『宿場町を行く』その24。野木宿①。この企画も前回が11月でから7か月ぶりということになる。当たり前だが、日本橋宿から始め、千住、草加、越ヶ谷、粕壁あたりまでは到達するのもそれほど時間が掛からなかったが、栗橋、中田、古河と来ると電車で来てもかなり時間がかかる。(渋谷〜古河は湘南新宿ラインで1時間12分)
今回のルートは古河駅で降りて古河市循環バスぐるりんに乗り、一番野木町に近い松並2丁目まで行く。ここからは歩きとなる。
少し歩くと目印のコスモ石油のスタンドは健在でその隣にある地蔵尊にお参りに行く。『塩滑地蔵』と名付けられていてこの地蔵の塩を体の悪いところにご利益があるとされ、ちゃんと塩も供えられている。
少し先はSC(古河マーケットプレイス)。マツモトキヨシ、K'sデンキ、パチンコ、ゲームセンター、手芸用品、ブックオフなどたくさんの専門店が並ぶ。
そのすぐ先に茨城県と栃木県の県境がある。県道9号線は国道4号線と合流するが、この辺りから野木宿には松並木が続いたらしく、説明板のみが残されている。
その手前に野木神社の石鳥居があり、参道を行くが、これが長い。両側は並木、石鳥居が2つもあり、ようやく本殿に到着。
延暦年間に創設されたと言われる由緒ある神社であり、現在も広い敷地を有する。入口にフクロウが親子で木に住んでいる姿のオブジェがあるが、今も何組かの親子が住んでいる。
私もかつて山形県の慈眼寺でフクロウの雛に合ったことがあるが、あの可愛らしさを思い出した。(以下、次回)