晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

後の祭り  6/15 

2008-06-16 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.15(日)曇り

 朝から近所の方々の来じょんがあり、今日は忙しくなるぞ、、と思いきや午後からぱったり客足が止まり寂しい感じが漂っている。これから冬を迎えるような曇り空で、いつもは賑やかな府道もなんとなく交通量が少ない。いかにも祭りの後という雰囲気だ。早々に店をしまい、綾部温泉に行く。
 「ほたる祭はどうでした?」「盛況でしたよ、去年より少し少なかったかな」いろいろと祭に関する情報は店でも入るのだが、どうも正確な情報が少ないようで、その実態がよく解らない。
それというのも、私たちが実際に現地に行ってないからだ。ほたるの里に住みながら、ほたるを見たこともない。これではいかんなあと思い、温泉の帰りに大手橋(祭のあったあたり)に行ってみる。いやあ、いるいる、祭で解放されたほたるの残党だろうか、水辺の上を妖しく光ながら漂っている。「うーむ、なつかしいなあ。40年振りぐらいかなあ。子供の時は菜種のほうきでほたる刈りをしたなあ。それ以来蛍の光になど目もくれないでバタバタと生きてきた」
などと感傷的になっている。蛍も多いけど、車も人も沢山来ており、網を持って走り回る子供を見ていると興ざめしてきた。「そうだ家の近所なら誰もいなくて蛍が見られるかもしれんぞ」てんで、府道に上林川が一番近づく念道バス停に車を止める。いるぞいるぞ、近くの畑にも、川の茂みにはいっぱいいる。いやあ幻想的だなあ。じょんのび村にも谷があるからいるだろうと、車のライトを消すと、数は少ないけどちゃんといるのだ。なっちゃんにも見せてやりたいなあ。Img_0741

UP’sの牧野さんにもらったマフラーとハンドル。二輪駐車場のモニュメントにする予定。凄い珍品らしい。バイクファンの方、乞うご期待。

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ほたる祭 6/14

2008-06-15 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.14(土)

 ほたる祭は中上林最大のイベントで、20数回というから歴史が古く各地で行われているほたる祭の走りだそうだ。第2土曜で休みの日だが、午後から店を開けてみる。昼過ぎから会場に向かう車が増えてきたがみんな素通りして行く。イベントは2時から魚つかみやビンゴゲーム、よさこいなど盛りだくさんで、昨年まで駐車場に難があったということだから、事前にカフェに寄ってみようという気持にはならないのかも知れない。見ていると助手席の人はじょんのびの垂れ幕を見上げている人が多く、まあ宣伝にはなるかと諦める。何組かドライブのお客さまが来じょんされたが、ほたる祭も綾部温泉も関係ないという方で、客足というのは読めないものだ。「こんなんなら福知山東ゴルフの例会に行ってたほうが良かったね」と言っていたら、例会を終えた和田君が親子で来じょん、店も食べ物、飲み物も気に入ってくれたので少し気を取り直す。メインエベントのほたるの解放は数千匹のほたるを一斉に放すもので、それは感激ものらしい。店を閉め食事をしていると、祭帰りの荒木さん一家、西村さん一家が来じょん、急遽店開きし、賑やかな夜を過ごした。子供たちが裏の谷川にほたるを見つけ、いつかはじょんのびほたる祭ができるかも知れない。Img_0739 Img_0740

梅の実も大きくなり、生姜の芽も出てきた、次の休みには植え付けや梅干しつくりをしなくては。

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ライダー来じょん第一号 6/13

2008-06-14 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.13(金)快晴

 入梅とはいえこの北近畿は最高の天気である。雲一つ無い上にカラッとしていて気持ちいい。九州や四国など雨の季節だそうだが気の毒である。さて今日は13日の金曜日だ、ジェイソンが来るかなと思ったら、ライダーが来じょん、ライダー第一号である。府道一号線はバイクツーリングのメッカであり、週末はもちろんウィークディでも賑わっている。砕石の駐車場を避けて府道の歩道、歩道と言っても物集街道ほどあるのだが、、、に駐車して来られた。「ライダー第一号ですよ」などと言ってると、私のブログを見てこられたとかで嬉しくなってしまう。自転車旅行以来書き綴っていた蕎麦屋さんの記事がヒットしたらしい。蕎菜座さんに寄って来じょんされたそうである。「ブログ見たけど場所がわかりません」んーそういえばぶんきちさんも言ってたがこのブログではじょんのびの場所が解らない。いずれホームページも作る予定なのだがそれまではこのブログが広告塔でもあるから、アクセスぐらいは乗せておかなければならない。そうでなくても開設以来レイアウトもなにも変わっていない、これではいかんね。そうこうしているうちに谷村さんのご兄弟がバイクで来じょん、またしても歩道に駐車される。うーむ、あの上り坂は舗装しなければいかんなあ。一人でライディングを楽しんでいるライダーが、楽しみに寄ってくれるような店にしたいなあ。
 新聞に掲載されると急にお客さまが増えるというので、満席のサインをつくる。Img_0738 私は使うこと無いと思うのだが、、、、、

 夕刻、上林在住先輩のNさんが来じょん、もう8年上林にお住まいとのこと、不思議な魅力の女性である。彼女に山椒のレシピをもらう。山椒味噌というのがなかなかうまそう。今年誰かが山椒くれたら作ってみよう。

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榎の村長 6/12

2008-06-13 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.12(木)曇り、晴

 「このケーキの看板なんでいがんでんのん」
 「ケーキは右肩上がりやがな」
 「・・・・・・・」Img_0732

 「じょんのびの木、榎やったんやて」
 「じょんのび村長改め、榎の村長やなあ」
 「いやー高級」

 やばい事件が起こった。いつかは来ると予想していたが、やはり来てしまった。山水の中水道の出が悪くなってきたのだ。この中水道、30m程のホースで谷の上流から引いているのだが、なにしろもらい物の廃物利用で途中がよれてしまっているのだ。その部分は谷の中間点にあり、最も草深いところとなっている。この部分は例のシマちゃんの家族が蛙を追いかけ廻しているのを何度も目撃している。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」
「蛇の巣に入らずんば水が出ず」
冬用の長めの長靴を履き、暑いのに合羽を着込んで、手袋もゴム手の長いのにして、谷に入る。「いやー気持悪る」
草刈り機で刈すすむと流木が沢山埋まっている。これを掘り起こすのがまた気味悪い。流木を掘り出しては刈り、掘り出しては刈りと進んでゆくと、村のあちこちに点在している茗荷がここでは群生している。しかもでかい。ちまちまと育ててきた茗荷は一体何だったんだ。
 ところで今更聞けない茗荷の話だが、あの薬味としておいしい赤い部分は一体どこなんだろう。一所懸命育てている茗荷からもあの部分はできるのだろうか。これほど自生しているのに買ってきて食しているのである。なんかヘンだなあ。Img_0737


この中水道はじょんのび村の生命線


 ねじれた部分に近づいてきたので、ホースを揺すってみる。あたりが薄暗くなって気味悪くなってきた。祈りが届いたか、心持ち出が良くなってきた。かみさんはまだまだ良くないと言っているが、蛇の巣へ入っているのは私である。「こんなもんやで」と言って切り上げる。
 生姜の芽も出てきた、梅も大きくふくらんできた、こないだの山椒も残っている。スローライフは忙しい。

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じょんのびの木 6/11

2008-06-12 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.11(水)曇り

 京都から公文の先生方5人が来じょん、開店時にお花も頂いておりありがたいことである。積もる話に花が咲き、綾部温泉入湯後も再度来じょんされた。留岡先生は博学で、名も知れなかったじょんのびの木を即座に榎木であると教えていただいた。それもオオムラサキという蝶が木に寄ってきているからという理由が凄い。後ほどインターネットで調べるとなるほど榎木である。オオムラサキの幼虫の食樹だと言うことだ。Img_0712


じょんのび村のシンボルツリー「じょんのびの木」

 村に関わった誰もが、植木屋さんまでが何の木か解らなかったのにやっとその正体がわかった。解らないままでいて欲しかった部分もあるのだが、いつかは解るだろうと思っていた。榎木と言えば徒然草に榎の僧正というのがあったが、いったいどんな話か忘れてしまった。嬉しいことは榎木はニレ科ということだ。ハルニレが好きで、記念樹に植えようと考えたのだが、弘法さんの植木屋さんにハルニレは北の方の木だから苗も無いし、育たないよと言われたのだ。同じニレ科のこんな立派な木があるんだから、それで充分である。いっぱいなっている緑の実は秋になると橙色となり食することも出来るそうだ。もし種から育てられるのなら、来年はじょんのびの苗で売りだそう。Img_0729

来じょんされた公文の先生方

 そして今日は綾部市民新聞の社長さんが直接取材に来じょんされた。14日のほたる祭の取材の際に観光センターに置かせてもらったチラシを見つけてということであった。大々的に載せますよと言うことなので、有線放送はしなくても良さそうだ。それにしても読売新聞、綾部市民新聞と取材を受け、当初から取材の申し込みがあった京都新聞さんに断り続けていたので申し訳ないと思う。明日綾部支局によって取材されるよう頼んでみよう。
 

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バリアフリー 6/10

2008-06-11 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.10(火)晴

 開店前からずっと気になっていたことがある。店がバリアフリーになっていないことだ。健常の人でも入りにくい入口なのに、車いすの方が来られたらどうしようと気になっていた。そんな時に車いすの95才のおばあちゃんが誕生祝いに来じょんされた。こんなに早くその日が来るとは思わなかった。施設の方二人で車いすごと持ち上げて入店できたが、狭い階段とドアで苦労されていた。お誕生会はケーキセットで喜んでいただいて、こちらも心和むお客さまであったが、バリアフリーという課題が残った。自分たちの生活部分はバリアフリーにしておいて、お客さまスペースがそうなっていないとは、予算の都合とはいえ残念だ。Img_0698


狭い階段と狭いドア

 将来的にはコンパネで上がれるようなものを作って用意しておきたい。
店関係でやらなければならないこと。
 看板、車輪止め、二輪車置き場、入口坂の舗装、ワンちゃんつなぎ場、ストーブの囲い、新聞入れ、灰皿置き場、駐車場照明、車いす用スロープ、屋外ベンチ&テーブル等々課題山積み、、、、、、、、一体誰がすんねん???

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家屋調査 6/9

2008-06-10 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.9(月)曇り、にわか雨

 綾部市から固定資産税の家屋調査が来た。昨年末に物置が建ったので調査しますなどと言ってきたので気分を害していたところだ。工事が終わって無くて、車が入れられない状態で完成とは思えないのだが、課税側にしてみれば屋根が出来れば完成という認識らしい。いずれにしても一刻も早く税金を取ろうという根性が気にくわない。私の息子も市役所に就職し始めに課税課に配属されたが、住民との軋轢の多い部署は新人の登竜門なのかも知れない。
 お若い二人に妙に下出に話されるとネズミ捕りで捕まったときのようだ。来年課税され、納税しなければならないのだが、所得のない我が家にとって脅威である。所得のないものから税金とるなよなあ。Img_0728

このシール一枚数百万円


 上林には有線放送がある。9割以上の家庭が加入されているそうで、地域の情報を朝夕の放送で流しているそうだ。カフェじょんのびの開店を流して貰おうと相談にゆくと1回1,500円必要ということだ。安い広告費だが、朝夕だと3,000円、奥上林も流すとその倍かかる。うーむ中上林一回だけにしとくか。
 中上林では最大のイベント「ほたるまつり」が14日に行われる。2時からいろんな催し物があり、8:20にメインエベントほたる解放が行われる予定だ。関西一円から多くの人が訪れ、大混雑するそうである。カフェじょんのびは第2土曜の定休日なのだが、臨時に開けてみるかな。店に沢山来ていただければ来年以降も開店し、そうでなければイベント会場で出店をしようかと思う。Img_0727

 

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村に若者が増える日 6/8

2008-06-09 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.8(日)曇り、晴

 開店から一週間が経過し、厨房の仕事も少しばかり慣れてきた。それでもどっと来られたときには焦るものである。団体のお客様に同時に温かいものを出すのは至難の業である。今日のお客様は順繰りに来じょんされて、しっかりおもてなしが出来た。休日とあって通りがかりのお客様があるかなと予想していたのだが、ほとんどが地元の方々で意外ながらも嬉しい一日であった。なかでも、休日に里帰りをする若い人が来られて来客の平均年齢をぐっと下げている。本来ならば村に残っているはずの若者がすっかり居なくなってお年寄りばかりの村となり、やれ限界集落だのと叫ばれる社会構造は果たして豊かな国なのだろうかと疑問を抱く。高度成長の代償として村落の荒廃があるとしたら、国の発展、社会の発展って一体何なのだろう。Img_0722
Img_0723 

じょんのび村に子供たちの歓声が響いた。彼らの興味はモリアオガエル?のたまご。

 村役(村で行う共同作業)のために帰ってきたり、子供たちを遊ばせるのに帰ってきたりした若者たちがちょっといっぷくするために立ち寄ってくれるなら、こんなに嬉しいことはない。
 もうひとつお客様で多いのは、上林に移住してきた人達、定年になって都会からUターンしてきた人たちだ。里山ネットのHPや新聞記事などで有名な人などは来られていないけど、それ以外にもたくさんの人達が上林を気に入って移住しているのに驚く。「ヘビと雪が無かったらこんな良いところないのになあ」とはかみさんの言である。

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肩すかし 6/7

2008-06-09 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.7(土)曇り

 天気予報では晴れて暑くなるそうだが、曇っていて一向に温度も上がらない。こちらでは舞鶴地方の予報を当てはめているのだが少し違うのかな。もっとも、局地的な天候の違いがありそうな地形だ。絶好の行楽日和と見て、昨晩は念入りにアイスコーヒーを点てて、パンやコーヒー豆の仕入れもしっかりしてご飯もどーんと炊いて準備をした。ところがあに図らんやお客様の出足はさっぱりで、寂しい一日となった。天気予報もはずれたが、来客予想もすっかり外れてしまった。天気予報と言えば、全国版の予報の場合北近畿の予報は無視されているようだ。最も近いところが金沢で、次が鳥取だか松江だか、いったいどこの予報を見ればいいのか。近畿で近いのは大阪で、これが当てはまらないのははっきりしている。責任者出てこい。
 朝一番に舞鶴のお客様が軽トラいっぱい木の苗を持って来てくださった。櫨(はぜ)が4本、沈丁花が3本、ソテツが1本と、腐葉土まで頂いて、ありがとうございます。暇に飽かせて植え付ける。穴掘りだけは私がするが、あとはかみさんが植え付けて行く。慣れたもので手際よく出来るようになったが、最も風の強い場所なので、竹の支柱をしてやることとした。荒れ果てたじょんのびガーデンもらしく成ってきた。Img_0725

 



 問題のヘビ対策だが、石灰のラインの端にシマ姉さんが現れた。竹の棒で追い返すと、今度は石灰の薄いところからはい出してきた。これでは石灰の効果があるものや無いものやよく解らない。微妙なところである。  

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ヘビ対策 6/6

2008-06-07 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.6(金)曇り

 昨日は雨模様だったので、朝早くから草刈りをする。芝に生えるスギナ、イタドリ、ヨモギ、フキなどはナイロンコードの刈払い機で気持ちいいほど刈り取れる。もう手で切ったり抜いたりできる状態ではない。のり面の草刈りは後にして、谷の付近のヘビ地帯を刈る。ここは放っておくと草ジャングルになり、草刈りをするのも気味悪くなるからこまめに刈り取る必要がある。その後に、昨日購入した消石灰を運動会のラインよろしくまく。Img_0709_2お客様に聞いた情報でやってみたのだが、地元の人でも「えーそんなこと聞いたことないで」と言っており、効果の程はどうも怪しい。しかし1リッター千円もする忌避剤に比べ、20Kg500円弱の値段が嬉しいのとあの強烈な臭いが無いのがよろしい。時々様子を見に行ってみるが、今のところ侵入していないようで、秘かに期待している。ところで今のところじょんのび村には5匹のヘビが確認されており、ヘビ騒動の発端となった黒ヘビのクロちゃん、シマ母さん、シマチビ、シマ姉さん
グリーンと名が付いている。これ以上名付けをしたくないのでよろしく。

 しまだやさんに貰ったあじさいを植え付け、紅葉を植える穴を掘っているとお客様が見え、以後閉店まで厨房に立つ。この間、読売新聞が取材に来て、8月の読売ライフに掲載されることとなった。なんでも綾部特集をされるそうで、綾部温泉の行き帰りにちょっとという感じかな。乞うご期待。Img_0716_2

じょんのびの木の実が無数に成っている。

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ちりめん山椒 6/5

2008-06-06 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.5(木)雨

 夕べは凄い風が吹きあれ、夜中には看板などが不安で起きてしまった。喫煙室のホーロー看板や自転車置き場のホイールを片付け、倒れた植木鉢などを直す。明け方にもう一度見回り、飛んだ波板やゴミ箱などを整理する。それにしても風の強いところだ。上林中が風の通り道となってそうだが、じょんのび村は吹きっさらしの小高い丘になっているのでなおさらだ。
作製予定のメインの看板や薪小屋の風対策をしっかりしないと、台風とか来た日にゃあお手上げとなる。
 さて今日は2回目の休日、夜中に起きたので朝は寝坊する。朝食とも昼食ともつかない食事をして綾部に買い物や銀行の用にゆく。とにかく街が遠いので、必要なもの、やるべき用事はメモをしておいて休日に一気に片付けねばならない。
 さて今日は予てから作ろうと思っていたちりめん山椒にチャレンジする。山椒はどこの家にもあるようで、田舎育ちの私の家にも裏山に大きな山椒の木があり、実が成っていたのを憶えている。ところがあまり食べた憶えが無いのだ。都会育ちの兄貴の嫁さんが来て、おつゆに木の葉を入れてくれたことがある。何とも言えない香りがして、田舎の粗末な汁もおいしくいただけた思い出がある。田舎で山椒を食しなかったのは、おそらくその時期が農繁期だったからではないか。農繁期には農協から注文書が回覧されて、海苔の佃煮や、魚介ソーセージ、缶詰など手間のかからない食材が配られていた。料理もしていられないほど忙しかったのだろう。そんなときに山椒の実を調理などしていられない。そういうことだったのだろう。子供時分は山椒を食することはなかったが、大人になってからは大好きで、冷蔵庫にはいつも醤油炊きの瓶詰めが入っていたし、ちりめん山椒は高いので時々食し、粉は七味屋の山椒の粉の唇のしびれるようなのがたまらない。
 今回の山椒は小川さんと福井さんにいただいたもので、「植えんでもくれはるなあ」のかみさんの言葉どおり、我が家の山椒ではない。山から採ってきた山椒はぶどう状に実が付いており、これをちぎるのが大変な作業である。とても農繁期には出来ない所以なのか。Img_0700

葉っぱや枝をとる、これが大変

【ちりめん山椒の作り方】
 山椒の実 適当(今回は大さじ6杯ぐらい使用)
 薄口醤油 2.5杯
 濃口醤油 2.5杯
 みりん   2.5杯
 縮緬じゃこ 120g
 酒       適当

①ほぐした実を5,6分ゆでる。
Img_0703_2




  ②水を切って冷水に浸す。この時間で山椒の辛さが決まるそうである。唇のしびれるような のは1時間ぐらい、それが嫌な人は半日ぐらいということだ。私は超辛いのが好きで30分しか浸していない。

 ③ちりめんじゃこは熱湯を通して汚れを落とす。特に塩が含まれている場合はしっかり通した方がいいようだ。

 ④鍋にじゃこを入れ、1/3~1/2ぐらいの水を入れ、酒を適当に足す。じゃこをほぐしながら水気が無くなるまでゆでる。じゃこの形が崩れないようにそっとほぐしてやる。Img_0705 この時の水加減でじゃこの柔らかさが決まる。これは好みだが、私はからっとしたのが好きなのだが、じゃこが1/2浸る程度だと少し柔らかすぎるようだ。

⑤水気が無くなったら醤油を入れて弱火で、焦げ付かないように炊きあげる。醤油がよくしみこんだ頃にみりんを入れこくをだす。Img_0706

⑥再度水気が無くなったら、山椒を入れてよく混ぜる。じゃこが崩れないよう気をつける。Img_0707

⑦ざるに広げて乾燥させ、瓶などに詰めて保管する。Img_0708

反省点:③の湯通しが足りなくて最初に含まれている塩分が残って塩辛くなってしまった。④の水加減が多くて、からっとしたものにできなかった。

残りの山椒は醤油炊きにする予定だ、お楽しみに。

 

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カフェじょんのび 6/4

2008-06-04 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.4(水)曇り

 開店4日目、いつもどおり超ヒマな午前中を過ごす。予約席のサインを作り、次にコーヒー、カレーなどの看板を作製にかかる。何を売ってる店か解らないというアドバイスがあり、とりあえず作ることとした。午後になって土地のお世話になったマルゼンさんが夫婦で来じょん、おみやげに招き猫を頂いた。「この猫のおかげでたくさんのお客さんが来てくれたらいいのになあ」と言っていたら、近所四軒の奥様がおそろいで来じょん、お花まで貰って感謝感謝。近所の方には野菜などをよく貰うのだが、今日は新玉葱と山椒の実をいただいた。
 そうこうしていると奥上林の方、口上林の方、女性の方が次から次へ来じょんされ、皆さんが「こういった店が欲しかった」「また来ますよ」と言ってくれて本当にありがたい。建築中から期待されていたそうだが、何時オープンになるのか解らなかったようだ。あるお客様は「この店が開店する夢を見たんですよ」とまでおっしゃっていただいて感激。農業だけでなく、働いている方が多くて、息抜きに来ていただくのが一番嬉しい。結局閉店間際までお客様が続き、嬉しい一日であった。お客様があると、おいしいコーヒーを点てようとか、喜んで帰って貰おうとか意欲が出てくる。Img_0674

さて、田舎の茗荷と都会の茗荷、今のところは都会の茗荷が優勢。右1/3が田舎の茗荷。

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2年ぶりの休日 6/2

2008-06-04 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.2(月) 雨

 退職以来2年間毎日が休日で昨日、一昨日やっと仕事をしたところである。今日はいきなり定休日で休日、いやあ昔の休日の感覚が戻ってきて、とても嬉しい。それにしても2日間は本当にくたびれた。50才を越えてから新しいことを始めることが、こんなにしんどいことかと痛感する。きっと若いときなら何でもないことなんだろう。
 休みといってもすることは沢山ある。まず、溜まりに溜まったゴミを燃やすこと、幸い天気が悪くゴミ燃やしには最適だ。そして暖かくなって伸びてきた雑草どもを草刈り機でやっつけること、営業中などの看板づくり、そうこうしていたら近所の奥さんたちがじょんのび村の見学に来られる。野菜のことや花のことをいろいろ教わって、終わったら5時になっている。それから足りないものの買い付けだ。福知山に行くとすっかり暗くなって、店が終わっているところも出てきた。必要なものの半分も買えず、福知山温泉に入って帰る。大切な休日もあっという間に終わってしまった。明日から本営業、知り合い頼りのプレオープンが終わっていよいよなんだが、よく考えると宣伝も告知もしていないので、一体お客さんが来るものなのか不安である。一人も来なくても不思議ではない。延ばしに延ばしてきた新聞社の取材やチラシ巻きなどやってかないと、誰も知らんもんなあ。

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開店休業 6/3

2008-06-04 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.3(火) 雨、曇り

 プレオープンが終わり、定休日も終わり、今日が実質の開業日だ。よく考えれば何の宣伝も公表もしていない。知り合いが来店してしまった今誰が来るのだろう。休日のように通りすがりの客もない。「きょうはお客様ゼロやで」とかみさんの顔が暗い。いやいや、2,3人は来るだろうと思いながらも、看板造りやチラシづくりに励む。午後2時頃だろうか、遅い昼食を摂ろうかとしていたところ、店のドアの開く音、「大島です、、、」はがき案内を出していた福知山高校の同級生だ。四方山話に弾んでいると島田やさんの母子が学校の帰りに寄ってくれて、計3人、実質初日のお客様である。Img_0699


チラシに使う写真を撮る。

 まず何らかの方法で広報宣伝をすること、看板を作ること、参加型カフェとしての設備を整えることが喫緊の課題である。のんびりやろうという気持もあるのだが、食品を扱うために在庫がきかないので、やはり一定のお客様は無いといけないわけだ。うーむ、難しい。
 久々に綾部温泉に行き、帰ってくると幼犬アポロが我が家に来るというメールが届いていた。犬小屋づくりも急がねば、、、、、

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開店二日目 6/1

2008-06-03 | 日記・エッセイ・コラム

2008.6.1(日) 晴 

 今日は綾部温泉で仁王門レース(ランニングやウオーキングのイベント)が有り、朝から府道は通行量が多い。プレオープン2日目の今日は牧野さんの助っ人もなく、昨日のような情況なら大変だと、不安になる。でも今日は京都珈琲屋の谷村夫妻が助っ人に来てくれるので心強い。昨日頂いた花を飾り付けるが、なにしろ小さな部屋なので大変だ。客室だけでなくじょんのびルームにも飾り付ける。昨日同様朝は暇なんだが、長岡京からベンさん一家が、親、子、孫、ワンちゃんと大所帯で来じょん、一気に満室となる。そうこうしているうちに谷村夫妻と名犬モモが来じょん、じょんのび村は犬が似合う。早く我が家のじょんが来ないかなあ。モモはいつも通り大喜び、ドッグランが完成すればもっと自由に走り回れるのにね。Img_0691

結構自由に走り回っていたりして



 その後ドライブの人や仁王門レースの帰りの人が次々と来られ、もちろん案内を出した人も来られて、閉店予定を延長して終了。今日は一気に店が混むことが無く、慌てることもなく疲れも少なかった。それでも夕食を作る元気はなく、しまだやさんで夕食をとり、オープンを祝う。Img_0689 遠いところ、忙しいところを駆けつけて下さったみなさん、ありがとうございました。Img_0690         

お祝いの花でいっぱい

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