hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

日米の切手

2014-12-29 05:00:36 | 日記

切手シリーズその41。アメリカ関連の日本の記念切手。日米関係ほど太平洋戦争を前後に大きく変わったものはなかなかない。戦前は鬼畜米英と言われ、日本が直接攻撃した相手国もアメリカだったが、戦後占領され、その後は日米同盟となっているのは周知の事実である。

日本の記念切手の中にも日米を扱ったものが結構ある。最初の発行は1960年5月発行の日米修好通商条約100年記念で10円の咸臨丸と30円の大統領との引見、小型シートも発行されている。

さらに1975年10月昭和天皇訪米記念で『星条旗と桜』『日章旗とハナミズキ』の2種類の50円切手と小型シートが発行されている。外国の国旗がこれだけ大きく図案となったのはこれが最初である。

最近では2012年3月発行の米国への桜寄贈100周年記念で7種類10枚の切手を含む小型シートが発行されている。これには『ワシントン記念碑と桜』『ジェファーソン記念碑と桜』などが図案となっている。

また、返還前の沖縄で発行されていた琉球切手では1953年5月にペルリ来琉100年記念としてペルリ(ペリー)の肖像が描かれた2種類の切手が発行されている。


最後に1967年3月に発行予定だった日米琉合同植樹祭記念の切手について触れたい。これは発行を予定されていたが、当時沖縄はアメリカの占領下にあったにもかかわらず、星条旗が日章旗より低い位置にあるデザインであったため、占領軍当局により発行が停止されたというものである。国と国の関係の光と影、まさに切手にはそれが映し出されたいい例なのかもしれない。