『鉄道シリーズ』その305。毎日通勤に使っている東京メトロ半蔵門線に新型車両18000系が8月に投入された。なかなか乗る機会がなかったが、ついに乗車した。
半蔵門線が開通し、初めて東京メトロの車両が導入(それまでは乗り入れている東急の車両を利用)されたのは1980年。8000系というロングラン車両で当初な冷房もない車両であった。千代田線(6000系)、有楽町線(7000系)と見た目はよく似ているが、路線のカラーである紫のラインが特徴。1〜6次まで仕様を更新、冷房はもちろん、席の幅も当初430mmを450mmまで引き上げ、快適さを追求した。
次に現れたのが08系、2003年に導入、6編成が現在も運用されている。前面には紫のライン、サイドは白・ピンクを加えたスタイリッシュなアルミ車両。シートも濃い紫色を採用、7人掛けの車両には4・3に分け、スタンションポールで区切られている。
そして18000系が登場、18年ぶりの新車両である。見た目は08系とよく似ているが、摩擦攪拌接合の採用により、高強度かつ歪みの少ない。
また、リサイクル性も向上した車両で側面には車椅子やベビーカーのスペースを表すピクトグラムも配されている。居住性も座席幅が450mmから460mmと1cm広がったほか、LCDも防犯カメラ一体型になるなど細かい部分の改良も進んでいる。
乗ってみると吊り革に濃い紫色を採用しているため、一目でわかる。この車両は8000系の代替として10年かけて19編成190両が導入されることになっている。