outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

イルカのこと

2007年02月16日 11時54分15秒 | フィリピン クルージング 情報 ヨット
日本が鯨を食べると世界の国々から非難され今回も事件まで起きているようですが今日は鯨の仲間でイルカの事を書いてみます。

ホロホロが居るフィリピン、ネグロス島のバイス市はサトウキビ栽培が主要産業で市街を少し離れると見渡す限りのサトウキビ畑が広がっています。
今の季節の風が弱い夕方になるとサトウキビ畑に火がつけられ空を焦がすほどの火と島を覆うほどの煙が立ち昇り、湾内に浮かべているヨ
ット、ホロホロ三世の上からはのどかな南の島の風景として望むことが出来ます。
そのバイス市が斜陽産業のサトウキビ栽培から次ぎの産業として力を入れているのが観光で、それが「ドルフィンウォッチング」です


毎年夏(4月から9月)になるとセブ島とネグロス島の間を南北に伸びる海峡にイルカが現れます。それをバイスベイから観光船を出して見
に行くのですが、今ではかなり有名になってフィリピンの観光パンフレットには殆ど紹介されるまでになっています。フィリピンも日本同様
「イルカは食料」の国なんですが「貧しい国」の人が食べる場合はジュゴンであってもグリンピースは文句は言わない。
しかし「食べるより金になる」と言うのは考えを変えるようでここバイスに限ってはイルカを食べなくなっています。(フィリピンの人の食べ方で多いのは細切れにした身を大鍋で甘辛く煮込みます。肴になかなか良いけど怒られそう・・・)


もともとイルカの仲間と人間は同じ生物だったらしいと言うのが進化論の一般的考えで言わば「兄弟」の間柄になるそうです。陸に上が
った人間と海を選んだイルカの仲間が長い年月を経て現在の全く違ったそれぞれの形に進化している。外見的な形は大きく変わったけれど
地球上の生物で「共通の言葉」があれば友達として会話が出来るのは「イルカの仲間だけ」だそうでチンパンジーもオランウータンも及ば
ない知能を持っていると鯨やイルカの研究者達は言っています・・・・。



もしそれが本当ならいつの日か、夏の夕暮れ時にビールでも呑みながらイルカと異常気象や海洋汚染について話したいと思いませんか。
研究者が一番注目し友達になりたがっているのには理由があります。
 それは「これ等の仲間は同種間で絶対に傷つけあわない」からなのだそうです。
陸に上がった人間は宗教や利や権力の為に当たり前の如く喧嘩や殺し合いを続けています。そして永久に収まりそうもありません。とにか
くイルカの仲間も食べなければ生きていけませんから他の動物や生物は食べますが同種間では絶対に喧嘩をしない平和主義者なのだそうで
す。 そんな平和主義者で人を傷つけた記録も無く知能も優れているから友達になりたがっているようです。


イルカのショーを見たことがある人は多いと思いますが、哺乳類なのに「ペニス」が見えないと疑問に思ったことはありませんか?
 雄も雌も居るのですが・・雄には当然ペニスがあります。しかし普段は腹にある袋の中に納まっています。袋と言うより
「割れ目」と言ったほうが適切かも知れないそんなところに隠しているのちょっと見ると縦長の筋が見えるだけです。そこからペニスを出
すのは「勃起」したときで二つの目的で勃起が起こるのだそうです。


一つは人間と同じ理由ですが違う使い方があるんです。人間の中にも呑みに行ったりするとやたら自分のモノを触らせたがる輩や出したが
る輩がいるにはいますが・・イルカの場合勃起させたペニスが「指」の代わりをするのだそうです。人は興味があって何か解らないものや
不思議に思ったものを指で押してみたりつついてみたりしますね。 それを指が無いイルカはペニスでするそうです。非常にリラックスし
た状態にイルカがある場合だとショーのイルカでも(ほとんど死と境目のストレス状態らしいけど)プールを掃除しているとペニスを勃起
させて人に触れて来るそうで昔はこれは擬似性行為と考えられていたくらいです。最近各地でウォッチングが多くなり自然のイルカを身近で研究
する機会が増えてそうでないことが解ったようです。 ちょと触って貰いたい気がしませんか?  
コメント
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