hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

上中里駅

2018-04-11 05:00:44 | 日記

『鉄道シリーズ』その204。北区3つ目のマイナー駅は上中里駅である。尾久駅を出てまた線路沿いを歩く。周りには中小工場に加えて住宅やマンションが立ち並ぶが、人通りは少なく、途中に中学校があるくらいで名所旧跡には縁がなさそうな地域である。


東北本線に沿って歩くが、電車区の車両もE231系ばかりであまり面白くない。少し行くと目の前に巨大な構築物が見えてくる。実は北区が設置した跨線橋で上中里しあわせ橋と名付けられている。


階段は非常用のみで遅い動きのエレベーターを使う。橋の部分から電車区やスカイツリーがよく見えて壮観であった。その隣には幅の広い踏切もあり跨線橋を使わずとも向かいに渡れるが、高齢者など歩みの遅い人には跨線橋は安全性が確保されている。


線路を渡るともう上中里駅までは僅か、しかし、細い路地のような道しかなく、鍼灸院やスナックなどいくつか店はあるが、皆廃業済みで角の八百屋と銭湯の大黒湯くらいしかやっていない。


駅前通りにも人はまばら、すると目の前に新幹線の高架が見えてくる。これを渡るため階段をグルグル回りながら上り、ちょうどチューブのような橋を歩くと下に京浜東北線の駅が見えてくる。


上中里駅は出口が一つしかなく、駅前広場はあるが、パトカーが止まっていただけ。すぐ坂道にぶつかるので上るがこれが蝉坂。


この上には平塚神社があり、この参道に沿って上る坂道、江戸時代の後半にはあったらしく、名前は平塚神社はかつて城だったため、『攻む坂=せむさか=蝉坂』からきた名前なのかもしれない。


上中里駅は前の尾久駅よりさらに乗降客数(16年度)少なく、1日平均7640人。この静けさにはびっくり。しかし、一方は坂道、反対側は跨線橋、さらにその先は東北本線の跨線橋という地理関係からしてもやむを得ないかもしれない。

尾久駅から上中里駅までは1km、徒歩12分結構近いが地図で見ると電車区をぐるっと回ることになるので直線距離ではもっと近いはずなのだ。