hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

小石川植物園を散策

2018-04-05 05:00:55 | 日記

小石川植物園を久しぶりに訪れた。正式名称は東大大学院理学系研究科附属植物園である。その歴史は古く、元は五代将軍綱吉の屋敷跡でその後1638年に江戸幕府により小石川御薬園として開園されたものが最初である。さらに享保の改革で吉宗が下層民を対象とした小石川養生所を設け、また、青木昆陽が飢餓対策作物として甘藷の試験栽培をした場所でもある。


私は文京区大塚に子供の頃暮らしていたが、ここから小学校が近く、よく放課後に遊びに来た場所である。入口で入園料400円を払う。中に入るとすぐ前に桜の古木があり、花を付けている。


左側の日本庭園に向かう道を選んで歩くが、ツバキやコブシ、レンギョウなどもとりどりの色の花が咲き誇っている。


その先には池もあり、池の周りには色々な鳥もいる。池にはザリガニ捕獲禁止の立て看板、子供の頃に紐にスルメを付けて池の中に入れるとザリガニが簡単に釣れたことを思い出した。日本庭園の池の向こうには旧東京医学校の煉瓦造りの建物、立派で威厳がある。


右に曲がり、小高くなった場所にはミヤマガンショウの白い花、やや大きめのモクレンのような花が目立つ。ユリの木やサクラといった大きめの木がそびえ、さすがに植物園である。


関東大震災の記念碑、これは震災後に避難所となった植物園に感謝の意を表した住民が作った物である。

その先は開けてサクラが多く植えられ、特に枝垂れ桜は満開で美しい。サクラの木の下では子供達が花見を楽しんでいた。


レンギョウが植えられている先にはスカイツリーも臨むことができる。小石川養生所時代から使われていた井戸があり、その先は薬草園となっている。


まだ、薬草は芽が出ている程度であった。茶店があり、その横の階段を下ると入口近くに出る。神代植物公園ほど広くはないが、歴史もあり、様々な植物を楽しめ、散策にはもってこいの場所である。