outdoor life by mizota

ヨットでのクルージング日本の名山に登るキャンピングカー旅ダイビング野鳥撮影ジギング等溝田正行がした事する事を報告します

ヨットの部品作り

2010年11月11日 20時38分32秒 | 釣り ヨット ダイビング 山登り
車だと、納車されたら殆ど何もしなくても、完全ですが、ヨットと言う乗り物は、世界一周中も常にそうでしたが、新艇が納入された時でさえ「不完全」な乗り物なんです

こんな乗り物は他に無いと思うんですが・・・新艇でも雨が降って室内に水が入っても、物入れに水が溜まっても、自分で直すのが当然であり、これがヨットの愉しみなのだと、歴史が長い欧米諸国では普通に言われています。

不完全な状態から自分で自分流に仕上げるのがヨットなんです。

しかし日本人は楽しみ方を知らない人達が結構居て、販売店やメーカーにに文句を言う人も時々居るそうだねと外人から笑われた事もあります。

そんなヨットですから、特に外国艇の場合、命に別状が無いトラブルは新艇から無数にあります。

まして長く使うにつれて、益々不具合箇所は出てきます。

それを「優先順位」でその時々に何らかの対策をしながら世界を周るんですが・・・一時も完全な状態になった事はありません

どれ程手を掛けても、完全にはならないのがヨットで「完全に整備が出来たら世界一周に出る」と10年、20年毎日ヨットに来て朝から晩まで整備を続けて年老いたヨットマンは笑い話になりますが、実際に星の数ほどいます

僕の場合ニュージーランドからフィジーまでの七日間、毎日200リットル程度の原因不明海水浸入があっても「どこからかな~・・」程度で、その程度なら簡単に排水できるので「沈む心配は無い」と平常通り、爆睡釣りをしたり、晩酌をしながら航海できる性格だから、整備に時間を費やすより、命に別状がなければ「遊び優先」(到着後数日して傘を出そうとして、雨具入れにしていた部屋のハル部分(船体)の窓が閉まってなかった。ヒールした時にその窓が時々水中に没していたらしい)

そんな具合で、危険感知能力に欠ける神経質な人や小心者には気になる箇所が沢山あるんです

もしかすると・・・一人で簡単に乗れる小さなヨットに変えようと思うと、ホロホロを何処かに嫁入りさせなければなりません。

その相手が・・・ヨットの事を解ってなかったら・・・と考えて、特にどうと言う事も無い箇所の修理をして、愉しもうと昨日から取り掛かっています


解りにくい説明になりますが

昨日、ホロホロの舵の遊びが多すぎるのを修理する為に、舵輪部を分解したんですが、そのついでに、舵輪を固定する(固定の必要性は無いが)部分のネジが馬鹿になっていたのを、家に持ち帰っていました

ヨットの部品などと言うのは、殆どが外国製で、それも多く出回っているもので無いから、作れるものは自分で作る事になります

今回「ネジ」と書きましたが、親指サイズの鋳造真鍮にメスネジが三つ切られているものですが・・・これが真鍮製だからネジ山が弱く飛んでしまったんです。

それで強い材質のステンレスにしようと思って・・・朝から倉庫ハウスの工作場で頑張っていたんですが・・・タップ(メスネジを切る道具)が折れてしまい

その後の作業も考えて、「(株)いまぢ」の会長に応援を頼みました

会長の工場へ行けば機械や工具が何でも揃っているし、何と言ってもプロですから

そして手伝ってもらって(殆どして貰ったが)完成

でもこんな親指程度のサイズの部品でも、作るとなると二人で丸々半日掛かりました

そして会長と津の峰山の中腹にある展望所まで上がって、橘湾から紀伊水道を眺めて帰って昼食。

オーストラリアの友達からメールが来ていたのに、英語の文章を書くのは苦手だから、そのままになっていたのを、頑張って書いて、他のメールにも返事を書いていたら・・

スノーグースの山本氏が阿南へ来ていると電話

迎えに行って、デッキで四時になるのを待って・・・ビールを飲み始めました

山本氏は先日、僕が別府から徳島へ向っていた頃、瀬戸内海の7つの島々で行われた「瀬戸内アートフェスティバル」にヨットで出かけていた話を聞かせてくれました

期間中人気が急上昇して延べ100万人が訪れたと言う芸術祭は、自然の中で素晴らしかったそうです。

隔年毎に今後も開催されると言うので、次回はぜひともホロホロで乗り込みたいと思っています

汽車の時間を見て、駅まで送ったんですが・・・暫らくして「間に合わなかった」と電話が

山本さんゴメンナサイ

今日の写真は別府からの帰路、徳島ケンチョピアで帰還宴会を済ませた翌日、橘港へ向うホロホロを見たとメールで送られてきた写真です

撮影は森本氏。

同じくその少し後でホロホロを見たと八十氏も写した写真を届けてくれました

写真をクリックすると大きく見えます
コメント (2)
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