晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

じょんのび村逸品集(3) 1/18

2009-01-19 | 日記・エッセイ・コラム

2009.1.18(日)曇り、雨

 かみさんが自然薯の種芋を買ったので植え付けの準備をしようと思うが、日曜日とあってお客さまが続き結局出来なかった。昨日今日と出来たことと言えば廃材の釘抜きである。燃料が不足している今、廃材の利用は大切な仕事である。さて久々のじょんのび村逸品集を御紹介したい。
 じょんのび村逸品集(3)鍬Img_1886

なんでもない鍬なんだが、荒れ地であったじょんのびファームを立派な畑にしたのは実はこの鍬一本なのである。じょんのび村開拓に当たってはなるべくお金を掛けないというコンセプトで始めたのだが、農具の高いのには驚いた。機械でもなく複雑なものでもなく、特殊な材料を使っているわけでなく、なんでこんなにするのだ。というわけで岡村さんの倉庫に転がっていたものを頂いてきた。じょんのびファームのあるところは工事残土の入ったところでとてもそのまま畑にはならない。マルゼンさんの工事現場から貰った畑土をボロ輪号で運び、この鍬で耕したものである。考えてみれば畑をするのに色んな農具があるが、基本的にはこれ一丁で何とかなるものである。それでも欲しくなるものがあって、今回同様の鍬と備中鍬を四方さんに頂いたので、ここで紹介してこの鍬の労をねぎらいたいと思うのである。弥生時代から進化することなく土を耕し続けてきた鍬は、じょんのび村で大きな仕事をした。

今日のじょん:雪道の散歩で引っ張られると危ないというので、引っ張らないハーネスというのをかみさんが通販で買った。以前に紹介したしたことがある商品だが、その時の装着の仕方が間違っていたそうである。説明書を見ると確かに間違っていた。正しい着け方は写真のとおりである。Img_1987

上林では老齢化が進み、犬の散歩で転んだとか骨折したとかよくあるようだ。そういう意味でこのハーネスで引っ張ることが無くなれば大変いいことである。さて、じょんでの実験の結果は、写真のとおり固まってしまった。引っ張るどころか動かない。これ幸いと爪を切ったり、髭を切ったり、別の効果が現れた。外に連れ出すと歩いたそうで、効果があるみたいだ。すべての犬に効果があるということは無いそうだが、試してみたい人には使っていただいたら良いかと思っている。Img_1989

髭を切られているところ。

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対岸の火事 1/17

2009-01-19 | 日記・エッセイ・コラム

2009.1.17(土)曇り

 今冬一番の冷え16日朝のじょんのび村-5度は、実は超安物の温度計の誤差かなと疑っていたのだが、大町の府道の温度計が-8度を指していたと聞いてやはり本物だったのだと納得する。今朝は-1度とりあえずみんな凍りつき、府道もアイスリンクとなっている。ただそれほど気温が低くないせいかいつもの上林川の蒸発霧は見られない。この蒸発霧は気温が極端に低い場合、川の水温との差が大きくなり発生するもので、上林川に沿って村落のある上林では朝夕に発生し、幻想的な光景となる。普通の霧のように全体を包むのではなく、川面からドライアイスの煙のように地面に沿って広がってゆく。Img_1970

蒸発霧、これは14日朝の写真


朝早くなどはこれが凍り、氷霧となる。朝日にきらきら輝きとても美しい。氷霧が木の枝に付くと霧氷となる。地に落ちたものは細氷と呼ばれいわゆるダイヤモンドダストである。こうなると寒い朝も結構楽しいもので、スキー場の朝を思わせる。
 さて今日は14年前に阪神淡路大震災の起きた日だ。あの日の衝撃は誰しも忘れられないことだろう。私自身その一週間後に三宮でパーティがある予定であった。当日はポートピアホテルにでも泊まろうかなどと計画していた訳で、もしも地震の日がずれていたら大変な目に遭うところだった。地震は長岡京市で震度5であった。さすがに飛び起きたが、することもないのでまた眠り、いつもどおり出勤した。私は約2Kmの自転車通勤だったので問題なかったのだが、電車で神戸、大阪方面から来ている者が連絡もなく、出勤してこないので不思議に思っていたくらいだ。そして昼前頃か、テレビの報道を見てびっくり、あの惨状が生々しく放送されていたのだ。
 あの震災で一番思ったことは、神戸のすぐ近くの京都に住んでいて何も変わらず生活しているのに現地では地獄の様な生活となっていることだ。もちろんボランティアに行ったり、義援金を集めたり、物資を送ったり様々な支援をするのだが、生活は変わらない。被災者は家族を亡くしたり、自らも負傷したり、財産を失ったりしてそして不自由な避難所生活を強いられているのにだ。ロシアンルーレットのようにたまたま神戸に居住していて被災し、京都では何事もないというのは不思議なことだ。
 そして都市生活においてライフラインが切断されることが如何にダメージであるかを知らされた。神戸以来各地で大きな地震が起きたが震災後の避難生活は都市と地方では雲泥の差があるのではないか。上林に住まいするについてこういう観点も大きなファクターとなったことは否めない。もちろん上林には上林断層というのが存在することも充分知っていたが、日本中どこへ行っても、断層があろうが無かろうが被災の確立は同様ではないかと思う。ただ都市で被災すると悲惨な状態となることは確かだ。阪神淡路の震災を対岸の火事ととして観るのではなく他山の石として研かねばならないのではないだろうか。

今日のじょん:雪が積もってじょんの訓練が出来なくなった。ぽんぽこぽんはかろうじて出来るが、ランララランもラウンドわんも出来なくなった。そろそろ新しい芸が欲しいなあと言っていたところ、じょん語録(27)12/20の「いくで」のバリエーションが一週間前から始まった。花菱アチャコスタイルに片手を挙げて招き猫スタイルが加味したもので、笑えること請け合い。写真がないのでいづれ御紹介しよう。

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