『metroに乗って』その11。今回は東京メトロ千代田線の町屋駅。駅を町屋側に降りて、階段を上ると途中にはなぜかパチンコホールの入り口がある。大阪ならばありそうだが、東京ではかなり珍しい。
出口に着くと右手に京成本線町屋駅、左には『町屋駅前』停留所があり、すぐ先には尾竹橋通りがある。
都営荒川線の線路沿いには商店街が続き、ディスカウントストアや煎餅屋、電機店など懐かしい店構えが続く。しばらく行くともう次の『町屋2丁目』の電停。
引き返して飲み屋が並ぶ道を行くと原稲荷という小さな神社。その先にはテレビのお宝鑑定団で有名な前野重雄さんの店『流体力学』の前に出る。中々、庶民的なところに店はある。
今度は町屋駅を通り過ぎ、次の電停『荒川7丁目』に向かって歩く。とにかくこの辺りの道は真っ直ぐ並ぶものが殆どなく、同じ位の太さの道の二又に出るから中々難しい。少し広い通りを歩くが、路地を入ったところに電停を発見する。
電停の裏が三河島水再生センター、実は1922年に稼働を開始した日本で最初の近代的な下水処理場である。敷地面積は197,878平米あり、1日あたり70万立方mの下水処理能力を持つ。その上は荒川区立荒川自然公園となっており、階上にあるとは思えない立派な公園で池や植栽も見事、特に今は紅葉が見頃である。
町屋駅前は再開発が進んで昔からの商店街はなくなったが、飲み屋街や商店が並び少し行くと立派な公園がある散歩にはもってこいの街で、さらに意外に良くて安い居酒屋がありそうな街である。