hokutoのきまぐれ散歩

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1964年東京オリンピック記念切手の建物を見に行く④

2021-07-30 05:00:00 | 切手
『切手シリーズ』その85。1964年東京オリンピックの記念切手の図案となった建物を巡るシリーズその4は『駒沢体育館』(額面50円)である。

駒沢体育館(正式名称、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)は1964年のオリンピックの際にレスリング会場として使用するため、1964年3月に竣工したもので芦原義信設計。他にも駒沢オリンピック公園ではサッカー、バレーボール、ホッケーなどの競技が行われた。



東急田園都市線駒澤大学駅で降りて約15分ほど歩くと公園西口に到着。規模は大きく、中に入ると駒沢野球場があり、夏の甲子園の東京予選会場として連日熱戦が繰り広げられている。その先にはスケートパークがあり、今回初めて種目となっ『BMX』を練習することもできる。



さらに歩くと体育館がある。地上2階地下1階の建物だが、上から見ると8角形となっている。



中に入るとオリンピックメモリアルギャラリーがあり、1964年の選手団や聖火ランナーの制服、聖火、金メダリストの写真が展示されていて流されているビデオは女子バレーボールの決勝の模様。



久しぶりに当時の感動を取り戻したい時は訪れるといい。さらにオリンピックメモリアルタワーもある。これは芦原義信が五重塔をイメージして作ったものであり、登ることができれば競技場や体育館の姿もはっきり見れるのではないか。



戦前は東京ゴルフ倶楽部として昭和天皇がラウンドされた名門ゴルフ場であり、1940年に開催されるはずであった東京オリンピックのメイン会場を建設するはずの土地であった。そのため、広大な敷地に競技場、野球場、体育館、テニスコートなど多くの施設があり、50年以上前に作られたとは思えないデザインの建築物を見るだけでも訪れたかいがあった。