秋だなぁ~ 咲きはじめましたよ。
婦人警察官が、「どうぞと椅子におかけください。」とにっこり
すすめられて腰をおろしたものの、なんだか落ち着かない。
新人らしい警察官とベテランの二人が、「では事情を話してください」と。
何時ごろ、どこで?と聞かれて、これは鮮明におぼえていたので答えることができた。
新人警察管が 聴取書類に小さな文字で一心に記録中。
ベテランのそれは黒い手袋をはめて、届けた携帯を開き、なにやらパソコンにうちこんでいた。
その間 私は緊張で、コチコチ・・・
最後に「あなたのお名前と住所、電話番号をこの書類に書いてください」と
いわれてボールペンを手にして書き始めた。
しかし、自分の名前が震えていて横線一本でさえ、なかなか書けない。
こんなはずではなかったが、なんだか取調べをうけているような気持がして、
余計に震えた。
警察で書類を書くなんて、生まれてはじめてのこと。
貴重な経験だった。持ち主が判明したら、あなたへの連絡はどうしましょうか?と聞かれて
「いいえ、無事に届いたら、それでいいですから」
ホッとして交番を後にした。
どうぞ無事に落とし主に届きますようにと祈りながら・・・
思い出したワ、孫のあ~ちゃんは 「婦人警官になるの」
頑固としていまだに目標としているのを・・・
孫はただいま5年生、 その頃には、私はどうしているんやろうか?