2009.1.15(木)雪
昨日は雪の中休みで車庫まで雪をかいて車が出せるようになった。駐車場は日光に当たり黒いバラスが現れるまでになった。ところがだ、朝起きると元の木阿弥、また全面真っ白となっている。20cm弱の積雪か。なんかもう雪にも飽きてきて、憂鬱な気分になる。まだ5日間降り続いただけだ。北国の冬はいかばかりかと思う。秋田、青森、岩手の東北三県が自殺率全国上位というのも、この冬の気候に関係があるのかも知れない。日の出た昨日はあんなに気分が良かったのに、灰色の空から限りなく降ってくる雪には気が沈まないでおられない。
てなこと言ってられないので、冬山完全装備に着替えて雪かきを始める。とりあえずじょんのび坂と駐車場は確保しなければならない。この5日間スノウダンプで何百往復しただろう、ただひたすらに雪を積んでは谷に捨てる。やがて身体が暖まり、スカーフを取りヤッケを脱ぎ、オーバーズボンを脱ぎ、オーバーミトンをはずし、それでも汗ばむので休み休み行う。昼前になってやっと駐車場部分の除雪が終わる。
じょんのび坂と駐車場だけは除雪が義務。
午後には車庫や自家用車通路、家の玄関周りなど生活の場を除雪しようと思ったのだがなんかやる気が無くてストーブにあたりながら雪を眺め、お茶をして優雅に過ごす。仕事のない吉右衛門も来じょんし四方山話に花が咲く。うーむ本来は上林の冬はこういう生活をしなければならないのだ。そのためには蟻のように夏の間にしっかり働いて稼いでおかなければいけない。今夏さぼっていたわけではないが、初めての生活で準備しなければいけないことが多すぎて、冬の蓄えまで出来なかったと言うところである。
パン屋さんが来たので各地の雪の様子を聞くが、美山町が相当だということだ。鶴ヶ岡のあたり強烈らしい。加悦もここ以上やでと言われて京都府といえども上には上があるものだと思う。上林に籠もっているとなにかここだけが降り積もっているような被害妄想的な錯覚に襲われる。明日の定休日は車が出られるよう除雪して、世間の様子でも見に行くか。
駐車場以外はえらいことになっている。
今日のじょん:朝の散歩は大喜びなんだが、レインコートを着せようとすると小屋にすっこんでしまう。これを着たら散歩に行けると知っているはずなのに、嫌みたいだ。根比べしてやろうとコートを置いて黙って待っていたら、結局何分たっても出てこない。根負けして無理に着せるといつものように固まるが、外に出ると元気にはしゃぎまわっている。