面序曲というところなので余計に。
学園天国の演奏でテンション上がるのと、
青空の下で他の学校の生徒が歩いているいつもと違った風景が楽しいですね。
揺らめく花もきれいで印象的。
こういうデザインを見ると山田系という気がしてくるんだけど、どうなんだ。
メイド喫茶というよりはふしぎの国のアリスって感じがしてちょっと不思議な気分に。
摩訶不思議空間が文化祭という感じなんでしょうか。
ただのコスプレ喫茶なだけな気もしますが。
踊り場のシーンもそうですが、
コーチたちが影の中から出てくる/いるっていうのがやや気になる感じ。
光と闇の対比が強くてどう受け取ればいいのかなという気分も。
摩訶不思議空間。
今回は麗奈を気遣う久美子の表情を拾うのが良いですが、
そういう中で久美子の想像の中の麗奈が出てくるのが気になるところかな。
久美子の想像中では立ち位置を変えている麗奈、
っていうのは事実を知ったことで別の動き方をする別の麗奈の姿なのかな。
そうやって麗奈に入り込みながら麗奈の声で現実に戻ってくるのも面白いカット割だったかも。
その想像の先の危険性を、現実の危険を知らせる声で知らせているようでもあり。
まあよくある気もしますが、今までの空気とは違った感じが新鮮かなと。
京アニは学園祭とかで占いやるのに縁があるなと。
香織先輩が同じクラスだったらもっと盛り上がるところだったのにおしい。
ふてくされるあすかのアクションつなぎなど楽しいですね。
待っていた麗奈。
お化け屋敷の描写なども摩訶不思議空間っぽく。
塚本がようやく出番もらえてる感あるのでこのまま突き進んで欲しい。
信号でワン・ツー・スリーのカウントダウン的な。
青信号で晴れ、黄色で雨、赤で台風と時間経過と天候の危険度がリンクしていくのが面白いところ。
自室からリビングへ。
この3Dの使い方は1期12話的な浮遊感もあって目を引かれますね。
皆さん試行錯誤されてる気がするけど、結構外してる気がするというか、
シーンとしてキマってるかというとうーんみたいな気になってしまうな。
久美子が勉強しているところにぶつけてきているので、
その対比でも十分な気もしますが、その先のショッキングさを盛り上げたかったのかな。
ユーフォが好きで当てつけに吹いていた12話との繋がりを思い浮かべてしまう感じ。
しかし2期はホント12話を起点にしたような部分っていうのを意識してしまうな。
オリジナルの話でしたが、あの話なしのアニメユーフォは今では考えられないですね。
そういえば5話の冒頭のページをめくるような演出、
1期12話で久美子を切り捨てたシーンの前のトコでも使われてたんですね。
見せ方のアイディアにしてやられてしまいます。
悔しくて死にそう、が5話最後の涙に変わっているんだな、とか。
目や手のクロースアップで感情見せたりリズムを作るのが今回は特に目立つな、と。
冒頭のあすかからその辺は意識されてるのかなという感。
この辺の寝転ぶ久美子の行き場のない寂しげな感じがグッときますね。
台風の中。
荒れた天気の中を歩く久美子の中の辛さはこの台風異常っていうのが何とも。
どうでもいいけど電線が揺れていたっていうのをメモしておきたい。
久美子主観での処理など凝った画面がまた新鮮ですね。
花屋。
台風の中で安心できる場所として描かれるので見てるこっちも安心感あるなと。
室内の明るさや花の彩りが綺麗で先程までの重い空気を払拭してくれるのがいいですね。
花に囲まれる滝先生もきれいなのかおかしいのかなんなのか。
イタリアンホワイトに指輪にレトロな車に。
滝先生と2人というシチュエーションは1期12話を思い出しますね。
北宇治の顧問になった話とか思い返す感じ。
滝先生の秘密、望みを読んでしまうのは背負う役目を負った久美子だなという感。
車内で写真を後ろの座席に置いたりとか、
見られたくないものをそのような態度で隠すっていうのが新鮮だったかな。
ああこんな感じにやっちゃうよな、みたいな。
車内でスマホ使ってラジオ聴いたりしてたりとか車とかを含め、
先生の人となりを感じられる部分がまた良いかな、と。
夜が明けて朝方へ。
朝の光と共に信号機が黄色へ。
天候を信号機とかけた演出からさらに滝先生の夢の経過を見せているようですね。
苦しい日が明け、全国で金という青信号の途中までこれたという。
中盤の信号機から反転していく描写と思いきや、
普通は黄色から赤に変わることを思うと実に示唆に富んだ演出だなと思わされます。
うーん、しかしどうなるんだろう。
原作では滝先生の車に乗ってという流れはないですし、
奥さんの話を振られたら、実はあの花は、実は今日はと答えてくれたのに対し、
今回は割りと厚いバリヤが張られている感じだったので、
イタリアンホワイトを巡る一連がどのように回るのか気になります。
久美子にとっても大きな意味を持ってくる花なので特に。
あなたを思い続けます。
この花のエピソード好きなので楽しみだな。
ここも原作ではこういう流れではなく、あのヒマワリみたいな花、滝先生が買ってたなー、
ぐらいの話からの振りだったので、見ていて思わず息を呑んでしまうというか。
そして次の曲が始まるのです。
あすか先輩サイドの話は順当にいきそうな感じがしますが果たしてどうなるか。
脚本:花田十輝
絵コンテ・演出:河浪栄作
作画監督:門脇未来
作画監督補佐:池田和美
楽器作監:高橋博行
河浪回。
今回は今後の布石を打つ繋ぎの回でしたが、
色々と原作からまた遠いところにきた感じだったので、
今後がグッと楽しみになる回だったかなと。
特にイタリアンホワイトを巡る話がどう久美子に返ってくるのか楽しみです。
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