
10月を迎え、彼岸を過ぎると秋も深まってきたことを実感する。その後は季節を感じるのは『芸術の秋』『スポーツの秋』『読書の秋』などというが、やはり身近なのが『食欲の秋』である。

今日は松茸が安く買えた(2本で1000円、多分カナダ産)ことから秋尽くしの夕食となった。まずは土瓶蒸し、我が家では松茸、かまぼこ、鶏のササミ、小エビ、三つ葉などを入れて作る。

料亭でもなく、年に一度か二度しか食さないのに専用容器があるのが自慢である。

これらが出来上がるとスダチを絞り食べるが、その汁が美味い。もちろん、中の松茸も美味いが、汁に味が溶け出している。

さらに松茸御飯、日曜に脱穀したばかりの新米で松茸のみを入れたシンプルなもの。薄味だが、ついつい食べ過ぎてしまう。

さらに秋刀魚の塩焼き、はらわたがやはり苦くて美味い。小生はあまり脂が乗りすぎていないものが好きである。

それにカボスを絞り、熱いうちに皮のパリッとした食感を楽しむ。なぜか大根おろしがよき相棒となっている。

これだけ揃い、さらに豆腐の揚げ出し、蓮根のキンピラなど加わると酒が進んでいけない。

蛇足ながら近所から貰った栗も煮て、さあ、なんで食べようか。