hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

『土浦ニューウェイ』を知っていますか?

2021-07-16 05:00:00 | 日記
土浦市に常磐道以外の高架道路があることは住んでいる方以外は殆ど知る人はいない。土浦駅東口からつくば市に向かう場合は駅横の駐車場ビルの横から高架を上る。


するとまるで首都高速のような自動車専用道が出てくる。その名前は『土浦ニューウェイ』、料金は無料、しかし、全長は3kmほどしかない。(但し、スピードはあくまで県道のため、通常の道路と同じく50〜40km/h程度に規制)

これに似た道路と言えば大阪市にある新御堂筋と中央環状線がある。もちろん、規模は全く違うのだが、どちらも博覧会への交通アクセスとして作られたのは同じである。

1970年の大阪万博はほぼ誰も知らない人はいないが、1985年つくばでも科学博が開催された。そのアクセス手段の一つとして常磐線土浦駅前から土浦市内の渋滞を避けて学園大橋まで全て高架の自動車専用道を作り、連接パスで駅と会場をピストン輸送したのである。

今も土浦駅東口(霞ヶ浦側)に降りると目の前にJRの線路を跨ぐ形で作られており、交通量も少ないため、快適につくば駅方面に進むことができる。高架道路の終点からも4車線の道路が続き、途中から地下に潜り、つくば駅まで約15分程度で到着する。



路線バスは土浦駅〜つくば駅〜つくばテクノパーク大穂、他にも高速バスが3系統ある。ただ、路線バスは土浦駅発7時50分1本のみ、他も1日数本で朝早い時間のみと使い勝手が悪い。



高架道路上には川口町、桜町4丁目、田中町のバス停があるのでまずは土浦城から近い桜町4丁目のバス停を目指す。


東光寺からすぐのところにあり、コンクリートの階段を登り、バス停まで行く。1日1本のみだが、確かに路線バスは走っていることを確認した。



次にタクシーに乗ってアプローチ。土浦駅東口からすぐに高架道路に登ると最初は右へ左へと曲がりながら進むが、田中町のバス停のの先は直線区間となり、すぐに学園大橋の袂に到着。ここからは片側2車線の広い県道となり、つくば駅まで快適に走ることができる。



元々は新交通システムの計画もありやなしやだったが、つくばエクスプレス(TX)が開通した現在では道路だけにしておいてよかったのではないか。



ただ、土浦市内で高架道路を下から眺めると完成後35年以上経過して今後のメンテナンスの費用が大変なのではと感じた。