ばあやの のんび~り日記  

還暦をむかえてからパソコンの勉強を始めて
傘寿も越えてしまいました。
いつまでパソコンできるやら・・・

学生時代の・・・ (続きです)

2007年05月23日 | ばあやの本棚


 ・・・もしかしたら S君は病気なのかもしれない

結婚後はおたがいに職場がはなれて、年賀状の交換も時の経過と共に薄くなってはいたが、忘れることはなかった
「S君は元気やろか・・・」なんて時折 夫と話してはいたが・・・


やっと夫が帰ってきた
え? S君が?
本棚の隅から 同級生名簿をさがしてきた
あれ、無い、無い !載っとらん !  
夫は眼鏡をかけるのを忘れている 
 わたしがようやく名前を見つけた すぐにダイヤルした



『モシモシ S君、S君?』  (これは夫です)
「・・・・・・はい・・・ A君か」
『そうたい、Aたい・・・どげんしょっと?』涙声だ
「・・・なんか わからんやった・・・ ほんとに A君か?」

あとで夫から聞いた話だが  
『おまえの声が上品に聞こえたので、分からんやったて S君が言うたたい』
え?上品だって? 70才前のおっちゃんに、いやもう おじいちゃんにだ
これは可笑しかったけど・・・

でもその後がいけない 

S君が 奥さんは元気か?と聞いたらしくて 夫は
『うん、ヨボヨボは しとるばってんが ・・・』と答えていた 
は まだヨボヨボは しとら~んばってんねぇ 

 
 S君は
    「腸の手術を3回繰り返した
    いまは毎月 K市の病院に検査にいっている・・・

    ○☆新聞で おまえが囲碁大会で優勝!の記事ば見て、
ひとことお祝いを言おうと思って 電話したったい
    おまえ、囲碁が強よなったばいね・・・」

『いやぁ、おまえには キッと今も勝たんよ・・・』と夫がいっている
うれしそうに話が続いている・・・


 『S君は元気のなかったごたる・・・
 なんだか とても昔のS君の声じゃなかったバイ』

受話器をおいて 肩をおとした夫の声は小さかった。

しかし
夫はS君に約束をしていた
『元気ば ださんと でけんたい・・・
   今度、いっしょに囲碁ばするけん、待っとけよ』・・・    
  

コメント (8)
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