hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

冷蔵庫が壊れた日

2018-04-04 05:00:40 | 日記

唐突だが、家電製品の中で最も故障すると痛いのは何だろうか?少し前にテレビが壊れたり、パソコンが調子悪くなったりしたが、テレビは他にも2台くらいあるし、パソコンはタブレットやiphoneなどで問題なく代替できる。洗濯機だって少しくらい使えなくても何とかなるし、電子レンジにはガス台もある。そんな中で代替性がなく、原因も分からず、しかも突然死してしまうのが冷蔵庫である。

冷凍庫のアイスクリームが少し柔らかいかなと思ったのが6日前の夜。しかし、その時は冷蔵部分は通常通り動いていた。ただ、少しコンプレッサーの音が大きくなっているような気がしたのでいつもより強めにしたのである。早速、翌日の午前中に購入した量販店に修理を頼み、そこからメーカーT社に連絡してもらう。しかし、修理依頼が多くようやく担当者が来てくれたのが3日前。その前に冷凍庫も冷蔵庫も冷えなくなっていた。

土曜日の午後2時過ぎに担当者が到着、気の良さそうなおじさんである。すぐに冷蔵庫の状態をみてもらうと『コンプレッサーは動いてます。ただ、何かしらの原因で内部の配管から冷媒が抜けてしまっていて全く冷える機能が止まってます。そんな中でコンプレッサーを動かし続けるとこちらもいかれてしまう。買ってから何年ですか。』『2011年だから7年は経っていないね。』『修理をすることはできますが、一旦埼玉県F市にある工場に持って行くことになります。修理期間は1ヶ月くらい見てもらわないと。というのは修理した後、問題ないか、ちゃんと冷えるかと様子を見るんでね。もちろん、代替の冷蔵庫はお貸ししますが。修理代も最低7万円は掛かります。申し訳ないけど。』この話を聞いて修理する人はまずいない、たとえいたとしても親の形見などよほどこの冷蔵庫に思い入れのある人だけだろう。

さらにおじさんは畳み掛ける。『たとえ直っても7年経過しているんだから、あと2年くらいで表示しているLEDが切れたり、タッチドアがいかれたりするからあまり経済的ではないですよ。』『昔は冷蔵庫は最低10年はもったのに最近は寿命が短いですね。』『T社は今は部品だけでなく、組立も全て海外、だから当たり外れが多いんです。その上、会社の経営も良くない。虎の子の医療機器は売っちゃうし、今度は半導体。白物家電も中国の美的に売ってしまっていて今はブランドだけが残っているだけ。以前のT社とは根本的に違う。少しは安くなったけどね。まあ、私の仕事については売ったストックがあるから、今しばらくは修理はあると思うけどね。』
『それなら次買う時はどこがいいですかな。』『P社、H社、M社あたりかな。S社もあるけどこれも海外資本になっちゃってね。』そんな会話の後『わざわざお休みの日に待っていただいて、結局は引導を渡しに来たようで申し訳ないです。』と済まなそうに話すとおじさんは帰って行った。

なるほどT社は末端と言っては申し訳ないけど、修理のおじさんまでもが昨今の状態にはガッカリしているようで、これでは士気が上がる訳がないと感じた。その後は件の量販店に行って慌ててM社の冷蔵庫を購入。4月初旬に安くなる訳もなく、しかも配送は3日後、ついてないがぼやいてもぶつけるところもない。
新しい冷蔵庫到着までは単身赴任の頃買った小さな韓国製LGの冷蔵庫に頑張って貰うしかない。しかし、20年前の機種だが、元気に孤軍奮闘、単純な設計の方が長持ちする、これも家電の常識かもしれない。トホホ。ちなみに新しい奴は今日やっと来るはずである。