10月21日
曇り空、今日はJRで一人旅。
熊本の病院へ検査に。 眠り姫には、じいやは やはり気がかりらしく
「乗りすごさんごてネ」としつっこい注意に、「分かってるじゃん!」とすましてVサイン。
さて、はっとして気がついた時は熊本駅を通過中!!、「またやってしもうた!」
慌てず照れ隠しに、すました顔してつぎの川尻駅で下車。
ホームの駅員さんに頭をさげた。
「あらら、それではそこの階段を登って次の上り列車で引き返してください」と指さして教えて下さった。
「代金を」といったら、よかよかと・・・
こんな、ばあちゃんが他にもやはりいるらしいのかな?と感謝しながら無事に熊本駅におりた。
そこで、待っていたかのようにもっとうれしい出来事があった。
もくもくと煙をあげて走る、あの懐かしい蒸気機関車が目の前に停車中。
「あ、SLだ!!」 ホームはカメラをかまえている人達でいっぱいだ。
聞いてみると、一日1便だけ 熊本から人吉駅まで走る遊覧列車だそうな。
期間限定で、「多分、11月までだと思いますよ」と駅員さん。
「石炭で走るのですよね」
「ハイ、あの石炭は輸入していて、貨物列車山盛りを一日で使い切ります」
「うわ~、輸入石炭ですか?
昔は掘りつくせないほどの炭鉱があり、石炭の輸入なんて夢にも思わなかったのに。
40年近く夫が炭鉱で働いていたので、石炭は友達みたいなものでしてね・・・」
「え?炭鉱って、どこのですか?」
「三池炭鉱ですよ、ほら、あの有名な炭坑節、
♫~月が出た出た、月が出たぁ ヨイヨイ~」と踊りだしそうになった私。
若い駅員さんは、キョトンとしてそして笑っていた。 まだ生まれていなかったかな?
しかし、2度あることは、3度ある・・・ 続きあります。
オマケもあります、 ”携帯電話”