6月の旅④。旧北軽井沢駅の後は本日の宿『季の庭』に向かう。まだ、時間は早かったが、温泉に来たならば早めに宿に入り、風呂に浸かろうと14時半には到着する。
この宿はドーミーインなどを展開する共立メンテナンスの子会社共立リゾートが運営していて森の中にゆったりと立っている。やはりウリはお風呂、男女それぞれ大浴場が2つずつ、それ以外に家族風呂が3つ、今回は部屋にも露天風呂がある。荷物を置いてすぐに大浴場へ。
湯船は室内に4つと冷水風呂、サウナ、岩盤浴もあり、もちろん大きな露天風呂も備えている。室内の風呂に浸買った後に、露天風呂へ。湯は白濁しているが草津温泉の割には肌がピリピリすることもなく、ゆっくり浸かれる。サウナは熱いのですぐに出たが、良かったのは岩盤浴。タイル張りの寝台に寝転ぶだけだが、肩や腰、さらに背中や脹脛など後ろからじわじわと温めてくれる。痛いところがあるだけに嬉しい。翌日の朝までに夜1回、朝1回、計3回も大浴場に通ってしまった。
部屋からは緑たっぷりの森が見えて外を見ているだけでリラックスできる。ベランダの露天風呂に入ると外の蛙や鳥の声が聞こえて心地よい。翌朝にはウグイスの谷渡りやカッコウなどまるでテープを流しているような鳥の声を聞くことができた。
夕食はレストランで摂る。サービス満点だし、懐石料理をゆっくり楽しむだけで満足。メインは鍋か鉄板焼きから選べるが、肉が食べたくて焼き物に。鉄板で牛肉や野菜、名物こんにゃくなどを堪能した。
なぜか食べ終わる頃にシェフからのサービスとして小鉢が6種類から好きなだけ選べる。私はマグロのスペアリブ、鮭のエスカベージュなどを楽しんだ。
朝食もレストランにて。たっぷりの惣菜に地元名物の味噌汁がつく。名前を聞いたが忘れてしまった。具沢山の味噌汁はたまらない。いつも朝はパンだが、たまに食べる旅館の朝ごはんは旅の大きな楽しみである。
館内は畳が敷き詰められ、作務衣・裸足で歩くことができる。初日夜までは缶チューハイやノンアルコールビールなどが無料で飲み放題とサービスもいい。
翌朝も室内の露天風呂に浸かり、9時過ぎに出発、実にいいホテルで満足度大である。(以下、次回)