hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

活毛蟹をいただく

2021-07-04 05:00:00 | グルメ
『緊急事態宣言』がようやく終了したものの、『再びまんえん防止策』再発動と相変わらず外食もままならない中で、せっかくボーナスもらったしと『ふるさと納税』を使ってお礼に今時期の毛蟹でもと思い、ふるさとチョイスをチェック。

すると一般には茹でた毛蟹の急速冷凍しかないが、北海道豊浦町の活カニがもらえるコースを発見。早速、寄付をした。すると6月下旬に7月上旬には届けられるとのメールがあり、本日これを受け取った。

宅配で届いたのは大きな冷蔵と書かれた発泡スチロール。中を開けると大きなビニールの中に空気と水が入り、しっかり毛蟹が2杯生きたまま入っている。

長く見ていると里心が湧きそうだったので家では最も大きいパスタ用の鍋に4リットルの真水と80gの食塩を投入、グツグツと沸かす。しかし、これがなかなか湧かないのである。

ようやく10分後に沸騰、付いている説明紙にはカニが暴れるから軍手で持つように書いてあるが、カニはひっくり返すと大人しくなる。これを鍋に入れ、吹きこぼれないように15分間茹でる。

やり始めて思うのは急速冷凍ならば解凍するだけだったということ、業者が茹でて、急速冷凍したものの方が間違いないとの文言をみて、連れ合いはご機嫌斜めに。しかし、もう後戻りできずやるしかない。実はもう一杯は別の鍋で茹でているため、燃料費もばかにならず。

ようやく茹で上がり、少しの間水を掛けて粗熱を取り、ジップロックに入れて冷蔵庫にて保管する。

ここまでが下作業、食事の1時間前から毛蟹の解体を始める。まずは甲羅を外し、味噌を甲羅に入れて、お腹の肉をほじくりながら甲羅に詰める。

次に脚を全て切り取り、脚の身が食べやすいようにサイドに鋏を入れていく。この方法はズワイガニで毎冬行っているため、慣れたものだが、毛蟹には尖った棘が関節にあるため、気をつけないと痛い思いをする。この作業を1杯あたり8本の脚と2つの鋏に対し行なう。1杯あたり25分ほど、2杯で50分、黙々と行なう。この作業はしなくても食べる際に行えば良いのだが、私は食べながらではいっぺんに沢山食べられず、イライラするため、必ず予めこの作業をやっている。

そして夕食前には完了し、毛蟹を三杯酢で頂く。特に毛蟹の脚の身は甘く、思わず声を上げてしまいそうになる。たまにはこんな贅沢もお家時間の中ではいいのかなあ。

しかし、下処理に1時間弱、解体に25分も掛けたが、食べるのはあっという間。こんなものである。ただ、皆様は急速冷凍の方を買うことをお勧め致します。ひまな雨の土曜日でした。ご馳走さまでした。