hokutoのきまぐれ散歩

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1964年オリンピック記念切手の建物を見に行く②

2021-07-25 05:00:00 | 切手
『切手シリーズ』その82。東京オリンピック(1964年)記念切手の建物をめぐるシリーズ2回目は10円切手、図案は旧国立競技場である。国立競技場の敷地は元々青山練兵場があったところに1919年に神宮競技場という東洋初の本格的グラウンドを作ろうと工事を始めたが、関東大震災などもあり、完成したのは1924年であった。あの有名な学徒出陣式が開催されたのもこのグラウンドである。

戦後になり、復興の象徴として1958年に第3回アジア大会を招致し、その会場として1957年1月に着工、1958年3月に完成したのがこの切手のデザインとなった競技場である。

1964年の東京オリンピックメイン会場として使われたのち、ユニバーシャード国際大会をはじめ、Jリーグの開幕、サッカーやラグビーの日本選手権決勝などに使われた。また、スポーツばかりではなく、野外コンサートや東京オリンピック招致が決まり、2014年5月末をもって取り壊された。



新国立競技場は2016年12月に着工、2019年11月に完成した。柿落としはラグビー大学選手権早稲田vs明治、OBでもないのに私も満席の中、見に行った。あの状態がオリンピック開幕までというか、オリンピック開催期間も二度とないとは、当時は予感すらなかった。



ちなみに新国立競技場の切手も500円の額面で切手帳の中の一枚として発行されたのである。