hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

久我山のツタ

2016-07-07 05:00:10 | 日記

井の頭線で吉祥寺から渋谷方面に乗り、久我山駅に到着する寸前にあるピーコックストアの駐車場には約50mに渡り蔦が生い茂っている。久我山の象徴の一つかもしれないと小生は思っているが、その葉が一番輝いているのはこの季節である。

ツタ(蔦)はその名前の通り岩やコンクリートに‘伝って’広がる落葉樹でよく見ると巻きひげの先が吸盤となって付着している。これだけの範囲に広がっているツタもその根っこは一か所で意外に太い幹がある。ブドウの仲間でその葉を見ると確かにブドウの葉によく似ている。


いまの季節丁度花が咲く季節でツタのそばを通ると咲いた花が時期を過ぎてパラパラ落ち始め、それがツタの葉に乗り、何かのクズのような物が落ちるようになる。

ツタの木も規模も大きいため、カサカサと何かの音がするが、これは風でツタの花が落ちる音である。そして、秋になるとブドウとはいかないが黒ずんだ房状の実が付く。


それにしても南向きのコンクリートに張っているためか、久我山のツタの木は日に日に大きくなってきているような気がする。毎年のことだが、秋になると葉が赤く色づき、さらに茶葉になり、落ち始めると物悲しい気分になる。

夏のツタは生命力を感じさせ、太陽の光を独り占めしようとこの壁面では王様のようにふるまっている。まあ、毎日通勤の度に通るこの道を久我山アイビーストリートとでも名前をつけたくなってきた。