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『鉄道シリーズ』その172。青梅線の終点は奥多摩駅、開業は1944年7月、当初は氷川駅という名前であったが、これは旧村名である。その後、1952年に東京都水道局小河内線が開業、これは小河内ダムの建設資材運搬の専用線で1957年にはダム完成が見えたところで運行休止となった。しかし、なぜか廃線にはなっていないため、橋などは今も残っており、廃線マニアには人気がある。
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1971年に現在の奥多摩駅に改称、私もその直後に新宿から当時週一便あった都営バスで初めて訪れた。今もその駅舎は変わらず、関東の駅百選にも選ばれている。
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駅前からは奥多摩湖を経由して山梨県丹波山村に向かうバスや日原鍾乳洞方面の東日原行きのバスなどが出ていて、休日には中高年ハイカーの長い列ができる。かつては411号線を延々と走り、柳沢峠を越えて塩山駅まで至るバスが出ていたことを知る人ももう少ない。
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駅の奥には奥多摩工業のセメント工場、かつての小河内線は今は駐車場になっている。なお、奥多摩駅は東京では高度が最も高い(海抜351m)の駅である。
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