「教諭の夫が女子生徒にいたずら」と振り込め詐欺
「教諭の夫が女子生徒にいたずらをした」と妻にうその電話をかけ、報道機関への告発を防ぐ示談金名目で現金をだまし取る「振り込め詐欺」が、長崎県内で2件起きたことが14日、分かった。
同県警捜査二課によると、同県西彼杵郡内の主婦に2月下旬、夫の同僚教諭を装った男から「夫が女子生徒にいたずらをした。表ざたにならないよう、500万円を振り込め」と電話があった。主婦は100万円を振り込んだ。
3月下旬には北松浦郡内の主婦に「(被害に遭った)女子生徒の親が報道関係者だ。500万円を払えば取りざたされない」と電話があった。この主婦は、全額を指定口座に振り込み、その一部が首都圏で引き出された。
県警は、教職員名簿を使った同一犯とみて捜査している。
ZAKZAK 2005/04/14
……あるんだ、長崎にも教職員名簿って。違うか。
山形の学校に勤めている読者以外には説明が必要かも。わたしが今回とりあげる通称『教職員名簿』というのは、山形教育用品という教材の業者が毎年発行しているもので、かなり立派な装丁。正式名称は『山形県教育関係者名簿』。1冊5,000円もする。載っている内容は県内の各学校や教育委員会の住所、電話番号、メルアド、学級数、児童生徒数、そして学校事務職員が旅費請求のときに使う「旅費基準地」というマニアックなものまで。長崎のそれとは指すものが違うのかもしれない。東京などはなんと都教組が作成したりしている。
高価とはいっても、これはものすごく便利な存在なのである。公費で購入していない学校は県内に一つもないと断言できるし(反証は次号)、個人で購入する人もかなりいる。わたしも支部長時代は買ってました。載っている情報が過去のものになっても、一種の年鑑として機能するのでコストパフォーマンスは高い。
しかし問題になっているのは、この名簿には職員の住所まで掲載されていることなのだ。
ファイル2につづく。画像は三池崇史の「監督中毒」天才の仕事の秘密(その量についても)がここにある。