hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

帆凪〜三軒茶屋グルメ

2016-07-28 05:00:51 | グルメ

三軒茶屋は自宅からはあまり便が良くないが、下北沢、神泉と並び個人的には注目エリアである。居酒屋の『赤鬼』、焼き鳥の『床島』、割烹の『すずしろ』、ちゃんぽんの『来来来』などいい店がかなりあるが、今日はさらなる1軒と『帆凪』にお邪魔する。

店は三軒茶屋駅から茶沢通りを下北沢方向に5分歩き、すき家を曲がって少し行ったあたりである。店はちょうど八百屋さんの向かいにある小洒落た作り。足が痛くなる小生に気を遣って頂き、掘りごたつ席にしていただく。

後輩のHさんとまずは生ビールで乾杯。混んだ半蔵門線に揺られ、急ぎ店まで歩いたこともあり、うすはりガラスのタンブラーに入った冷えたビールが嬉しい。

お通しは『トマトのマリネ、イチヂクの胡麻和え、新じゃがの土佐和え』の3品。最近流行りだが、特にイチヂクが爽やかで美味い。
料理は『刺し盛り』『出し巻き卵』『キビナゴの唐揚げ』『甘鯛の一夜干し』をお願いする。まあ、凝った料理が数多くならび、セレクトに苦労するほど。酒のラインナップはとメニューを見るとまさかの3種類(山和、奥播磨、〆張鶴)と思いきや、これ以外に10種類ほどの季節メニューがあり、ホッとする。

刺身が出てきたところでまずは『風の森』(奈良県)を注文。刺し盛りは『メジマグロ、ハタ、イカ、カンパチ、カレイ』の5種盛り。いずれも新鮮で美味い。また、風の森は雄町のねっとり感が素晴らしい。


次に出し巻き卵、卵が自慢らしくしっかりとした味付けである。驚いたのはキビナゴの唐揚げ、計15匹くらいがやや甘めのタレをくぐらせ、上から細かい鰹節をかけて頂く。味付けも酒のアテを強く意識していて感心する。



次の酒は『山和』(宮城県)に。風の森と違い、辛さ、キレの良さを感じる。出てきたのが、『甘鯛の一夜干し』。これが1350円とは思われぬボリューム。関西ではグジという味の乗った一夜干しをじっくりと頂く。


追加には『メジマグロのなめろう』『ホッキ貝の酒盗和え』『うなぎの有馬煮』をチョイス。酒は『超王禄』(島根県)、星は一つだが、キレが良く、夏にはいい酒である。メジマグロのなめろうは珍しいが、白ネギと辛い刻みわさびと食べるのだが、青ぜの魚のなめろうに比べてかなりアッサリ。

どちらかというとホッキ貝の酒盗和えや有馬煮のほうが主張が強く、酒が進む。酒は『黒澤うすにごり』(長野県)、『臥竜梅』(静岡県)とねっとりした旨味の強い酒をチョイス。最後は萩の鶴と同じ萩野酒造の日輪田のヒマワリラベルは夏らしく、フレッシュ感が強く、さっぱり終了。帰る頃にはもう満杯。小さな店なので予約は必須である。

〆の焼きおにぎりまで大変美味しゅうございました。また、三軒茶屋に1軒行きたい店が増えた充実した飲み会であった。

和み酒 帆凪(はんなぎ)
世田谷区太子堂2ー29ー3
0334113402