『切手シリーズ』番外編。今回は切手ではなく、郵便ポストの話。街を歩いていると色々なポストに出会える。
まずは日本の郵便局発祥の地である日本橋郵便局から。ここは1871年4月に日本近代郵便制度創設とともに駅逓司と四日市郵便役所(のちの東京中央郵便局)が設置された。その記念として発祥の地の記念碑と郵便の父と呼ばれる前島密の銅像がある。
さらに1971年に郵便創業100年を記念したポストがおかれている。『郵便は世界を結ぶ』とメッセージが書かれた金属製の本体の上に大勢の人達が地球を支えるデザインの像が置かれている。
ただ、このポストが使いにくいのか、分かりにくいのか、そばには普通の赤いポストもしっかりおかれているのだが。
次に東京駅周辺のポスト。丸の内中央口の改札内にあるものでポストの上に東京駅舎のドームを思わせる飾りが付いている。その形自体も面白いが、中々粋なサービスが付いている。
というのはこのポストに投函すると風景印にて消印をしたうえで配達するサービスを受けることができる。(希望しないこともできる。)
東京観光の際にわざわざ窓口に行かなくても風景印が押してもらえるとは切手マニアには嬉しいサービスである。
つぎに改札を出て、中央郵便局に向かう。実は現在の前の建物の頃には正面に万国郵便連合加盟75年を記念したポストがあったのだが、今はない。
その代わりと言ってはなんだが、普通の赤いポストと郵便局のシンボルツリーである『多羅葉』の木が植えられている。(続く)