hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

白金台付近の坂道(1)

2016-07-21 05:00:25 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その74。このシリーズも3月以来4カ月ぶり。あまり暑くなると坂を上り下りするのがつらいのだが、白金台駅前に『日吉坂』という信号を見つけ、久々に歩いてみる。


日吉坂に行く前に目黒通りから垂直に八芳園に沿って下る坂が『桑原坂』である。この坂はバスも通っているが、勾配は急な方。


坂の名前の由来は表示板によると『今里村の地名のひとつ』とあり、起源は明確でない。また、坂の途中には古地老稲荷神社がこじんまりとある。


坂をまた上り、目黒通りを右に。この辺りが『日吉坂』、日吉喜兵衛という能役者が住んでいため、この名前になったという説がある。
この坂を下り、聖心女学園に向かう狭い道を左折する。すると落ち着いた家並みが現れ、旧三光町会という看板もある古い屋敷街となる。


少し行くと左側に石でできた『聖心女子学院』という古ぼけた四角の柱が出てくる。これを右に曲がると学園らしいが、関係者以外立ち入り禁止と書いてあり、入る勇気もない。

先に行くと右手に大邸宅が現れるが、木が生い茂り、標札もないため、正体はわからなかった。しかし、インターネットは便利である。調べるとセイコーエプソンの大株主である三光企業、つまり服部一族の資産管理会社が保有している屋敷とのこと、さすがである。


そして急に下り坂になるが、これが『三光坂』。その由来は本来は坂下専心寺にあった三葉の松に基づき三鈷(さんこ、仏具の一種)坂だったものが、時代とともに変わったと言われている。それにしてもきつい坂道で、坂の下には三光坂下の信号がある。(以下、次回)

真岡鐵道に乗って(2)

2016-07-20 05:00:57 | 日記

『鉄道シリーズ』その145。真岡鐵道の続きだが、閑話休題、よく見るとこの会社は『鉄道』ではなく、『鐵道』を使っている。じつは同様に旧字の鐵道を使う会社が小湊鐵道、大井川鐵道、わたらせ渓谷鐵道、信楽高原鐵道と結構あるが、鉄は金を失うのでげん担ぎで旧字を使っているようである。

話を元に戻して前回の続きだが、気動車が市塙駅を出るとだんだん山に入っていく。次の笹原田駅は周りに何もなく、平均乗降客は20人しかいない。

これは次の天矢場駅も同様であり、1人学生が降りるだけ。まあ、学生と老人以外は自家用車を利用する人が多いのであろう。


そして終着駅が茂木駅である。駅が近くなると逆川の近くに道の駅もてぎが見えてくるが、これは栃木県最初の道の駅。中々斬新なデザインである。


茂木駅は片側にホームが1面だけのシンプルなもの。茂木ではかなりの人が降りる。駅には立ち食いそばもあり、それなりにはやっている。

ただ、茂木町は国際的サーキット場、ツインクルもてぎを誘致したことから観光客は年間240万人とその筋には有名な場所。しかし、真岡鐵道を使って来る客はあまりいないかもしれないが。真岡鐵道で来るのは小生のような鉄道マニア、興味があるのは駅ホーム向かいにある蒸気機関車用の転車台の方である。時間に余裕があればC12が転車台の上で回る姿を見たかった。

8分後には上りが出るので慌しくスタンプを押し、駅の写真と転車台の上写真を撮るなどバタバタ。上りの気動車には小生の他は1人だけ。そのため、ゆっくり車内の写真も撮る。

次の天矢場駅でその人も下車、貸切は3駅であったが、徐々には乗客を拾い、小生は車をとめた西田井駅で下車、往復50分の小旅行となった。



真岡鐵道に乗って(1)

2016-07-19 05:00:12 | 日記

『鉄道シリーズ』その144。真岡鐵道はご存知だろうか。JR水戸線の下館駅(茨城県筑西市)と茂木駅(栃木県茂木町)41.9kmを結ぶ第三セクターの私鉄でマニアの間では蒸気機関車を4両(うち動態が3両)有することで知られている。

もとは国鉄真岡線として1920年に全通した路線であり、1988年に今の三セクに転換され、もう直ぐ30周年になろうとしている。


今回はこのうち益子駅より2駅下館よりの西田井(真岡市)〜茂木(茂木町)20.7kmを往復した。西田井(にしだい)駅は無人駅ではあるが、県産木材を使用した立派な駅舎もある。ここで茂木行きを待つが、実はこの駅は交換(単線のため行き違いで上下の車両が止まっていき過ごすこと)するケースが多い。駅の前には池があり、鳥などの声が聞こえる以外は静かなもんである。

西田井を出ると左側には一面の田んぼが広がるが、右側は未利用の荒れ地も多い。次の北山駅は真岡鐵道になり、増設されたものである。


次は益子駅、日本の駅100選にも選ばれたユニークな駅舎で構内には自由通路があり、裏側には駐車場も揃えてある。駅前には益子焼の立派な壺が鎮座している。上を見上げると時計台のようになっている。ただ、今日はひっそりして乗降客も少ない。

益子駅を過ぎると建物も減り、田んぼと荒れ地ばかりが目立つ。七井駅も駅舎は立派、駐車場も無料で完備、都会では考えられない。


多田羅駅は〝たたら〟と読むが、駅周辺には多田羅沼やキャンプ場がある。しかし、雨模様の中では乗降客も少なく、乗っているのも殆ど地元高校生。乗り慣れているのか、しつけが良いのか、あまり、騒ぎもせず、スマホに夢中なようだ。


この辺はすっかり田園風景、田植えから1ヶ月経って稲の緑が眩しい。市塙駅は六角の面白い駅舎が特徴で市貝町の中心駅のため、学生の乗降は多いが、無人駅である。

(以下次回)

久我山〜吉祥寺の気まぐれ散歩

2016-07-18 05:00:01 | 日記

三連休も大してやることもないので散歩かたがた家を出て井の頭公園、そして吉祥寺を目指す。我が家からはずっと神田川沿いの遊歩道を行くと約20分〜30分で吉祥寺に到着する。家を5時過ぎに出て歩くが、意外に蒸し暑い。

三鷹台駅を越えると川沿いには白や紫の木槿の木が植えられて、今が満開。他にもブルーサルビアやヤマブキなどが咲いている。川を見ると水草がかなりの高さまで育っているが、先日の雨でこれも倒され、あまり美しくない。



外環道の用地として買収された土地に差し掛かり驚いた。無数のハグロトンボが羽を休めている。よく見ると草の葉の上や雑草が生えないように張られたシートの上などにも本当にたくさんいる。

胴体が黒いメスと胴体が鮮やかな緑のオスがいる。これが風が吹くとひらひら蝶のように黒い4枚の羽をヒラヒラさせながら飛ぶ姿はあまり都内ではめずらしいかもしれない。

さらに歩くと川の中に鴨のつがいがいてその周りにガマの穂が茂るが、これも先日の大雨でかなり倒されてしまっている。

その中にソーセージのようなガマの穂が見えるのも面白い。


さらに行くと井の頭池に着くが、雨のせいで水嵩が増しており、その中に多数のボートが浮かぶ。たぶん、少しでも涼を求めているのだろう。池の周りをまわり、七井橋から川面を見るとカイツブリやカルガモなどが泳いでいる。よく見ると水面に無数の輪ができているが、これは大量発生したアメンボのせいらしい。

神田川沿い〜井の頭池あたりは散歩をしても色んなものに気づかされる面白いエリアである。じっとしていると蚊に食われて痒い目にあうので注意は要するが。

白金台駅

2016-07-17 05:00:36 | 日記

『メトロに乗って』その37。今回は東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線が通る白金台駅を訪ねた。都営と東京メトロの2つの線が通る駅は珍しくはないが、実は白金高輪〜目黒の区間は2つの会社が唯一共用している区間で2つの線の駅が同じホームになっている。さらに両方が東急目黒線に乗り入れている。

ただ、法的には東京メトロが所有、都営地下鉄は第2種事業者という位置付けになる。

沿革は2000年9月26日に両線が同時に開業、開業時から全てホームドアが付けられている。駅は港区白金4丁目にあり、地上に出ると目の前を目黒通りが通っている。



白金台交差点方向に歩くと外苑西通りの始点にぶつかるが、この通りは並木道をプラチナストリートと呼ぶ。いわゆるシロガネーゼたちが闊歩するオシャレな通りで、また、ブティックやカフェが立ち並ぶ。

その先には国立科学博物館付属自然教育園の鬱蒼とした森が広がる。この施設に隣接するように旧朝香宮邸に端緒を持つ東京都立庭園美術館があるが、雨に加え、展示替えのため中に入れないので訪問は断念した。



また、駅に戻り、反対に歩くと東大医科学研究所の古めかしい建物、その先を右に曲がると八芳園のいかめしい長屋門の前に出る。



別段他の街と違いがあるわけではないが、道すがらにあるレストランやカフェも時代がかったオシャレな建物が多くあり、雨のせいかしっとりした町並みのように感じられた。まあ、小生とはあまり縁がなさそうだが。

佐野ラーメン〜佐野SAグルメ

2016-07-16 05:00:12 | グルメ

高速道路のSAは進化している。東北道からの帰り道、いつもなら羽生SAの江戸情緒ある建物内にあるレストランを利用するのだが、先日、佐野市の叶屋で食べた佐野ラーメンを思い出し、衝動的に佐野SAに入ってしまう。

佐野SAはそれほど新しい造りではないが、佐野ラーメンと宇都宮ギョウザ一色。お土産用に販売されている種類も半端ではない。

御目当ては、佐野ラーメンなのでまずはレストランを眺めるが、結構混雑している。それではとイートインに行くと佐野ラーメンのコーナーがある。券売機で食券を買って席に着くと食券の番号で読んでくれるシステム。

小生はチャーシューメン(830円)を選択、5分くらい待つとおばさんが『佐野ラーメンのかた、〇〇番、××番、△△番、ご用意できました。』と呼び出される。もちろん、定食や蕎麦など他のメニューもあるが、全体の注文の3分の2が佐野ラーメンである。

出てきたラーメンは佐野ラーメンらしく、澄んだスープに平打ち麺、豚トロのチャーシューが5枚、メンマ、ネギという布陣。スープを一口飲んだが、なかなか味わい深い。

半透明の麺も喉越しよく、特にチャーシューが美味い。高速道路のイートインコーナーとは思えない美味さである。丼が瀬戸物ならばもっといいのだけど、まあ、贅沢は言えない。

この味なら人気があるのも当然、下りのSAはさのやがやっているらしく、こちらも是非挑戦してみたい。

木槿の花

2016-07-15 05:00:09 | 日記

アジサイの花が萎れ、アガパンサスの花が終わるといよいよ盛夏となる。今年の関東地方はカラ梅雨に近いため、少し植物カレンダーが早く動いているような気がする。この時期に盛りを迎えるのが、サルスベリとムクゲである。

ムクゲはアオイ科の落葉樹で3〜4mほどに育つ。よく間違えられるのは白居易の詩『槿花一日の栄』の中に歌われている『朝咲いて夕方には萎む』というくだりのため、朝咲いて夕方には萎む一日花と思われているが、実は一重の花でも2〜3日は咲いている。また、萎むと花全体が根本にボトボトと落ちる。


花の色は白、薄いピンク、ピンク、紫とあり、また、中心部が赤いものや、八重咲きのものなど結構バリエーションがある。有名なのは白の一重、花底が赤い種類を千宗旦が好んだため『宗旦木槿』(そうたんむくげ)と呼ばれている。

また、韓国ではムグンファと呼び、国花とされている。韓国の国会議員バッチやソウル〜釜山間の急行列車の名前にも使われているほどである。一説には落ちても落ちても次々に花を咲かせる生命力の強さを表すとも言われている。


ムクゲは確かに次々と花を咲かせる樹木、花の種類も豊富で、特に小生は宗旦木槿が好きである。久我山駅までの間にも6本くらいあり、晩夏まで今しばらく目を楽しませてくれる。

東急5000系4ドア車両

2016-07-14 05:00:50 | 日記

『鉄道シリーズ』その142。その東急5000系車両と聞いて『ああ、アオガエル』と答える人は中年以上か鉄道マニアである。

確かに小生が大学に通っていたころは旧5000系車両はまだ東急東横線にも走っていた。今もハチ公前の待ち合わせ場所として1台置いてあるだけだが。そして、地方私鉄で第二の人生を歩んでいたものも、今年熊本電鉄で最後の1両が引退したとのニュースがあった。

しかし、今日取り上げるのはアオガエルではなく、新型車両の5000系のことである。東急田園都市線に2016年1月から導入された5000系4ドア車両は樹木と草木をイメージした色使いでシートはグリーン、ドアの周りは木目調と凝っている。

注目すべきは居住性を改善した点で通勤用のシートはロングシートながら、1人ずつ凹凸が付いているハイバックシート、しかも座席の両端2席には関東では初めてヘッドレストが付いており、こころなしかスプリングもよく効いている気がする。小生も通勤や移動でよく乗り入れている半蔵門線を使うが、この車両は乗り心地がよく、朝大手町駅では寝過ごしている人をよく見かける。

また、端のスペースには車イスやベビーカーがより快適に過ごせるようになっており、高さが違う手すりが付いている。特に床にも車イスやベビーカーのサインが付いているため、周囲もそのスペースを理解しやすい。

さらに従来より低い荷物棚や三角になった持ちやすいつり革など細かい点も改良されており、TVディスプレイも従来のものより精密になっている。

この車両がついた編成には時々出くわすが、全車両ではなく、一部の車両のみで前後は普通の車両であることが多いため、新型車両により好みをして乗ることも多い。まあ、中央林間〜久喜間は所要1時間53分、距離にして81.3km、この車両ならば長距離通勤でも楽に行くことができる。但し、もちろん座れることが前提ではあるが。

笹巻きけぬき寿司総本店〜神田ランチグルメ

2016-07-13 05:00:36 | グルメ

創業1702年、当時江戸三大寿司の一つと言われていた神田の『笹巻きけぬき寿司総本店』のランチにお邪魔した。

というのが、11時半から健康診断に小川町まで出掛けたが、何とこの店がクリニックの隣だったためである。ランチと言っても持ち帰りが中心のお店でその一角にテーブル3つだけの小さなお店、メニューも1050円のランチのみである。

本日のメニューは穴子とネギトロ丼、けぬき寿司2個、小鉢、吸物、漬物で丼は日替わりの様子。12時5分入店、先客で2つのテーブルがふさがり、もう一つの席に通され、相席もお願いしますと言われる。するとすぐに男性客が入店、これで満員。


5分ほどで小生のランチが到着したが、結構ボリュームがある。すると『穴子には山椒をかけるといいですよ。』と言われ、指示通り山椒をかけて食べるがフワフワでなかなか美味い。さすがに寿司飯だが、酸っぱさも控えめ。ネギトロも結構乗っている。

小鉢は人参、ピーマン、茄子、かき揚げの天ぷら。すこし冷えているが、悪くない。お汁は豆腐と結びちくわ、ワカメが入ったお澄まし。これだけをまず平らげる。


けぬき寿司は江戸時代にこの店の主人が小魚を寿司ネタにするのに毛抜きで小骨を取った逸話から名付けたものだが、ランチのけぬき寿司は干瓢巻きと薄焼き卵巻。

何気ないネタだが、酢飯があっさりしている分ネタが際立ち美味い。これだけで1050円ならばお値打ちだろう。12時半に食事を終えて外に出るともうランチ終了のお知らせ。この老舗のランチ、なかなか人気があるようだ。



笹巻きけぬき寿司総本店
千代田区神田小川町2ー12
0332912570

広島戦3連敗を受けて〜タイガースファンの戯言

2016-07-12 05:00:10 | 日記

ここ数日で改めて阪神ファンは本当に辛抱強いと思うようになった。というのは阪神が完敗した7月8日からの3連戦、初戦が藤浪が3回までに5点取られ、不得意なジョンソンに勝つには先制して守り抜く作戦しかない試合をわずか30分程度でぶち壊した試合の観客は46,046人。9日は珍しく2回に先制点を挙げたが、無死満塁のチャンスを1番西岡、2番鳥谷、3番江越の凡退で潰し、次の回に阪神を馘になった新井にスリーランを打たれた試合も観客は46,752人。そして10日の岩貞は初回3連続四球でそのあとつるべ打ちに会い、わずか15分で諦めざるを得ず、さらに9安打打っても1点も取れない試合ですら観客は46,323人。

連勝しているから広島ファンも増加はしているのかもしれないが、スタンドの殆どは黄色に染まり、取られても、打てなくても必死で応援する。これは立派なものである。小生はテレビ観戦のため、初回無死満塁でルナにタイムリーを打たれ、ほぼ敗戦が決ったと思い、テレビを消したが、球場にいる観客はリセットできないし、ましてや出ている選手も消え去りたいと感じたように思えた。

阪神タイガースはいくら弱くても土日には甲子園球場には46000人以上のファンがやってくるのだから、このままでいい訳がない。現状をみると悪いのは投手だけでも野手だけでもないし、また、守備だけでも打撃だけでもなく、正直言って今の阪神タイガースにはいいところ、褒めるべき点が何もない。

このようなどん底からどうチームを引き上げていくのか、これこそ金本監督の真価が問われるタイミングであろう。何年も何人もの監督がやらなかった根本からのチームの改革の代償は大きいが、それでもファンの後押しがあるうちに大変革の兆しを、片鱗を是非見せて欲しいものである。