outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

ヨットで海に出ると言うこと

2010年11月12日 18時36分49秒 | 釣り ヨット ダイビング 山登り
昨日のブログを読んで、僕の事を「いい加減な人間」とか「軽はずみな人間」と感じた人が居るかも知れませんが、14年間海の上で生活して、唯の一度も怖いと思った事が無いと、同乗の美由紀が言うほど、大切な所では人が驚くほど慎重なんですよ

先ず何かが発生したら、「命の危険があるか?」を先ず問います。

次に「次の目的地に着けるか?」を問います。

この二つをクリアーしてたら、何も慌てる事は無いんですが・・・

しかし愉しくなければなりませんから・・・特に食べる事に繋がる事は三番目に重要でした

ヨットに限った事ではありませんし、陸上で生活していてもですが、一瞬先に何が起きるか解る人は唯の一人もいません

そんな先が見えない中で、どんな船であっても海に乗り出すと言う事は陸上の場合より、ある面では安全です(殆どの事件は人が起こすので海は人の密度が少ない)が、気軽に車で走っているように、横に停めて休む事は出来ません

例えばエンジンが止まったとします

陸上なら道路の横に寄せて、携帯電話か、通行中の車に頼むか、歩くか、公共交通機関を利用して修理のプロにお願いするのが一般的です

しかし海上を走っているヨットのエンジンが止まったら、セールで安全で適当な水深の場所に移動してイカリを入れてとりあえず落ち着きます。

この場合だと今の日本では殆どが携帯電話が通じますから、プロにお願いすることも可能です。

しかし・・・アンカーを入れる事が出来ない沖のほうの場合だと、携帯電話も繋がりません。

直後に風があるか無いかは「運次第」で日本の場合半々でしょう。

エンジンが止まると電気はすぐに無くなりますので・・・航海計器は使えません。

風が出ても、行く方向が解らない事態が起きてしまったんです。

そうなると・・・潮任せの漂流です

これはロビンソンクルーソーになれるチャンスですから、喜ぶべき状況ですが・・・

流れ着くまでの食料があって初めて、愉しく過ごせます

僕は漂流を心から願っている人なので・・・出港時に食料はどっさり積み込みます

世界一周中は常に一ヶ月以上の余分を積むようにしていました。

日本に戻ってから数日の航海でも10日分の食料は余分に積むように心掛けています

余って捨てるようになってしまう事はありますが、「海上移動」という特殊な状況で、もしも島影にアンカーを入れることが出来る場合でも、海で起きた事は自分の力で解決(応急処置ででも)して、数日掛かっても助けを呼ばず、次の目的地まで船を持って行くのが、シーマンだと思っているからです

そんなんで、人の船に載せて貰っても、緊急食料とお酒は非常に気になって、事前チェックを怠りません

皆さんも海に出る場合、助けが呼べる海はほんの少しの面積しかありませんから、日頃からその習慣をつけておくのは大切と思いますよ。

今日の写真は「伊予郡中港」で台風避難中に慰問に来てくれた中野氏と辻井氏とホロホロ乗り組みの奥原氏です。

中野氏の手作り餃子で鍋をして愉しく過ごしました

写真をクリックすると大きく見えます。

忘れていました

今日の僕は、近所の家庭菜園を丁寧に観察して「我が家が一番」と喜びながら、西方山に登った後、倉庫ハウスの工作場を片付けて、掃除機をかけると昼前。

美由紀と二人徳島へ出かけて昼飯を食い、野暮用を済ませて戻ったら夕方

久しぶりに愚息が帰ってきたけど・・・

我が家も色々大変です
コメント (2)
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