hokutoのきまぐれ散歩

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選抜高校野球と地域性を考える

2017-01-30 05:00:25 | 日記

選抜高校野球の話題が出始めるともう春も近い通り感じるのは私だけではないはずである。ただし、夏の全国高校野球は地区予選から始まるのでその段階から盛り上がり、自分や子供たちの母校の趨勢が気になる。しかし、センバツは急に出場校が決まるのでやや唐突感があるし、代表選定の過程がよく分からないがどうなっているのだろう。

公式には各都道府県の高野連推薦校から秋季地区大会などの実績と地域的なバランスから決められるとしている。通常大会(大会数末尾が5か0の大会は記念大会で規模が大きくなる)は北海道1、東北2、関東6(東京1〜2、それ以外4〜5)、東海2、北信越2、近畿6、中国・四国5(中国2〜3、四国2〜3)、九州4、これ以外に21世紀枠3の計32校が選抜されることになっている。

このため、同県から2校が選出される(除く、21世紀枠)こともいくつかあり、例えば前回の第88回大会も青森、福井、高知、87回大会は東京、京都、奈良、86回大会は栃木、京都、沖縄と各3都県で2校出場している。(因みに内規で3校は出ないようになっているらしい)

しかし、今回の89回大会はこの状況が一変した。というのは同一県から2校が出るのが、群馬、東京、奈良、大阪、兵庫、福岡、熊本と7都県にも増加している。さらに21世紀枠まで考えると岩手、高知も2校が選出されている。代表校が出る県はいいが、全く出場校が無いのでは盛り上がらないことこの上ない。では出場校がない府県は、青森、秋田、山形、茨城、埼玉、神奈川、山梨、長野、新潟、石川、三重、和歌山、滋賀、京都、鳥取、島根、徳島、愛媛、佐賀、大分、宮崎、長崎、鹿児島、沖縄24府県。つまり、半数以上の府県は出場校なしということになる。

新聞には実力で選出とは書いてあるが、今年から急に宗旨替えして、地域性を無視、それでいて全国を冠に付けるのは如何なものかと考えるのは私だけだろうか。神奈川県は2回連続出場校なしなのだが。