鉄道シリーズ その116。ちょうど横浜に行く用事ができたため、以前から気になっていた原鉄道模型博物館を訪ねることにした。
場所は横浜三井ビル2階にあり、横浜駅東口からならば5分ほど、みなとみらい線新高島駅からならば2分で到着する。シルバーウィークは大混雑だろうと外して行ったのは正解でそれほど人もおらずゆっくり見学する。
入ってすぐの第一展示室には原信太郎氏の鉄道模型マニアになったルーツが展示されており、いかに子供の頃からのめり込んでいったのかが、よくわかる。小学校のときに創った1号機関車や金剛山電鉄22号、或る列車など素晴らしい模型が並んでいる。
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第二展示室には鉄道模型がずらり、海外の模型が中心に一つずつ見ていると時間がいくらあっても足りない。
第三展示室は『ヴィンテージ・コレクション』、氏が極めて強い熱意で収集した1番切符の数々。昭和8年の井の頭線や昭和39年の新幹線のもの。北陸トンネルについては仕事で行けない氏に代わり奥様が収集したという涙もののエピソードなど、小生は最も感動した。
そして隣の部屋にはこの博物館の目玉のジオラマ。海外のOゲージを中心とした車両がひっきりなしに走る。鉄道博物館のジオラマより、精度が高く、車両も大きいため、迫力では上回る。
少し小さいが横浜ジオラマと名付けたHOのジオラマもあり、よく見る車両が走っている。
特別展示では京浜急行の模型、サボ、資料なども展示され、800系がローレル賞を受賞した時のヘッドマークや2000系がブルーリボン賞を受賞した時のヘッドマークなど中々興味深いものも並んでいた。
ビル1階には800系のパンタグラフもあり、鉄道マニアのおじさんには垂涎の博物館である。ただ、行くときは是非一人で心ゆくまで鑑賞されることをお勧めする。