『鉄道シリーズ』その210。都電スタンプ逍遥④。新庚申塚電停のお隣は『庚申塚』電停、ホームには懐かしい時計付の駅名板が置かれている。
電停を降りるとすぐのところに猿田彦大神、その先は巣鴨地蔵通り商店街となって居て賑やか場所となっている。
飛鳥山方面の停留所にはすぐ前に『いっぷく亭』という甘味処、まさに徒歩0分のところにある。
名物はおはぎとかき氷のようだが、あまりに大きく甘そうなのでトコロテンをお願いした。出てきたトコロテンは抹茶色、お茶の味をつけた寒天を突き出したもの。
タレは酢醤油、辛子も添えてありとにかく爽やか。抹茶の風味のするトコロテンは初めてだったが大変に美味。茶店には都電の写真や絵がいっぱい。わたせせいぞう風のこのお店の絵を撮らせてもらった。
スタンプは近くを通る旧中山道、もちろん『いちにちなかやまみち』ではありません。
『巣鴨新田』電停は西巣鴨1丁目にある。雨も強くなってきた。スタンプは近くにある都立文京高校、ただ、所在は豊島区。これには訳があり、戦災で焼けた校舎を文京区内に作る予定だったが、諸般の事情で不可能に。やむなく1950年にこの地に作ったためである。
次の『大塚駅前』電停は通り越して『向原』電停で下車。春日通りには面しているが、バス停以外は近くにない。スタンプは『豊島区立中央図書館』の意匠である。ただ、この図書館は次の東池袋四丁目電停の方が近い。
『東池袋四丁目』電停は東京メトロ有楽町線東池袋駅との乗換ができ、またここからサンシャイン60も至近にある。
スタンプは少し離れた『護国寺』のデザインである。なお、都電の線路に沿って都道の建設は進むが、かなり時間がかかっていて中々できない。(以下、次回)