ようやくコロナ禍も落ち着いて飲みに行くことに抵抗感がなくなってきた。吉祥寺で行く店を増やそうとグルメサイトを見ていたら『北海道物産』というお土産物屋みたいな名前に惹かれて土曜日にお邪魔した。
場所は京王井の頭線と井の頭通りに挟まれた地域で居酒屋さんが何軒か並ぶ一角。駅から来るならばヤマダ電機の横の道から来た方がが近い。
18時にネット予約をしたが、結構混んでいる。まだ、できて半年ほどの新しい店、板さんも若いし、お客さんも若い。どう考えても我々2人が最年長である。名前の通り北海道の新鮮な海産物がウリである。
ただ、イカの生き作りが4400円、カワハギの生き作りが5600円とかなりお高い感じ。イカを2人ではやや多いことから当初とは違う注文にした。
まずは赤星で乾杯。この店、お通しが素晴らしい。丸い皿に鯛の刺身、ミニ帆立の煮付け、キンメ刺し、マグロ赤身刺し、ニコゴリ。これだけで600円は安い。
『塩水ウニ』、ミニ・中・大とあるが、ミニにした。運ばれてきたウニは大きめの貝殻(北寄貝だろう)に乗っている。味は間違いない。甘み、味わい、ひさびさの生ウニに感動。
酒は色々あるが、やはり北海道の銘酒と『国稀吟風』(増毛町)、私は『千歳鶴』(札幌市)を注文。生ウニと冷酒がよく合う。
『毛蟹の酢の物』も美味いが量が少ない気もした。『ザンギ』はもちろん揚げたて、カリッと揚がっていて大変うまし。
『アスパラガスの炭火焼き』は香ばしく、特に元のところの甘みがたまらない。北海道で昔聞いたが、なぜ内地の人は穂の先の部分を好むのかわからないと言われたが、その通りである。
『大雪の蔵』(旭川市)と『国士無双』(旭川市)を追加する。
さらにお願いしようとしたメニューが次々と売り切れていてやむなく北海道と縁のなさそうな『鯛の木の芽焼き』を頼む。こちらも炭火焼きだが、春の鯛は身が美味い。
酒は『まる田』(夕張市)と『男山』(旭川市)を注文。これで道内の蔵は完全制覇した。
『タラの芽とホタルイカの天ぷら』が運ばれてきた。ホタルイカの天ぷらはお初だが、カリッと揚がっていてワタの味がたまらない。
最後に『ばくれん』(山形県鶴岡市)をお願いする。締めは『ウニいくら丼・ミニ』を2人でシェア。茶碗1杯くらいだが、もうお腹いっぱい。
他にも生牡蠣の食べ比べやタラバガニの炭火焼きなどもあったが、コスパや時期を考えて今回は頂かなかった。フロアの女性たちもサービスよく、気持ちの良い店である。ご馳走さまでした。
北海道物産
武蔵野市吉祥寺南町2ー8ー8
0422717161