hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

58回目の誕生日を迎えるにあたり

2016-07-27 05:00:44 | 日記

しし座生まれの小生もついに本日58歳になってしまう。誕生日もこれだけ年を重ねるとめでたいというより、リアルに『冥土の旅の一里塚だなあ』と感じるようになった。それと同時に統計的に自分はあと何年くらい生きられるのだろう、とぼんやり考えてしまう。そこで今日は改めて平均寿命について調べてみた。

平成26年発表の日本人平均余命は男性が80.50歳、女性は86.83歳。(厚生労働省統計)これは前年比でそれぞれ0.29歳、0.22歳伸びている。そこで逆算すると80−58=22だから余命は22年間と考えがちだが、これは間違い。役所が発表しているのは平均余命であり、今年生まれた人があと平均して何年くらい生きるのかを表しているなのである。

ではあと何年くらい生きられるのかを見てみる。同じ表にある60歳男性の平均余命は23.36年、55歳男性の平均余命は27.68年とあるが、この真ん中あたりが正しそうである。逆算すると現在60歳男性は83.36歳が寿命の平均、55歳男性は82.68歳ということになるからである。

では『平均余命』が何を表しているのだろう。その答えは先ほどの現在60歳男性が数的に半分以上亡くなるのは23.36年後であるというもの。つまり、実際にその先の命が平均より長くなる可能性も50パーセントあることになる。さらに表をよく見ると80歳男性の平均余命は8.79年、90歳男性は4.35年となっており、これをマラソンに例えるとゴールしたと思ってもその先がまだある可能性も結構あることになる。(ただ、さすがに90歳を超える平均余命の統計はない。)

驚くのが寿命が伸びていることで平成2年では男性が90歳まで生存する確率は11.6%だったのに、現在は24.2%となっていることだ。(参考までにだが、昭和22年は0.9%、昭和40年は2.3%)
ただし、厚生労働省がもう一つ発表しているデータに『健康寿命』(平成25年)がある。これは日常生活に制限なく生きられる平均年齢を表したものであり、これによると日本人男性は71.19歳、女性は74.21歳と書かれている。そして、先ほどの平均寿命との差を『日常生活に制限のある期間』と呼んでおり、男性が9.01年、女性は12.40年にも及ぶ。また、日常生活動作が自立している期間は男性が78.72歳、女性は83.37歳である。まあ、これだから老人医療が社会問題化するのであるが。

つまり、健康に生きられるのが71.19歳、1人でまあ日常生活できるのが78.72歳ということになるが、これは自分の周り、つまり親などを見ていると何となく統計の正確性に納得できるような気がした。

ここで小生に当てはめると、健康で生きられる期間は平均ではあと13年、つまりあとオリンピック3回。さらに、何とか日常生活が送れるのがあと20年(つまりあとオリンピック5回)しかなく、改めて考えるとかなり短い気がする。もちろん、平均の話ではあるが。
まあ、これからの1年を過ごすにあたり、こうした統計の数字も認識した上で、毎日を無駄なく過ごしていくよう見直してみたい。もちろん、統計の話ではあるが。