まだ寒い日もあるが、立春も過ぎ、春一番が吹いて、陽だまりは暖かく感じられるようになってきた。そんな中、三鷹市仙川沿いを歩いて春らしいものをわずかながら発見することができた。
まず、川に目をやると土手の日当たりの良いところには菜の花頑張って花をつけ始めている。土手が黄色くなるところまではいかないが、個体によってはかなり花が咲いているのが肉眼でもよくわかる。
というのは野川は護岸がしっかりできているため、川との高さが随分あるため見下ろすことになるからである。
川には緑の水草が生えていて、何を食べているのかわからないが、シラサギやカルガモが水の中に嘴を入れて必死に何かを食べている。
カルガモは個体が多く、列をなして泳いでいる。
陸地に戻ると鳩がまた何かを啄んでいる。
ついでに草はらを目を凝らしてみると既にホトケノザやスズメノエンドウのピンク、イヌガラシの黄色、オオイヌフグリの青、ナズナの白と各々小さい花をつけ始めている。
残念ながら土筆はまだ見ることはできなかったが。
梅の花は今が盛りで紅梅と白梅が見事に花をつけ、今が満開であろう。さらに、河津桜も見事なまでの花をつけ始めている。こうした風景を見ていると『春はそこまで』と目で実感できるのである。たまには気まぐれ散歩もいいですよ。