晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

尺八を聴く 11/30

2009-11-30 | 日記・エッセイ・コラム

2009.11.30(月)曇

 上林にはいろんなところから移住されている方があるが、驚いたのは東北から来られている佐々木さんである。東北から嫁さんに来られた方はいらっしゃるが、田舎を求めて夫婦で来られた方はそういないだろう。宮城と岩手のご夫婦だそうだが、「田舎を求めて来たんですよ」と言われたのには驚いた。彼の地と上林の間には田舎はないのか、東北だって充分田舎だろうと思うのである。「なんにもないのがいいんですよ」といわれるが、なんにもない田舎はごまんと有っただろうに、、、、。そんな佐々木さんがお得意の尺八演奏をプレゼントしてくれた。文化祭などで演奏されているのでご存じと思うが、私たちにとっては初めて聴く音色である。お客さんも終わった店で、二人だけで聴かせていただいて、感激ものであった。もの悲しい音色の尺八はやっぱり民謡がぴったりで、稗搗節は最高であった。Img_3543

天井が高くて、音響効果もいいようだ。

尺八に付いても色々と教えていただき、奥が深いものだと感心する。上林も素晴らしい音楽家が増えていて、コラボレーションで音楽会などされたら素晴らしいのになどと考えてしまう。

【作業日誌 11/30】
薪割り台つくり(ヒマラヤ杉切るだけ)
斧の柄調整
紅生姜作り(天日干し)
Img_3541
こんな太い木はなかなか無い、数個作って販売するか。


 今日のじょん:ジャーキーを焼く日は大変である。きっと凄いいいにおいが家中に充満しているのだろう。焼いている間中そわそわうろうろしている。焼き上がって、オーブンがチンっと音をたてたら、サークルから飛んで出てくる。冷ましてから試食するのだが、この時ばかりは「お座り、お手、伏せ、ハイタッチ、待て」などなんでも一発でできる。普段は知らん顔しているのだが、ちゃっかりしたもんだ。

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引地のこと(12) 11/29

2009-11-30 | 歴史・民俗

2009.11.29(日)晴

 引地の地名について、豊田市の引地群に出合いますます訳が解らなくなってきた。豊田市に一週間ほど滞在して調査をすれば何か糸口が付くような気がするが、そのようなことも不可能でジレンマを覚えている。
 引くという意味はかなり広範囲な意味があり、地名として考えられるのは次に上げる事柄ではなかろうか。
(1)ものを引っ張る。引き込む。
 水流が土砂を引き込むなどの地形的な地名となる。大きな川に面している引地では考えられる理由である。
(2)移動する。
 何らかの理由で元有った地を他の地に移動した場合など。
(3)臼などで粉にする。
 鉄にしても他の鉱物にしてもこの作業はひとつの行程である。もちろん農業でも陶業でもこの作業は重要な行程である。
(4)轆轤(ろくろ)を挽く。
 木地師と鉱山師や轆轤と鞴(ふいご)
の関連は歴史的にも問われているようである。引地があるところに木地師の痕跡があるところは相当ありそうだ。
(5)水を引く。
 淡路島に引地水車(ひきじりすいしゃ)というのが再建されている。水源、あるいは水車などの水源としての地域とすれば総ての引地が相当しそうだ。しかしそういった地域は数多くありそうで、特別に地名とするのはどうかと思う。
(6)奥へ引き込むという意味。
 豊田市の引地は多くがこのような地形だ。山側へ一歩引き込んだところに存在している。
(7)弓を引く。
 弓を引くのは猟場である。しかし猟場を引地ということはないだろう。
 その他、楽器を弾くとか軍勢を退くとかいろんな「ひく」があるが地名となるような「ひく」はこのくらいじゃないか。しかし普遍的な地名として該当するものは見あたらない。読み進んでいる書物や調査している作業の中でぴたっと当てはまるものがあるかも知れない。その日のためにこつこつと「引地」地名を探していこう。


引地(5)高知県吾川郡仁淀川町引地
   高知県の著名な川仁淀川の中流、国道33号線を仁淀川町役場から上流に2Kmほどのところに北に入る支流を渡るのが引地橋である。北に広がる山間部が引地で、仁淀川周辺は低地といえるかも知れないが、引地全体では山間部といえるだろう。西に遅越、名野川大平、名野川があり、名野川には銅鉱山があり金の含有量も多かったそうだ。
気になる地名、遅越(おそごえ)

【作業日誌 11/29】
薪割り、玉切り

今日のじょん:相変わらずがいいところのじょん君だが、最近食欲が増してきたかな。Img_3532おかーが、400gの体重減で大騒ぎしていたのでまあいいかというところである。よく食べればいいってもんじゃないけど、よく食べる方が気持はいいものだ。

外に出ると臭いを嗅ぐのが仕事。  

 

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