昨日悩んだ末に決めた危険な戸隠山登山。
夜中によくよく考えると74歳の老夫婦が登る山ではないような気がして山を変えました。
同じ二百名山ながら安全でコースタイムも短い飯綱山。
前に登った時も視界が良くて大満足でしたから360度の視界を楽しみにちびっこ忍者村から西登山道を登りました。
5時20分に登り始めた時は山の上は雲の中でしたが登るにつれて雲が消えて視界が広がって来ました。
西登山道は振り返るとすぐ近くに北アルプスの北部の山々を身近に南の槍、穂高、笠から御嶽山
中央アルプスから南アルプス、富士山から八ヶ岳。浅間山まで見えます。
この視界だけでも二百名山の価値ありなんですが頂上に
出ると360度の視界で妙高、火打の向こうには日本海。群馬の山々など日本海から太平洋側の富士山まで見えて日本の本州島が本当に小さな島だと感じます。
こんな山は幾つかありますが山に登ると下界の考えが小さく思えます。
頂上に着いたのが8時で一時間程視界を楽しみながらおやつを食べてコーヒーを飲みました。
登りで脚の調子が良かったので下山は遠回りだけどメノウ山を回る周回コース
登り返しがありますが平均的に登山道は緩やかでリハビリのようなストレッチの効果もあって膝の痛みもたいしたことなく下山出来ました。
全行程が短かったこともありますけど。
下山してキャンピングカーを昨夜の場所に移動してシャワーを浴びて二時間余りリハビリストレッチをしました。
明日は天気が悪いので休養。
明後日は日曜日なんですが高妻山に登るか戸隠山に行くかでまた悩んでいます。
高妻山はコースタイム八時間20分だから今の私なら10時間では無理と思います。
戸隠山は七時間20分ながら極めて危険だからどちらに行っても途中リタイアになると思います。
歳をとると言うのは哀しいですね。
先日思ったように登れないから三百名山制覇の先輩、神戸の高橋氏に電話した時に聞いたショッキングなニュース。
高橋氏は80歳を超えてはいますが退職前からキャンピングカーを買って、それで奥さんと一緒に三百名山を登っていました。
同じ三百名山を目指してますから20年程前から何度も登山口や登山道で会い、一緒に登ったことも何度もあります。
去年も数日一緒に山登り旅をしたし、ここ戸隠高原でも一緒だったことがあるんですが20年以上乗ってきたキャンピングカーを先日手放したと言うんです。
聞くと家族が年齢的に大きな車で長旅をする事に反対なんだそうです。
実際高齢者の取り返しがつかない事故は沢山起きています。
それを思うと潮時かもしれませんがもう一緒に行けないのは寂しいです。
そんな私も74歳、潮時は日々近づいて来ています。
一年なんてあっと言う間で誰もが歳をとりますが、、、哀しいですね。