hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

青林寺(港区愛宕)

2015-10-06 05:00:34 | 日記

『古刹を巡る』その39。このシリーズは大体有名な寺社に行こうと企画したものだが、今回はよく前を通る立派なお寺を調べてみたら古刹であったというケースである。

東京メトロ日比谷線神谷町駅を降りると巨大なビルが林立する一角がある。これが愛宕2丁目再開発により生まれた愛宕グリーンヒルズであるが、そのMORIタワーとフォレストタワーに挟まれるようにある青林寺がある。

青林寺は太田道灌が雲岡舜徳を招聘して1476年に創建した曹洞宗の寺で江戸三箇寺の一つ(他に泉岳寺、総泉寺)である。その後、江戸時代に江戸城拡張に際して今の所に移された。


境内には獅子窟学寮を擁し、幾多の人材を輩出、いまの駒澤大学の嚆矢になったもの。堂宇は関東大震災で焼失してしまったが、都会のビルに囲まれながら、静かな禅寺の趣を残す。


山門を上ると普通は仁王像がある場所に四天王像が配され、睨みを利かせている。

さらに庭には薮内佐斗司氏の作品(誕生童子と花祭り童子)も置かれている。また、聖観音像もあり、見所も多い。

東京タワーや愛宕山も近いが、小生が訪れた際には誰もいない不思議な寺であった。