早朝に軽いジョギング、梅雨もようやくあがったと思ったら、
朝から蝉の声があちこちから騒がしいほどに聞かれる。
今日から8月
「 いよいよ夏本番か!!」
最近は涼しい朝のうちに、軽いジョギングに出かける。
慣れたコースで数分もしない貯水池の近くに差しかかったときのこと
思いがけぬ物を発見した。
「あっ!クリの実!!」
イガイガがいっぱいついたままのうす緑のまだ幼いクリの実がふたつ。
どこから落ちてきたのか?
あたりを見まわしても、クリの木らしいものは1本も見当たらない?
立ち止まってよく見たら、舗装道路の左側に細いゆるやかな坂道があった。
目で追ってみると曲がりくねった坂道の頂上には、小学校の入り口があり
左右には大きなクリの木が数本、朝日に照らされて葉を茂らせていた。
目を凝らしてよく見たら、うす緑色のクリの実がいっぱいぶらさがっている。
「あ~、あれが!」
あんなところからコロコロと道路の真ん中まで転がってきて、目がまわらなかった?
足を止めてそっとひろいあげてみた。
珍しいので短い茎を両手の指先でつまんで走りだした。
ときどき、クリのトゲが指先にチクリ、それでも落さないように
少しだけいつものコースをスピードおとしてゆっくりと走った。
早朝ジョギングの途中で出会ったひと足早い秋。
青いクリの実は、ながれる汗を爽やかにしてくれた。