晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

今冬一番 1/16

2009-01-17 | 日記・エッセイ・コラム

2009.1.16(金)晴れ ー5度

 いつもの様に7時に起きてじょんの散歩に行こうとする。あれ、リードが棒になっている。フックのところも凍りついて開かない。温度計を見ると-5度、今冬一番の冷えだ。昨年11月に-3度というのがあったがそれ以来の氷点下である。もの皆凍りついてきらきらと輝いている。じょんのびの木は霧氷というのか樹氷というのか白く輝いて美しい。Img_1980Img_1983 

じょんのびの木の樹氷とカチカチのリード

 なんとかリードを温めて、散歩に出る。道路も歩道もアイスバーンでつるんつるん、じょんの滑る様子は笑えてしまうがこちとらもかなり危険だ。雪の残っているところを踏んで進むが、それもないところは完全にスケートリンクだ。新聞配達の女の子が自転車に乗っている。うーむ、参った、しかもスニーカーだ。このバランス感覚は素晴らしい。マーブルママは早出で出かけている。タイヤの跡を見るとスタートの苦戦のあとが見られる。折り返し点まで行くと高橋のおっちゃんが出てきた。もう慣れっこで怖くない。車のドアが凍りついて開かない。これも苦戦している。
 這々の体で帰り着く、家にはいると室内は10度、外気と15度も違うのは、建物自体が保温に考慮されていることと薪ストーブの効用だと思う。薪ストーブは閉店の5時頃に燃やすのを止めるが、その後深夜までおきと灰の熱が保たれている。燃焼中も暖気が全室に回るようにしているのでその余熱が朝まで残っているようだ。寒冷地で、特に冷え性のかみさん共々生活できるのはこの家とストーブのおかげである。
実際私は気温に対する順応性が高いので、そう寒く感じていない。今朝の気温でも温度計を見て初めてああ寒いのだと気付いた程度である。それと何かと動いていること、じょんの散歩に始まって、日課の雪かきが最高の運動になっているようだ。ウオームビズも自然と出来ており、タイツや長袖のシャツ、二重靴下など室内でも常用している。外に出るときは嗚呼山道具で紹介したような完全装備があるので問題ない。
 ちなみに経験した最も寒いのは11月末の富士山で-20度、おまけに風速が20~30mで体感温度は-40度ぐらいか。強いはずの顔の表面が凍傷にやられるような状態で、風向が一定なので顔の半分が黒ずんでいたのを思い出す。以前にお話しした屏風岩のビバークは温度計が無かったので解らないが、風が無かったので生きていられたのかもしれない。一晩耐えなければならないので辛さはこちらが断然であった。
  昼間は気温が上がり、日当たりの良いところは地面も見え始めた。生活部分を雪かきして車が出るようにする。久々にお出かけして気分を晴らす。

今日のじょん:じょんは持参物のゴジラが大好きである。ゴジラの口から内蔵物を引っ張りだすのでだんだんゴジラが痩せてきた。ぺっちゃんこになったらどうするんだろう、新しいのを買ってやればそれでいいのだろうか。今日も引っ張りだしてその糸くずがよだれのようにぶら下がっている。情けないやら。Img_1985_2

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする