シランの花が庭を華やかにしてくれる季節になってきた。シランは漢字で書くと『紫蘭』となる通り、紫色をした花が一般的で地下球(偽球茎)が張り巡らされ、そこから毎年ササのような葉茎を伸ばす。花が咲くのが5〜6月で他の蘭とは異なり、比較的簡単に栽培することができる。
我が家も紫色のシランは地植えしており、いつのまにか葉茎を出して少しずつ増えていく。それほど日当たりが良くなくてもちゃんと花を付けてくれるのである。
また、白い花をつけるシランは植木鉢に植えてあり、こちらも毎年葉茎を出す。不思議なことになぜか植木鉢の淵に沿って葉茎を出し、真ん中には生えてこないのである。
また、通勤路から見える家の庭にも一列に紫色の花が咲き誇る。我が家の庭のシランは中々これだけの花は付かない。
我が庭にはシランが終わるとクレマチスやムラサキツユクサ、さらに紫陽花、桔梗と私の好きな紫色の花が次々と咲く季節がやって来る。